水田の畦畔管理61 ~軽トラを「たすかるローダー」に改造する~
たすかるの自重は約40kg。これを抱えて軽トラの荷台に載せることは、出来なくはないが、なるべくやらないほうがいい。多分、疲労が蓄積した時なんかに
腰
をヤッてしまう。
ちなみに、人が持ち上げてよい重量には法の定めがあるから、知っておいて下さいね。
さて、一方で、40kg程度の重量なら、それほど頑強な「ラダー」でなくてもイケると思うが、たすかるを自走させての積載は「安全」とは言えない。自分が機械の後ろ側(下側)にいますからね。
なので、軽トラを、たすかる用の「ローダー」にしてしまおう。
そう、
ウインチで積載
するのだ。
ホムセンでは、魅力的な電動ウインチが売られている。だが僕には、手持ちのウインチがある。これを使ってやってみよう。
ちなみにこのウインチ、元は林業用で、出力は十二分である。
兎にも角にも、「滑車」が二つ必要だ。だが、ウインチワイヤーの先端の「輪っか」を通せる手頃な滑車がない!しょうがないので、頑丈そうな「戸車」で代用する。これだと軸が外せるので、ワイヤーが通る。
これを軽トラのボディーに取り付けるわけだが、これには厚い板を介して取り付けることとする。いつでも取り外せるように。
その際、軽トラのボルト穴や部材をうまく活用しよう。
L字金具は、穴を大きくしないといけない。
ラダーは木材で。これが軽トラ荷台に収まる最長のサイズ。本当はもう少し長くしたい(荷台の高さの4倍が基本)。
蝶番部分の「逃げ」は、ノミで木口から攻める。久しぶりだ。(笑)
角は手ノコで斜めに切り落とす。これが結構しんどかった。(笑)
1時間ほど格闘して、こんな感じで仕上がった。
いざ積載。
その際、たすかるの走行クラッチレバーは、「切った」状況で固定しないといけない。
併せて、前輪を”MAX上げ”にしておく。刈り刃が荷台に引っかからないようにするためだ。ここが抵触すると、滑車に無理がかかる。
どうなるかな?ドキドキしながら、いざ、ウインチ作動!
ブイーンと轟音を上げて、たすかるはサクッと軽トラの荷台に積載された。
滑車を取り付けた板に強度の不安がある。
・・が、これで僕は安全な位置に身を置いて、たすかるを積載できる。また、ラダーは、後輪の逸脱防止を強化した方がいいようだ。
要改良だが、まあ、取り合えずイケそう。
たすかるを「おっことす」ことがないようにしないと。(笑)
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