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【N高】1年次スクーリングに行ってきた!

あけましておめでとうございます。
あるいは、こんにちは。
前回の記事は少々言葉足らずだったかな…と反省しています。本文の内容でいうと、確かに当たり障りない回答よりも、多少偏った回答のほうが考えさせるというコンセプトには合っているのかもと、考えを改めています。

というのは置いておいて、
今日は、2週間ほど前にあったN高スクーリングの感想と、そこで得たものというテーマで書きます。
夏のスクーリングはオンラインだったため、これが初めてのリアルスクーリングになります。これから(おそらく来年以降)の方の参考に、または興味がある方はぜひ。


ルポ

どこで

わたしの場合、住んでいる所の近くに会場があったため、そこの会場で参加しました。1・3年次スクーリングの会場は、複数ある会場のなかから選べるようで、県内だけどバスで1時間くらいのところから来ているという人もいれば、近隣の県から来ている人もいました。
わたしの教室にいた生徒は20人くらい。大きい教室でやっているところもあったようです。

どんな人がいるの?

母が友達から聞いた話では、孤立している人とつるんでいる人がいる、ということでしたが、わりとその通りですね。

普段別の場所で喋っているのかな?という人たち同士が常に近くにいる感じ。おそらく通学コースの人だと思います。そうでない人は基本ぼっち。ちなみにわたしはネットコースなので、3日間孤立してました。

外見的な特徴としては、N高のYouTubeなどでの動画でディスられてそうな人(いわゆるチー◯、いやそこまでではないが冴えない印象の人)や、金髪ギャル、not金髪のギャル、ヤンキーっぽい男子(ガタイが良くて、髪を一部染めていたりする)など様々。わりと普通の高校にいそうな人もいましたね。あと正直ヤンキーはちょっと怖い。体格差がエグいです。

授業

特別活動以外の各科目は、教科書の単元から2ページ分くらいをピックアップして、それについて説明する授業です。特別活動&総合と、他の教科に分けて振り返ります。

・特別活動
近くの人と4人くらいで班をつくる。スライドを用いた座学パート→自己分析系が多いワークシートに記入→それをもとに班で話し合い。1コマ50分。

ちなみに、初日の同じ班の方々は、わたしと同じく孤立している方の人だったようで、求められたこと以外は喋らない、若干どころかかなり気まずい雰囲気ではありました。

特別活動の内容は、コミュニケーションの取り方とか、性格診断とかのもので、気まずい空気なのもあって大変な思いをしたと記憶しています。

・他の教科(普通の授業)
教科ごとに別の教師がやってきて授業する。こちらもスライド×プロジェクター方式。プリントを配るので教科書は必要なく、持ってきている人は少数。ちなみにノートは持参任意ではなく、持ち物リストに入っているものの、使うことはありませんでした。1コマ40分。

前述のとおり、教科書(数ある教科書のなかで最も簡単なもの)2ページ分くらいの内容なので難しいことはありません。中学生(何なら小学生)でもわかる内容です。とはいえ、授業を受けている感を出すのが大事だそうです。単位取得要件が認められないこともあるらしい。

・体育
わたしの場合全部で3コマあって、うち2コマは実際に体を動かす実技。前半はストレッチ、後半はパラスポーツのボッチャを体験しました。(あんまりバリエーションはないらしい)もう1コマは座学でした。


どの時間も、最初の10分くらいは出欠フォーム記入&教師の自己紹介からの雑談で、授業時間は30分くらいでした。授業後にアンケートもあるので、実際にはもっと短いかも。

教師

ぼっち勢としては、教師の言う事に集中するほかありませんし、それなりに集中して話を聞いていました。

そこで気づいた共通点

みんなゲーム好き!

8人くらいの教師の自己紹介のうち、6人くらいはゲーム好きと言っていた気がします。それもかなり依存?レベルの人も多くて、自分の人生はゲームが中心だ!(休日は20時間ゲームだったかな)という人も。N高らしいとも言えます。が、みんなゲームしかないのかい!って気もちょっとします。

情報の教師の人がLoLの魅力を語っていたのが印象的でした。

あと、先程フォーム入力&自己紹介で10分と書きましたが、そのうち5分ちょっとが自己紹介の時間で、教師がスライドを使いながら趣味などを紹介する感じ。テンポ感が良い人と、そうでもない人がいました。

授業を飽きさせないよう、努力しているのが伝わってくる人が多く、頑張っている感がでちゃっているとも言えますが。大阪出身の国語の先生は、天然でトークが上手いタイプだと思いました。ほかは普通でした(わたしの主観)チャウチャウの話。(使いまわしらしいけど)

ちなみに教師の年齢層は低くて、
この人はアラフォーじゃないかな…って人は一人くらい。あとは20代に見えました。

とりあえずの感想

まあ正直楽しかったり、面白かったりするものではないです(これまた個人の感想です)。コミュ障同士で会話させられる授業、一瞬で終わるような内容を30分くらいかけて説明する授業など、辛いし、退屈だし。

しかし、この3日間のスクーリング(+1日のテスト)が終われば、その年の単位取得に必要な条件は満たしたも同然。(家でのレポートが終わっていればですが)1年にたった4日の登校でいいわけなんですね。そう思えば、それくらいは我慢できます。

