【東方花映塚】ネット対戦の手引～2021年版～

2021年11月19日 19:11

これは対戦型弾幕STG『東方花映塚　～ Phantasmagoria of Flower View.』のネット対戦のやり方をまとめた記事です。
ゲーム内蔵の機能ではなく、現在最も安定した対戦が行える外部ツール『Adonis』を利用した説明となります。

※2022年4月25日にsteamにて東方花映塚が配信されました。心配された互換性ですが、特に問題なくadonisによるネット対戦が行えるようなので、この記事の内容はそのまま適用可能です（CD版とsteam版での対戦も可能）

※花映塚のゲームフォルダがprogram files(x86)またはデスクトップ直下である場合（おそらく権限の問題で）adonisからゲームが起動しないトラブルがあるそうです。steam版でadonisからの起動に失敗する場合はフォルダを移動すると直るかもしれません（※20230528追記）

※steam版によるRemote Play Togetherを利用した対戦方法はこちらにまとめてあります

https://note.com/yuki_yuhime/n/n2177ccbb855c

詳しいことは省いた簡単な手順

・東方花映塚をver1.50aにアップデートする
・adonis rev.4をDLし、花映塚（th09.exe）と同フォルダに入れる（※）
・readmeをよく読み、adonis_config.iniを設定する
・adonis.exeのプロパティから互換モードを設定する（WindowsXP SP3を指定）（rev.5の場合は設定不要）
・adonisを実行し、自分が凸待ち側ならs、凸する側ならcを押し、必要項目を入力して対戦を行う

※現在、ネット対戦にはadonis rev.5の使用が推奨されています
※rev.5はtest版であり、rev.4の使用者を前提とされているため、rev.4をDLした後に本記事の該当トピックを参照してください

自分がサーバー側（凸待ち）をする場合にはポート開放が必要

デフォルトの設定ではUDP17723番のポート開放が必要です。
ポート開放の方法は『ルーター IP固定化』『ルーターポート開放』この2つあたりでググれば出ると思うので、自宅のルーター・PCに合わせて設定してください。

次に、クライアント側（対戦者）に自身のグローバルIPを伝えてください。ローカルIPではダメです。

自分がクライアント側（相手に凸）をする場合

サーバー側の人のグローバルIPを聞き、接続先IPを入力してください。
ポート開放は必要ありません。

adonis rev.5（adonis2）について

ダウンロード先 → adonis rev5 test版の再配布場所

rev.4からの主な変更点は
・同期ズレの問題に対応
・対戦自体の安定化
・互換モードの設定が不要（windows10使用、環境依存の可能性あり）

rev.4よりも基本的には高性能となっているため、test版ではありますが、現在ではrev.5による対戦が勧められています。
対戦には両者rev.5を使用する必要があります。

他にも変更点があるため、readme.txtをしっかり読んで使用してください。
rev.4を基準として書かれているため、まずはrev.4をDLしてreadme.txtをきちんと読んでください。

.iniファイルの便利な設定項目

まず前提として、『adonis_readme.txt』をしっかりと読んでください。
設定ファイルはrev.4では『adonis_config.ini』、rev.5では『adonis2.ini』になります。

[PlayerName]（[Profile]）　：対戦時にお互いに表示される名前です。匿名利用したければデフォルトのままでも良いです。
[Window]　：ウィンドウのサイズを大きくできます。フルHD液晶であれば Width = 1280　Height = 960 あたりがおすすめ。
[PlaySound]（[Sound]）　：マッチング時・同期ズレ時に通知音として利用できるので、何でも良いので分かりやすいSEを設定しておくと良いです。

対戦できない場合の互換モードについて

adonis rev.4を自分の環境（windows10）で試したところ、
・花（th09.exe）のみ互換モード→起動NG
・adonisのみ互換モード→起動OK
・両方互換モード→起動OK
となったのでおそらく互換性の設定はadonisのみで良いが、環境によるかも。出来ない場合は各自変えてみてください。

adonis rev.5を使用する場合、互換性の設定は不要なようです。（環境依存の可能性あり）