会社でYouTubeを始めた理由と簡単な振り返り
今年からYouTubeを使った採用活動を始めた。会社のアカウントとして「CLEAVE log TV」という名前で社内ネタや就活に関わる情報などを配信している。
なぜ動画を始めようと思ったのかと、簡単な振り返りをしてみようと思う。
◆YouTubeを始めたきっかけ
もともとYouTubeを始めたいと思って作戦を練っていたわけではない。以前から遠方やどうしても日程が合わず会社説明会に参加できない学生向けにオンラインでの個別会社説明を実施していた。
ただこれは非常に非効率的で、1人ないし2人に対して90分程度の時間を割く必要がある。他の選考や業務も並行して行っているチームに負担がかかっていた。
そこで解決策として、会社説明動画を撮影しYouTubeで限定公開にすれば手間が省けるのではないかと思い、早速実施した。それと同時期に、新型コロナウィルスと感染拡大と非常事態宣言が発出されリアルでの説明会ができなくなったため説明会動画の活用が急激に進むことになった。
また、うちの会社は本社以外で業務をしている社員も多く、学生との社員座談会を開催しにくく社内の雰囲気や働いている社員の人柄をもって知りたいという声が多くあった。
会社説明動画が思ったより効果的だったため、社員インタビューなどの動画を撮影してアップすれば学生は好きな時間に見たい社員の動画を視聴し、企業理解などに役立ててくれるのではないかと思った。
これらがYouTubeを始めた主な理由だ。
https://www.youtube.com/channel/UCJHMbBwEc8sDj_uI4IrxO_g?view_as=subscriber
◆効果
動画は思った以上の効果があった。
精緻に集計をしているわけではないが、エントリー数は昨年(20卒)比で約2.5倍。地方の学生も多くエントリーしてくれるようになった。
また広く宣伝したわけではないが、社員インタビュー動画なども見てくれており、選考時のアンケートで「動画が良かったです!」など書いてくれる学生もいる。
提供しているコンテンツ自体は変わらないが、提供方法を工夫することでここまでの成果があるとは正直驚いている。
◆見えてきた課題
エントリー数が多くなったのはうれしいが、その分選考を受けてくれる学生も多くなり内部オペレーションの改善が必要になってくる。
現在では、全ての選考をWEBとリアル両方で対応可能にしており、1人が1日で対応できる人数を増やしている。
また我々の採用基準は変わらないため、対応する人数が多くなってもぶれないよう日々の目線合わせにはすごく気を使っている。
対応する人数が多くなるとどうしても疲れもたまるし判断力も鈍るし基準がわからなくなることもあると思うので、選考ごとの振り返り(担当者向け)も実施したりしている。
課題はまだまだたくさんあるが、YouTubeの活用という新しい変化を起こせたのはとても良いことだと思うし、これからも常に最善の方法を模索して行動していきたいと思う。
2020年9月1日 永田勇気
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