サンバー整備記録2 ~素性~
サンバーのエンジン・駆動系レイアウトは、RR。つまり、エンジンが後ろにあって、後輪を駆動する。四駆の時はフロントが追加されるわけだ。
さて、このエンジンであるが、660ccで、4気筒!なんである。これを寝かせて、荷室の下に収めている。
こんな感じ。
寝てますねえ・・・
こういう構造のせいか、サンバーは、オイル漏れが日常茶飯事(持病?)とのこと。ここは要チェックポイントだ。
次に、乗った感じはどうかというと、低速トルクはまあ、こんなもん。
ぶん回すと、それなりにちゃんと吹け上がる。なるほど赤帽御用達、ではあるが、高回転型とも思えない(当たり前か・・)。
しかし、この局面でよかったのは、高速でも案外、
音や振動で疲れない
ってことだ。エンジンが後ろ・遠くにあるからだろう。車体の強度も高いらしく、これはGOOD!
シーン替わって、雪国の凍結路。
ここはどうよ?というと、
回ります。(笑)
前輪の前に運転席、後輪の後ろにエンジンとミッション・・なんて重たいものがあるため、慣性モーメントがきれいに働くのでしょう!
凍結路では、慎重に運転したほうがいい。
古い車だし、持病もあるようだけど、僕はとても気に入っている。
現行のサンバーはD社のOEMになってしまった。これを嘆く人は多いだろう。
この冬の大雪の時、四駆でガンガン走る僕のダンを見て、
「いいですねえ・・サンバー。」
と何回も言われた。
亀の甲になって動けなくなった息子のプジョーを、けん引して引っ張り出したこともあったっけ。
他に似たものがないクルマ。
このような「味」のあるクルマが本当に少なくなった。
大事にしますよ。
少なくとも、2030年までは・・・
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