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【ポケポケ】1000勝トロフィー獲得! ポケポケは神ゲーでありクソゲーでもある

 どうも。杉浦です。
 ポケモンSVではレイド勢で嗜む程度にランクバトルをしています。
 
 ポケモンカードのスマホゲーム『Pokémon Trading Card Game Pocket』(ポケポケ)にて1000勝トロフィーを獲得できましたので、いい機会ですのでこれまでのポケポケ対戦を振り返ってみました。



・100勝トロフィー獲得まで

 ポケポケがリリースしてから半月くらい経った頃でしょうか。その頃は「最強の遺伝子」環境で45勝エンブレムイベントが開催されていて、45勝を達成して「次何やろう?」と模索していた時期だったかと。
 
 ちょうどそのときYouTubeのオススメにVTuberの切り抜き動画が表示されまして、なんとなく視聴しました(おそらくポケポケ関連動画を見ていたためポケポケをしているVTuber動画がレコメンドされたのだと思います)。そのVTuberがどなたなのかはわかりませんが、動画内で100勝を達成するくらいやり込んでいるみたいなことを話されていました。
 
 その話に、なぜか対抗意識を抱いたわけです。いえ別にVTuberの方を見下しているわけではないですし職業差別しているわけでもないのですが、そのときは「明らかにエンジョイ勢(偏見)が100勝しているなら自分も目指さねば」と思ってしまったわけです。当然VTuberの方々には本格的なゲーマーの方もいらっしゃるはずなので、その方に一般人が対抗意識を抱いても無意味なのですが、このときの自分はあまりにも愚かでした。
 
 というわけで45勝エンブレムイベントを再走する感覚でランダムマッチに潜り、100勝達成しました。使ったデッキはミュウツーデッキサーナイトデッキ。サーナイトデッキについては以前投稿した記事をご一読ください。

 一応当時のデッキリストを掲載します。

「最強の遺伝子」環境初期のデッキ



・500勝トロフィー獲得まで

 100勝トロフィーを獲得してから再び目的を模索するなか、ポケポケの新情報が解禁されました。1月にトレード機能実装、そして12月中旬以降に新パック実装というものです。時期は11月下旬頃だったと記憶しています。
 
 このニュースを知って思ったのが「新パックによってミュウツーデッキがオワコンになる前に500勝トロフィーを取った方がいいのでは?」というもの。新パックが実装されれば対戦環境が大きく様変わりするのはわかり切っていること。その前に獲得できるものは獲得しておいた方がいいと考えたわけです。
 
 ということで11月下旬から再びランダムマッチに潜る日々。ただし45勝エンブレムイベントや100勝トロフィーとはわけが違い対戦数を多く稼がなければならないため、毎週の休日はほぼ一日中対戦をし、平日でも隙間時間を作って数戦対戦をするなど、対戦漬けの毎日になりました。
 
 結果としては新パック「幻のいる島」が実装された週の金曜日に500勝トロフィーを獲得。というか「残り10勝で500勝トロフィー獲得!」というタイミングで「幻のいる島」45勝エンブレムイベントが始まってしまったため、エンブレムイベントをちょっと潜っただけで500勝を達成してしまいました。……どうせなら45勝と500勝を同時に達成したかったですが、仕方がない。
 
 その頃のミュウツーデッキサーナイトデッキはというと、壁役として通常ミュウツーを採用していましたが、ただミュウツーは壁としては優秀ですけど序盤の行動が何もできない点が気になりました。というのもミュウツーを壁として出していると、相手にも壁として利用されてしまい相手の盤面が完成してしまうからです。その問題を解消する意図として、通常ミュウツーとは別にガルーラを採用して壁二枚体勢にしていました。

