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英語学習、どうやるか〈前編〉~わたしの英語遍歴~

導入

先日英検1級1次試験を受けて、その自己採点結果が、LR均して7割程度だったのですが、W(ライティング)でボロボロになってしまったので落ちたかな?という状況です。

今回、わたしはTwitterの受験界隈で活躍するとある人(正確にはその娘)を、勝手にライバル視しながら受験したのですが、そのとある人は英語にすごく苦労されているようで(今度また取り上げたい)、1級受験は3回目だそうです。

Twitterの投稿、ブログ記事を読む限り、やりかたに問題があるだろうと思ったので、わたしも文句を言えた立場ではないかもしれませんが、今回は英語学習の方法について考えてみたいと思います。科学的(SLAなど)な考察は一切なく、わたしの実力も精進が必要なレベルである点、ご了承ください。

あらかじめ決めておかないと脱線しまくるので、全体的な流れを。

わたし自身が今までにどんな英語学習をしてきたかを書いた後、
目的・開始時期・主な学習方法に分けて、持論を書きます。今回はわたしの学習歴についてです。

わたしの英語学習遍歴

スタート時期

はじめて英語に触れたのは、保育園時代に希望制であった英語教室です。アメリカ人講師1人と、子ども5人くらいで英語のテキストを勉強していたようです。とはいえここで多くを学んだわけではなく、明確に恩恵を感じたのはアルファベットくらいですね。

やっててよかった(?)公文式

本格的に勉強し始めたのは、小学5年生のころ。くもんの英語を始めました。

くもんの英語は、2A(厳密には3A)~C教材までオールカラーの冊子になっていて、そこに印刷されたマークの部分を専用のペン型機器(e-pencil)で読み取ることで音声が再生されます。その音声をひたすら真似して音読することになります。

ちなみにA以降は学年対応という形をとっていて、例えばAは小1相当、Iは中3相当のようになってはいるものの、一部の単元を削っていたりするので、実際には学校でやっていることと結構違います。

内容としては、Aまでは英単語のみというところで、身近な食べ物(potatoやonion)からはじまり、動詞をいくつか知るくらい(walkやdrink)まで。B、C教材になると3~5語程度の簡単な文を扱います。

一教材あたり200ページ(例A1,A2それぞれ100ページの冊子、D以降プリントになってからは表裏のある200枚×2)なので、1日に何十ページも進めればすぐに終わってしまう量です。わたしはAが終わるまでは20~30ページ、B~Cは10ページ進めていたと記憶しています。

D教材以降は表裏のあるプリント形式になっていて、Dではアルファベットから、Fくらいになるとスキット(短い会話)の後に使われている文法を練習する形式です。どの教材でも音声をきいて、真似するというのが軸になっているので、ちゃんとやればこれだけでまあまあ発音が上手くなります。

わたしは教材修了テストのときに、(小3くらいの見た目でいながらとても声の低い)ケンというキャラのパートを頑張ってマネして、教室の先生にクスッと笑われた経験があります。恥ずかしいけどなるべくマネした方がいいよね?と思いながらやってました。

打って変わってG以降(一応中学相当)になると、プリントが白黒で一気に地味になります。形式はFあたりと同じ感じ。

わたしはFが終わってGの途中くらいまで1日10枚→だんだん大変になってきて1日5枚のペースでI(中3相当)まで進めました。この時点で小6の夏くらいだったと思います。その後J以降の教材(高校相当)もしばらく進めてはいたのですが、扱う英文の一部に対応する和訳をプリントから写すだけの作業が増えたため、Kの途中くらいでやめました。

今ここであえて言っておくと、公文式で英語をやるならI(アイ)までがおすすめです。J以降は高校で勉強する退屈な受験英語と変わるところがありません(個人の意見です)。

小6の6月くらいに、英検5級を受けて、合格しました。当時くもん以外の学習は特段やっていなかったですね。その後1月の試験で英検3級を受けて、合格しました。このときは、市販の英検対策本(ひとつひとつわかりやすく~)をパラパラっと読んで、過去問を数回分解いてから臨みました。

意外と効果あり?NHKラジオ講座

2020年度なので今から4年ちょっと前、当時の基礎英語2(高田先生)を継続的に聴いていました。その次の年はラジオ英会話(大西先生)を1年間。平日毎日あって、1回15分なのですが、アプリで聞き逃しを放送1週間後に聴くのを繰り返していました。

基礎英語2のレベルとしては、中学2年生相当(くもんと違い本当)で、内容はスキット→文法解説→学んだ文法で文を作ってみる、という基本の流れですね。音声ベースであるという特性を活かし、会話音声を何度か流したり、なりきって真似するパートなどがあります。

この1人で音声を真似するような練習が、わりと効果的だと思っていて、学校の授業とかだと「Repeat after me.~」とか言われて一斉に発音するわけじゃないですか。でもそのときに、自分自身がどういう発音をしているかなんて聞こえなくなってしまうので、それでは発音が向上し得ないと思いますね。

あと、1日に15分だけでも毎日英語に触れる機会ができるというのも、ラジオ講座の大きなメリットです。個人的な話にはなりますが、基礎英語2→ラジオ英会話の期間は、くもん等の他の教材にはほとんど触れていなかったにもかかわらず、英検2級くらいの実力にはなれたので、それなりに学習効果があったと信じています。

ちなみに今は、「ニュースで学ぶ現代英語」という番組だけ聴いています。これも聞き逃しで、ホームページやアプリにスクリプト・解説などが載っていて、無料で使えるので結構おすすめです。

ラジオ講座の是非については後編で。(テキストの価格高騰、他のコンテンツの台頭など)

英検

既に書いた通り小6冬で3級、その後はというとその1年後に準2級、難関資格受験をしていたのでしばらく間があいて、中3の年の秋に2級、冬に準1級を受けて、いずれも(一応)一発合格しました。

英検2級を受けるときに初めて単語帳というものを買って、軽い気持ちで読んで試験に挑んだところ、2級までは余裕があり、準1級も熟語以外はそれなりに理解できました。

英検についても後編で深堀りします。(制度としての妥当性など)

英語参考書

ここから少し、書店に売っているような学習参考書の話。しっかり使い始めたのは中3になってからくらいで、それまではくもんか、NHKテキストか、でした。

書店には英語の参考書が山のように置いてあって、それらを使うことで場合によっては他の方法より効果的・効率的に英語力を高められると思ったので、自分で調べて買って、使い始めました。

(需要不明ですが)いくつかあげておくと↓

・基本文法から学ぶ 英語リーディング教本/薬袋善郎(研究社)
・英語のハノン 初級/横山雅彦、中村佐知子(筑摩書房)

サムネイルにあるこの2冊が結構思い出レベルの本です。

一旦まとめ

ということで、一旦前編をまとめると、わたしの主な学習コンテンツはくもん式英語→NHKラジオ講座→英語参考書という感じでした!中学のワークとかも一応埋めてはいましたが、やっぱり圧倒的に量が少ないと感じます。体感では、そのワークで得たものは残念ながらほとんどありません。英語をまともに運用できるレベルにしていくには、沢山のインプットと、アウトプットの時間が必要って話になってきますね。


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