スクーリングで得た気付き

ただいやいや行った、という感想で終わるのも良くないので、気付きをいくつか書きます。

・自分の至らなさ

いろいろと、あります。スクーリングでちょっと黒歴史が増えたまである。いやそれは大げさかな。

個別のエピソードについて言うと、例えば特別活動の授業で「2文字漢字、3文字カタカナでお題の言葉を表す」というゲームをやりました。(あとで調べたらゴモジンっていうボードゲームがあるらしい)そこで何か、全く思いつかなくて、いっしょにやった人に申し訳なかった。ワードセンスが壊滅的なんですよね。ずっと家にいた割には、SNSを自分ではやっていなかったので、言葉を考えて人に見せる?経験が皆無だったのです。
1ゲーム終わったときに、これ良かった!みたいな回答を教師がピックアップしたりするのですが、いや全然思いつかなかった…ってものばかり。他の人が考えた5文字で何を表すか考えるターンも、わからなすぎて申し訳なかった。

もっと気楽に生きようよ。って自分自身に言いたくなる。ウン.

あとは、班で会話するパートでわたしのところだけ時間が余っていたとき、ワークシートの触れなかった部分について余計なことを喋って気まずくなったり。

やっぱコミュ障だわ、的な。   辛い。

自己中なんですよ。わたしが。


・自分自身について以外の気づき

ズバリ、勉強ができない人が存在するということ。

わたしはこれまで、勉強は家でひとりでするものだったし、試験を受けるときも他の人の学習状況に直接触れるわけじゃない。難関資格を受験していたのもあって、中学レベルの勉強で苦労する人なんて考えもしていなかった。

しかしここはN高、いろんな人がいます。中学の成績が悪くても入れますから。実際わたしの親戚に、現在不登校・ゲーム漬け・勉強苦手で、地元の工業高校かN高を検討している人がいます。
逆に東進の統一テストで名前が載っている人もいたりしますが。


英語の授業のとき、習った文法を使って文をつくる→隣の人と見せ合う
というのをやりました。(〇〇国では〇〇語が話されています。〇〇がその国では食べられています。〇〇が知られています。 ←こんな感じ)
スマホで調べながら書くことを許されていて、自信のありそうな人もスペルチェックとして使っていたようです。
見せ合って音読するとき隣の人が、
(Statue of Libertyを翻訳で出した)
「なにこれ?スタチューオブ…?わかんない」
って言っていて、

この人は、中学英語でつまづいたんだな…
と思いました。

わたしは小5から公文式で英語を先取り学習して、小6時点で英検3級(中卒相当)を取っていたため、中学英語でつまづくこととは無縁でした。親がその時点で始めさせた(てくれた?)甲斐あって、というべきなのかもしれませんが。

繰り返しになりますが、わたしは中学の勉強というのは基本的に挫折するものではないと思っていました。

わたしはその人や他の、勉強のわからない人を見下したいわけではないのです。いや、スクーリングに行く前は、無意識に見下していたかもしれません。

がしかし、社会においてといいますか、そういう、中学の勉強がわからないまま大人になったという人も、結構いるのではないかと。N高内でもそうだし、普通の高校のうち非進学校の占める割合とか、大学だっていわゆるFラン大学のほうが多いですし。

そうだとすると、むしろそういう人たちが社会でどう生きるかのほうが、わたし一人が何か成功するしないとか、有名私立中高一貫校の人たちが難関大に入って就職して安定とかいう話より大切な気がしました。(なんか変かも)

実際、その英語がわからなかった隣の人は、ペットショップでバイトしていると聞きましたし、普通にかわいい女の子だったし(?)、バイト経験なしのわたしより偉いじゃん。というか

ちゃんと社会を構成している(?)というか

プロフにもある通りわたしは東京大学を志望していて、それなりに高いレベルの考えを持った人と関わろうとしているわけですが、勉強の得意ではない人たちの存在というのを、常に意識はしておきたいと思いました。


冗長になってしまったのでまとめると、
・スクーリングで勉強ができない人というのを認識した
       ↓
・わたし自身は勉強できる人を目指している
       ↓しかし
・社会では勉強できない人が思ったより多い説
       ↓ならば
・念頭に置くべきではあると思う

(?)が多かったですね。

考察

なんでこうも必要以上に書いているかと言うと、これからの時代、人間の仕事がAIなどの発達により代替されていくことを考えると…

(書きにくい話題)

勉強ができない人たちが就ける仕事というのも少なくなるのでは、と考えられます。ちょっと別ですが事務仕事みたいなものも減っていく(べき)と考えています。

まあ現実問題、数十年前から"未来にはロボット化が進んでいるはずだ"とか言われていたでしょうが、実際ロボットに代替されていない仕事というのは未だ結構ありますよね。むしろ接客業とかキッチンでの調理とか、アルバイトでやるような仕事は残っているっちゃ残っている。
(寿司のシャリを握るロボットが頭をよぎる)
調理業務は減るかも。なんてね。


なんか書き散らしてる感が出てきたので一旦ここまで!
テストについても軽く書く予定です。



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