映画『ドラゴンボール超スーパーヒーロー』を観て思う事(ネタバレ・悪口あり)編集途中 追記予定


※本作への批判、悪口、そういうものを見たくない方は閲覧しないのをお勧めします。
反論などはご自由にしてもらえばいいとは思いますが全く以て求めておりません。

映画館で本作を観て一ヵ月くらいが経った。
記憶も薄れつつあるので、一応何か記録として残すか、と思い何か書いてみる。

何から書いたらいいのか。
基本的に全然面白くなく、全体的に不快な内容であった。

まずは数少ない良かった部分を上げ、あとは不快に思った点でも思いだす度に羅列する形にしようかと思う。

良かったところは、冒頭の、原作パートを描き直した2D作画のシークエンス。

ここは作画監督が中心に手掛けたであろう事はパンフレットの記載から推測された。

見映えもよく、洗練されており、何か可能性のような物を感じさせてくれる
眼福とも言える出来だった。
しっかりと確かな才能はDBの周りに存在しており、別の形で活かす事ができれば
もっと違う何かを産む事も可能なのだという事が伝わってくる。

嬉しさと勿体無さ、喜びと悲しみを同時に味わわせてもらった。

パンフでの、この作監の方の修正指示画像がとても興味深く、見ていて面白かった。
コレを集めた物を資料集として販売して欲しいくらいであった。
「鳥山絵」に対するノウハウやアプローチの、「蓄積」を残す資料として大変価値があると思いますので。

以上。

よかったと思う所は終わりです。

その圧巻の冒頭シーンから、後の本編の落差が大き過ぎて涙を誘います。

3Dを用いての、キャラクター含む、映像表現に関しては、そこまで不満もなければ、
違和感も感じなかった。

これくらいできれば十分だろうし、時代の流れもあるだろうから、一度試してみるという意味でも
やってみてよかったんじゃないかなと思った。

映像がいくらよかろうが、脚本が駄目なのでは話にならないので。

今回の残念なお話を、わざわざ神作画で再現しても詮無いと思うので
そういう意味でも3Dで十分だったと思う。
別に3Dを軽視するわけではないが、労力や込める熱量的な意味で大きく差は出るだろうので。
3Dに移行したがるのも、諸々のコストカットの面もあるのだろうし。

えーと、お話が駄目でした。
案の定駄目でした。
今回の脚本は誰かな~、あ、鳥山先生でした。

いつもの事ですね。
はい、面白くありませんでした。

どこが面白くなかったのか。

って所が、批評なり感想のメインパートなのでしょうが
全部なのでなかなか伝えるのも難しい。

うーん。

まず、この映画自体がいらなかったと思いました。

「ストーリー」的にも、作品的な存在としても。

もう自分からしたら不要なんですよね。
ドラゴンボール(以下DB)にとってドラゴンボール超(以下DB超)が。

原作のDBと似ても似つかない作劇の品質に、登場人物の別人さ、設定の破綻?と疑われるような上書きや後付けの連続。

自分は原作DBの、まあファンではあるので、原作を虐げるようなDB超には不快さしか覚えませんし
到底続編や、公式の「正史」とは思えないので
途中からパラレルワールドとして見るようになりました。

なので遡って、DB超を冠してないタイトルも同じように見ています。「神と神」や「復活のF」など。

今回は「スーパーヒーロー」の感想というタイトルで書いてますので
関係無い愚痴は適当にやめて、この作品の話をしていきたいと思います。

今作のお話のテーマは、ピッコロと悟飯の絆。パンの顔見せ興行とピッコロとの関係性。
みたいなものかなと思います。

(悟飯の活躍は、当初の鳥山先生のイメージにはなく、周りの人間が入れ込ませたらしいですがね。
そうした背筋が凍るような内容が公式twitterで書かれてました)

んで、上述したようなテーマが、この映画に好評な感想を残してる人からしたら、まさに成功していたと感じただろうし
その尊い感想を見た制作陣や脚本の大先生はホクホクなのかもしれませんが、
自分的には全くもって蛇足の、無くていい物にしか思えませんでした。

それらの、今更見たくもないような茶番を表現するために、失ってる物が多過ぎるんですよね。

ピッコロと悟飯はわけも分からない、無理筋な変身や強化が為されて

挙句、マトモにパンを守る事すら二の次にした、危うい、人としてどうかという振る舞いが
キャラクターの人間性を損なわせています。イメージが悪くなります。

この、キャラクターが魅力を落としていく、というのがDB超、鳥山先生主導の近作に共通する
非常に不快な要素であり、今作でもほぼ全キャラに如何なく発揮されておりました。

そろそろ文章的に長くなってきたのでしょうか?

まあいいか。

今作では悟空とベジータが作劇のメインから外されました。
ビルスの住む星だか空間で、修行()に明け暮れます。
登場シーンは非常に少ないですが、それに反して批判のようなものはやたらめったら目に入りました。
少ないシーンでキチンと文句を言わせる、さすが鳥山先生!と思いました。

ベジータがまあ、瞑想してるんですね。したらいいですけど。
悟空が、それに、アホじゃねぇか?って馬鹿にするんですね。
そしたら、イメトレの大切さをベジータがお説教するんですね。
ジレンとかいう殆どの視聴者には、誰?みたいなキャラクターの戦い方を例に挙げて。

でもさぁ、そういう話って全部原作の初期からずっと君達やってきた事でしょ?
というミスター・ポポもびっくりの内容だったもので、君達健忘症なの?って言われてるわけですね。

いや、忘れてるのは脚本の偉い先生であり、それを突っ込まない優しいスタッフ陣のせいなので
しょうがありません。

私が関わってる時だけ悟空がアホになります。というお決まりのやつですね。

こんな悟空は自分としては、悟空じゃないですがね。あほくさ。

そして、今作では地球がいつものように崩壊の危機に陥りますが
悟空とベジータは別の星に居るので最後まで気付きません。
そこの星の人間は誰も気付きません。
通信手段はありますがアイスのカップが被ったので気付けません。
なので邪魔者が入らずゆっくりピッコロさんのお話が描けました。よかったね!

そのまま地球が滅んでたらコイツらどんな顔するんだ?って思うけど
そんなお話は作らないのでなりませんし、DB超の悟空らなら何とも思わないか
後付けのなんとかドラゴンボールなり、お友達のスーパーパワーで復活でもできるんでしょう。
よかったね!

関係ない話が長引いて全然話に入っていけない。
疲れたので
また気が向いたら追記します。