「最強の遺伝子」環境終盤のデッキ

「最強の遺伝子」環境の終盤ではリザードンデッキが流行しており、まあミュウツーでは完成したリザードンを止めることができず厳しい対戦になります。それこそミュウツー側の勝ち筋としては相手が手札事故をしてリザードンが完成しない状況を願うしかありませんね。一応対策を練るために自分もリザードンデッキを使ってみたのですけど、フャイヤーのコインが連続で裏しか出なくエネルギーがついていないリザードンを出さざるを得ず負ける試合があったため、結局は運任せで相性不利を覆すしかなさそうと判断しました。
 
 それを踏まえてみると、「幻のいる島」実装によってミュウexが登場してリザードンにカウンターができるようになったことと、幻の石板のドローによりサーナイトの完成確率が上がるなど、今思うと新パック実装でミュウツーデッキがオワコンになるどころか強化されており、むしろ新パック実装直前が一番のオワコンだったのではと思えてならないです。


・1000勝トロフィー獲得まで

「幻のいる島」45勝エンブレムイベントも達成し、500勝トロフィーも獲得したので、対戦としては一定の満足を得てしまった。だが、年末年始の休み中にやることがなく暇になるだろうことは休み前からわかっていたので、休みを使って1000勝トロフィー獲得を目指すことにしました。500勝トロフィーも半月程度で獲得できたことですし、なんとかなりそうな気がしました。
 
 ということで年末年始にランダムマッチに潜ったわけですけど、せっかくなので戦績を残そうと思い、Excelで適当な表を作って勝敗を記録することにしました。それがこちら。

年末年始のランダムマッチ勝敗記録

 戦績の指標として勝率をみてしまうと、対戦数の多い日と少ない日で偏りが生じてしまうため、目安としてレートを出してみました。ただこのレートも正確なレーティングなどではなく、本家ポケモンのランクバトルで「レート1500スタート」「同格同士の対戦でレート16変動する」を参考に、勝敗数を参照して単純に×16+1500しただけのものでしかありません。あくまで疑似的なレートです。
 
 これを見ると、12月27日は勝率8割以上ですが、対戦数が少ないので疑似レートは低い。一方で1月4日は勝率6割少々ですがレートは1800を超えています。このように勝率と疑似レートを見比べることで自分の戦績としました。……というかポケモンSVのランクバトルでたった一日でレート1800到達は相当化け物だと思いますけど。
 
 そんなこんなで年末年始の休みと翌週の三連休(祝日月曜日の代休として金曜日休み)を使い、無事1000勝トロフィーを獲得しました。まあ年末年始だけではなく、それ以前の「幻のいる島」実装直後のときに様々なデッキを試したくて夢中で潜ってしまったのもありますけどね。今回もまた半月程度で達成できました。

「幻のいる島」実装直後はサーナイトデッキにかけだし調査員を入れてミュウで受け回したり、サポートカードをいろいろと入れ替えたりしましたが、最終的にはこのようなデッキになりました。

「幻のいる島」環境中盤のデッキ

 当初ミュウは壁役として期待したのですが、壁にしてはあまりにも弱いと感じました。よくサンダーexと似ていると言われますが、サンダーは1ターンか2ターンぐらい耐えてピカチュウの準備を整え、スピーダーで下がってピカチュウを通すのが強いのであり、サンダーにエネルギーをつけて行動する動きがそもそも弱いと思っています。一方でミュウを壁にしても、1ターンや2ターン耐えたところでサーナイトは完成しないしミュウツーも精々念動弾が撃てるようになる程度であり、動きとしてはそこまで強くありません。それ以上バトル場に居座ればミュウが倒されてしまい相手に2ポイント取られてしまうのはよろしくない。
 
 また新しいドローソースとして「幻の石板」もありますが、石板で「博士の研究」や「モンスターボール」をデッキの底に沈めてしまうリスクがあるのもいただけない。仮にそれ以外で今必要ないカードをデッキの底に沈めて次のドローの期待値を上げたとしても、デッキには1枚採用しているカードが多くどのカードが沈んでも後々の展開が苦しくなってしまいます。「幻の石板」は「博士の研究」や「モンスターボール」とセットで使うのが強いのであって、「幻の石板」単体で使用してもそこまで強くありません。
 
