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C-005 変な母さんでいいじゃないか
本日5月5日。子どもの日ですね。なんとなく子育てを振り返り、子どもたち投げかけられた疑問を思い出したので、今日はそのあたりを書いてみる♪
▶︎なんでわたしは怒られないの?
次女がまだ小学校の3年生くらいだったと思う。テストを手にもってわたしに近づいてきて「ねえママ見て〜、70点だった」と言いました。
わたしは『すごいね〜がんばったんだね』と言うと、「なんでがんばったってわかるの?」と次女。
わたしはすぐに『だって、点数があまりよくない時は、ママに見せないで捨ててるでしょ。今日は見せてくれてる!それは自分でがんばったって思って見せたんだろうな〜と思うから』と言うと、次女はバツが悪そうに「えへへ〜」と笑いました。
そして神妙な面持ちで次女はこうわたしに質問しました。
「ねえママ〜、Aちゃんは90点でも怒られるんだって〜、どうしてわたしは怒られないの?」と。
なるほど…そんな疑問がわくのか…と思ったわたしは、わたしの思いを伝えるのにAちゃんのお母さんを悪者にしたくないな〜と思い、気をつけつつこう説明することにした。
▶︎どんな基準を持つか?は自分で決めていい
『Aちゃんのお家がどんな決まり事があるのかはママにはわからないけれど、ママはね、〇〇ちゃん(次女)がどう思ったのか?を大事にしたいと思っていてね。だから、90点がダメだと思うのか、70点でも頑張ったOKと思うのか?それは〇〇ちゃんの中に決まり事があると思うんだよね。自分以外の誰かにダメって言われるから、良いって言われるから〇〇ちゃんが何かをするのではなくて、〇〇ちゃんが《こうしたいんだ!》て思うことをやった結果なら、それは一緒に喜びたいと思うんだよ』と。
そんなわたしの話をじっと聞いている次女に、続けてこうも伝えました。
『〇〇ちゃんがテストを見せたくなくて、捨てていたときって、〇〇ちゃんが自分でこの点数ならOKと思える点数じゃなかったってことだよね?そういうとき、誰かに怒ってもらわなくても〇〇ちゃんがこれじゃダメだって、自分でわかってるってことでしょ。だからそれはもう、ママが怒る必要はないじゃん!だけどね、どうしたら良くなるのか?が、もしわからないまま、テストを捨ててしまっていたのなら、そのときは《どうしたら自分の思う点数になるか》って聞いてほしいな。一緒に方法を考えられるかもしれないでしょ』と。
次女は「うん!わかった!」と言ってニコニコしてました。
そんな会話を聞いていた長女が次女に一言…「ママは変な母さんなんだよ」と。
▶︎ママさ〜、なんで料理するの?
長女が高校生のときの話。もうすっかり大人の会話が成り立つ高校生。学校では親の話をよくするそうで(ほぼ文句)、この日の長女は友人から聞いてきた話をわたしにしたくてしたくて夕飯を作るわたしの後ろをついてまわっていました。
友達の話というのはよくある話で「親がウザい」というモノ。「あれダメ」「これダメ」「あ〜しろ」「こ〜しろ」と言われていて、しかも料理が苦手なお母さんだそうで、いつも惣菜らしいという話。
わたしは『そうなんだね〜、その子がそれが嫌だと思うなら、それは可哀想なことなのかもね〜』というと、長女は「そもそもさ、親なら料理くらいしてほしいじゃん」と。
『そうなのかね〜、別にそうしなきゃいけないとは決まってないんじゃない?人それぞれで…』というと、「じゃあさ、ママはなんで料理してんの?」と。
高校生になると突っ込んでくる…。
なので『ママは自分で作りたいと思うからだね〜。ママにとって子どもをもったからには、ママとしてこうしたい!と思うことをしているだけで、別にそれが一般的な基準だからしているわけじゃない。したいことをする!ただそれだけよ』というと、長女が素晴らしい気づきを得たようで「確かに!ママはこんなにしてあげてるのに!って文句を言わないよね!」と。
『そう!それが一番いらん文句だとママは思っていて、自分の好きでやったことで、あとから文句言いたくなるなら、それはやりすぎってもんでしょ?どっか自分以外の基準に合わせようとして無理してる…頑張ってる。頑張ることは悪くないかもしれないけど、我慢してるってことだから、それは自分に負担をかけていて苦しいよね!?だから、あとで文句を言いたくなる!と思ったラインでやらないことがいいとママは思ってるんだよね』と伝えたら、「そう考えたら、友達のママは潔いのか!」と(笑)
そして続けてこう言い放った…「ってかさ、そんな風に考えるママは、変な母さん通り越して変人だな」と(笑)
▶︎うちの母さんやべ〜奴
その後、長女が高校の友達を家に連れてくるようになる…
何せ、うちの母さん普通じゃない考え方で、やべ〜奴なんだよと友達に話していたらしく、そのやべ〜母ちゃんと話してみたいという「おしゃべり希望」の友達が来るように…。
これけっこう困る話で、決してみなさんのお母さんを悪くは言えないじゃないですか!!みんなそれぞれの事情があるわけで…。
なので、相談にきた子が、自分のママと上手くコミュニケーションをとるには…という視点で、数秘や占星術を使って悩みを聞いていたら、まるで占いの館のような感じになり、みんな泣きまくるし…挙句の果てに、私の親と話てほしいとまで頼まれる。あのときは、違う意味で「やべ〜」ってなった母さんでした。
でもまあ、振り返れば、変な母さんがいることで、社会の常識に苦しんだり、親との行き違いで悲しんでいる子どもたちが、一瞬でも救われるのなら、それはそれで変な母さんで良かったじゃないか!と思うのでした。
まあ、そんな変な母さんだから、ママ友はほぼできないけどね(笑)
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