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水田の畦畔管理70 ~たすかるが走行不能になる~

2週間前、圃場で、メンテ後の「たすかる」に異常が発生した。

左後輪が、ロックして動かない。


走行クラッチを切ってもダメ。右車輪はクラッチを切ればフリーになるから、クラッチの異常ではなさそう。
であれば、

左車輪の駆動系にトラブル


が起きたのだろう。

止まった位置は、畦畔のど真ん中。しゃあない、ここは一番、力技で農道に引きずり出すしかない。

「キカイが止まると、こんなもんだよな・・・」
なんて思いながら、僕は腹を決めてたすかるを抱え、引きずる。
自重50kg弱のたすかるとしばし格闘し、なんとか救出に成功。(汗)

この日の仕事は、急遽、刈払機にスイッチ。現場を止めるわけにはいかないのである。

さて。
なかなか整備の時間が取れなかったのだが、ようやく時間がとれたので、対処を試みよう。

たすかるの構造的に、僕は、

後輪駆動用のチェーン


に異常があるとみた。
どうかな?早速バラしてみよう。

作業自体はどってことない。

まずは、燃料タンクの燃料を抜いて、たすかるを横倒しにする。

燃料は、一応抜きました

そして、まず上部の車輪カバーを外す。

左後輪部のチェーンケース

次に、チェーンケース上側のスプリング部を外す。
特殊な仕組みは何もない。(笑)

ゴミがありますね・・土と油の混合物(笑)

チェーンケース下側。
これもボルトで留まっているだけだ。

いよいよ、ケースを割っていく。
6本のボルトナットで締め付けられている。
下側2本は、ボルトが短いね。

外れた。

いよいよ内部にご対面。
どうなっているのだろう・・・
興味津々である。(笑)

ビンゴ!!


チェーンが切れて、スプロケットに噛みついている。

ひどい状態だ。これでは回らない。
てか、無理して回すと、軸を破損するかもしれない。危ない。
これはもう、交換しかないので、哀れなチェーンを取り外し、ケースをざっときれいにしておく。

外したチェーンがこちら。

コチコチで動かない!

曲がったまま固着


している。
一体、どのように動作していたのだろう??謎である。

たすかるは、チェーンへのグリスアップがしにくい。マニュアルには記載があるけれど、「無理でしょ?」って感じだ。
定期的にバラして、バイク用のチェーン・ルブをくれてやるといいかもしれない。

こりゃ、左右同時交換ですね。
右側は開けてないけど、多分、近い状況になっていると思う。

パーツセンターで相談してみよう。

てか、パーツは出るんだろうか・・・

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