 この2点、「初手に繰り出しても活躍できる」と「安定したドロー加速」を両立できるカードとしてシンボラーを加えました。代わりに「幻の石板」を1枚採用にしました。
 
「幻のいる島」実装によりサーナイトデッキに入れたいカードが多くなり過ぎた結果、痒いところに手が届かないシーンが増えた印象です。大会上位入賞したミュウツーデッキのリストを見てもそれぞれ内容が異なっているのも頷けますね。


・1000勝を終えてポケポケ対戦について思うこと

 1000勝するほど対戦数をこなした経験からポケポケの対戦について語ると、エンジョイ勢がカジュアルに対戦する分には神ゲーであり、ガチ勢としてガチ対戦に挑んだ途端クソゲーになる、です。
 
 よく「ポケポケは運ゲー」ということを耳にします。まあ対戦中にコイントスしている時点で充分運ゲーではあるのですけどね。ただ、では実力が一切発揮されないゲームなのかと言われるとそうでもありません。
 
 これは体感ではありますが、ポケポケは運が5割、実力が5割のゲームだと感じました。
 
 ここでいう運とは、①カードの引き(手札の強さ)、②コイントス(先行後攻コイントスを含む)、③マッチング運(相手デッキとの相性)であります。
 
 一方で実力とは、①プレイング、②デッキの完成度、③対戦環境の理解度、です。
 
 比較対象として本家ポケモンの対戦で考えてみると、本家ポケモンはそもそも手札の引きとかはなく万全な状態で対戦に挑めますし、ダメージの乱数や追加効果の確率はあれどコイントスのように50%の運ゲーではありません。マッチング運はあるにせよ、本家ポケモンはプレイングと構築の完成度と環境の理解度が勝敗に影響する実力ゲーと言えるでしょう(体感で実力7運3くらい?)
 
 一方でポケポケは対戦における運の要素があまりにも大きいのです。
 
 このあたりが、本家ポケモンと比較して「ポケポケは運ゲー」と言われる所以ではないでしょうか。
 
 実力が互角同士なら運のよさで勝敗が決まり、お互い同程度の運であるならば実力の差で勝敗が決まる。
 
 ただポケポケの対戦では、運の要素が強いため初心者と上級者の対戦でも運次第で初心者の方が勝ってしまうゲームに設計されているようです。そりゃ上級者であっても初心者の先行カスミフリーザーの上振れにはどうしようもないですからね。それにどれだけ強いデッキを使っていても手札事故は発生しますから、上級者でも手札に適したカードが揃っていなければ勝ちようがありません。
 
 先程年末年始の休み中のExcel戦績表を掲載しましたけど、勝率が6割から8割で日によってばらけているのも、それだけ運の要素が勝敗に左右されている証左ではないでしょうか。実際に勝敗を集計しているときに相手の先行カスミフリーザーの上振れでこちらにターンが回ってくる前に1ターンキルされたときも「この負けカウントしなきゃいけないのか?」「何もしていないのに勝率が下がった……」という対戦もありました。では運の要素を除外した実質の勝敗のみを集計した実質勝率を出したところで、結局は都合の悪い対戦はカウントせず勝率9割10割といったところで数字に信憑性がなくなってしまいます。このゲーム、真面目に対戦すればするほど運に左右されてクソゲーと感じていきます。
 
 
これでレート戦とかランクマッチとかやり出したら目も当てられない状況になります。そもそもレート戦というのはチェスなどの運の要素がない競技で採用されるべきものであり、ゲームであれば精々格ゲーなどの実力が発揮されるゲームで行うべきものです。運の要素が強いゲームでレート戦やランクマッチを実施したところで、それは実力によるランクではなく半分運によるランクにしかならず、正しいランク分けができなくなります。ポケポケが今後レート戦やランクマッチを実装するのであれば、少なからず現在の運の要素が大きいゲームシステムを見直す必要があります。
 
