【インク沼】Fonteの万年筆がとっても優秀
言ったかどうか忘れましたが、実は今年の初めにPILOTの七福神というカラーインクを買ったんですよ(ミニボトル7色セットの方)。
創立百周年記念限定インク、なくなり次第終了……と聞いて限定に弱い私はそれだけでソワソワしてたんですが、発売から2ヶ月ほど経った頃に知ったというのに近所の文具店にミニボトルのセットの在庫がまだ残っていると知り、その場で取り置きをお願いして(その時手持ちがなかった)買ってしまったんですね。
で、買ったはいいんですが、さてペンはどうしようと。買った当初はガラスペンで使う予定だったんですが、ガラスペンのサリサリした書き味が自分にはどうにも馴染まなくて(あと筆圧が強いのでガラスペンはかなり怖々使わざるを得なくて)、7本分ともなると総額が嵩むけどkakunoのクリア軸を買うしかないのかなあ……でもコンバーター別売りだし、黒のインクカートリッジが7本も余るのもなあ……と悩んでいて、なんとこの年末差し迫るまで結局一度も七福神使えてなかったんですよ。
で、今日別件で文具店行ったついでに安い万年筆を見てみようと思いまして。そうだプラチナのプレピーでもいいな、あれの0.3のクリア軸買って、プレピー用のインクカートリッジなら安いからいっそ新品の中身出しちゃって百均の注射器でインク注入して使うとか、などと考えながら安価な万年筆のコーナー(その店では普通の万年筆から離れたところに普通のボールペンとかの隣にコーナーがあった)を見てたら、プレピーの隣に見慣れない万年筆を発見しまして。
そうです、タイトルにあるFonteの万年筆です。
インクの見えるクリア軸、キャップにクリップも付いていて、カートリッジでなく最初からコンバーター付き。ペン先は細字のみですが、それでなんとお値段600円(+税)。カ、kakunoとPILOTのコンバーター買うのの約半額…だと…!?!?
買うしかない。
という訳でとりあえず1本買ってみまして、七福神の「寿老人」を入れてみました。
結論:すごくいい。とってもいい!!!
細字とは言うものの、書き心地もインクフローもかなり良好で、カクノの細字よりプラチナのプレジールの中字に近い太さ(カクノの中字は持ってないので…)。カラーインクも十分楽しめそう。
ひとつマイナスな点を挙げるなら、キャップを外して頭に付けた時の安定感が悪いので外して使う方が良さげなことですが、コンバーター付き&カートリッジ無し&クリア軸でこのインクフローでこのお値段なら全っ然許容範囲です。
という訳で、近い内にあと6本買おうと思います(笑)。
あと、「寿老人」の方もすごくいい。これを最初の一色に選んだのは紫のインクは使ったことがなかったからなんですが、濃すぎず薄すぎずの絶妙な紫色(ちょっと濃いめの藤色のような)で、本当に綺麗だし、乾きも比較的早いです。残りの6色も使うのが楽しみ…!!!
余談ですが、無印の万年筆がヨーロッパ規格のインクカートリッジが使えると知って即買いしたエルバンのオリーブグリーンは、ほぼ日手帳に使うにはあまりに乾きが遅くて手帳用にするのを諦めました…。吸い取り紙がいくらあっても足りないくらいべったり付く……。インクが、というかトモエリバーと相性が良くないだけなのかな? カラーインク沼の住人ではありますが、紙の方はあまり色々模索していない(トモエリバーとMDペーパーコットンが個人的2トップベスト万年筆の友)ので、他の紙ならそうでもないよという場合は教えていただけると嬉しいです。
更に余談ですが万年筆沼住人の方々には恐らく定番であろうグラフィーロとヌルリフィルは試して、グラフィーロはMDペーパーコットンに近くて好きな感じだったんですが、ヌルリフィルは自分の筆圧が強いせいかあの特有の書き味がどうにも馴染みませんでした……。あと、どっちも地元では通販でしか手に入らないので、つい使うのを惜しんでしまって。トモエリバーはほぼ日手帳でざくざく書いてるし、北海道旅行に行った時に大丸藤井セントラルでトモエリバーのノートを買ったし、MDペーパーコットンは最寄りの文具店でもノートや便箋が買えるので、惜しまずバンバン使えるのが良いです。貧乏性ですみません(苦笑)
久しぶりにここで好きなものについて語りました。楽しかった!
それではまた明日。