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水田の畦畔管理80 ~センチピード・グラスを植え付ける~
育苗していたセンチピード・グラス。
このところの雨続きというのもあって、徒長している。色も淡い。
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おまけに「立ち枯れ」症状が散見される。
多分、気温と湿度のせいだろう。
こうなると、もう、早急に定植しないといけない。
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写真はないが、今回の育苗では、葉っぱは伸びたけど、根の伸びはそうでもなかった。
なんつーか、稲みたいに「根マット形成」には至らないようである。なので、芝のマットも作ることは出来なかった。
何事も、「思い込み」はいけない。(笑)
去年の結果も併せて考えると、根がしっかり張った「苗」を作ろうと思ったら、小さい「セル」のセルトレイを使うといいかも・・ですね。
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あとは自分がどれだけマメに管理できるか。
”焼け”てはいけないが、日照は与えたほうがいい。
僕は今回、乾燥の回避と引き換えに、この日照を与えられなかったと感じている。
一方で、植え付け予定のフィールド。
ノシバは、定植後の高温・乾燥で壊滅的なダメージ。
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・・だが、ところどころ緑色に生きている箇所があって、はがすことは忍びない。全く、この長雨が定植直後だったらよかったのに・・と思う。
なんか、種々の条件がうまく噛み合わなかった。
失敗する時って、こんなもんです(笑)。
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こんな状態で、「さあ、どうする?」となるのだが、いろいろ考えた結果、僕は、ノシバの隙間にセンチピード・グラスを挟み込む、という手に出た。
この手法をとった主な理由は、
・雑草が生えていない
・根を張る土がある
ということだ。
まあ今回は、このようなお粗末な結果に相成ったが、逆に「正攻法」のイメージはバッチリできた。来年はその正攻法でいくとしよう。
・・となれば、作業はもう「えいや!」である。
よさげなスキ間に、片っ端からセンチピード・グラスを植えていく。
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いいのか?こんなんで??
と思いながら・・(笑)
1週間後にはどうなっているだろうか。
僕は、週末の再会が待ち遠しい。