 でもこの運要素は初心者やエンジョイ勢にとっては大事なものです。なんだって運次第でガチ勢に勝てるのですから。エンジョイ勢同士であっても、運によって勝敗が決するシステムはエンターテインメントとして盛り上がる要素になるかと思います。逆に運の要素が低いゲームだと初心者やエンジョイ勢が楽しむには少々ハードルが高くなってしまうかと思います。よって、そこまで対戦数をこなさず一戦の運で一喜一憂できるゲームは、カジュアル性という面で神ゲーであります。
 
 
これこそが先に述べた通り、記事のタイトルにもなっているように、「エンジョイ勢がカジュアルに対戦する分には神ゲーであり、ガチ勢としてガチ対戦に挑んだ途端クソゲーになる」になるわけです。
 
 おそらくですがポケポケのコンセプトとしては、手軽にポケモンカードを楽しめてより興味が湧いたら紙のポケカに触れてみてください、といった導線としての意味合いがあるのだと思います。そういう意味であれば、現在のポケポケのゲームシステムはカジュアル性に富んでおり、エンジョイ勢が楽しめる要素が多く、まさにコンセプト通りと言えますね。
 
 しかし1000勝を達成した自分としてはその試合数の多さ故に運に左右される対戦があまりにも多く、正直に言えば納得がいかない対戦も多々ありました。いやガラガラとかカイリューとか、すべてが運任せのデッキと当たると不愉快になりますし、勝っても「ありがとう」は送らないけど、ベロリンガとサンダーを並べたギャンブルデッキはさすがにムカついた。1000勝も対戦をこなしているとそういった運を押し付けてくる対戦もあるのです。勝っても負けても納得がいきません。

マッチングしたギャンブルデッキ(サンダースの進化前はステップイーブイ)


・あとがき

 といった感じで、1000勝トロフィーを獲得したこの機会に自分の、そしてポケポケそのものの対戦を振り返ってみました。そうそう、1000勝の中でたまに他のデッキを使うことはあってもほとんどの対戦でサーナイトデッキを使用しましたけど(おそらく800勝とか900勝分?)、ミュウツー/サーナイトの特徴が自分なりに見えてきました。いやまあミュウツーデッキの強み弱みはネットで調べればいくらでも出てきますけど、自分が使っていて感じたことは、ミュウツーデッキは環境初期が一番強く、対戦環境が固まってくると通りが悪くなる、というものでした。これは単に環境初期の試行錯誤しながら模索している相手に対してミュウツーのデッキパワーで粉砕するといった、言わば実力の②にあたるデッキの完成度が勝敗に大きく影響し、対戦環境が固まって相手のデッキの完成度が高まると五分五分の対戦になる、といった印象でしょうか。実際に「最強の遺伝子」環境も「幻のいる島」環境も初期のミュウツーは強かったですし、「最強の遺伝子」終盤のリザードンデッキ流行のときはつらかったですしね。「幻のいる島」環境中盤の現在もミュウツーの通りが悪くなったのは明確に感じ取りましたからね。……いやまあ他のデッキをあまり使っていないのでもしかしたらミュウツーデッキに限った話ではないのかもしれませんけど。
 
 最後に今後ですが、まあ1000勝トロフィーを獲得しちゃったので、目標がなくなってしまいました。1000勝トロフィーの次のトロフィーが一万勝と桁違いに跳ね上がっているので、現実的に狙えるものではないです。まあ今後はエンジョイ勢に戻って開催されるイベントをこなしていくかたちになりますかね。ただし、5連勝エンブレムイベントだけは許さない。ポケポケの現在のゲームシステム的にレート戦やランクマッチは完全にアウトだが、5連勝イベントはギリギリアウトくらいのものである。願わくば連勝しないイベントを開催してほしいですね。


・おまけ

 ポケポケのプロフィールを掲載しておきます。フレンド申請も歓迎です。

フレンドID:0538-8693-3766-4223


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