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水田の畦畔管理77 ~蜂に遭遇する~
土曜日。気温はそれほど高くなかったが、蒸し暑く、汗が止まらない。
そのような状況の中、作業は、「50°畦畔」に移る。
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ここは法面の傾斜が急。なので、ヘルメットをかぶり、足元をしっかり固めて作業に臨まなければならない。チョイスする足具はこれ。
商品名「土手歩き」!
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傾斜に対し、左足を水平に保つことができる。
二本の長いスパイクを斜面に突き刺し、足元を安定させつつ、ポールヘッジ・トリマーで草を刈り進める。
まずは長辺の100m。
ススキが長く伸びてしまったので、少してこずる。ポールヘッジ・トリマーも、刃を研ぎなおした方がよさそうだ。
けどなんとか、終了。
所要時間は、約1.5時間。
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休憩の後、短辺に入る。
ここは、距離はとても短いが、傾斜がさらに強く、おまけに深い。7m級である。難易度の高い部類に入るが、こういうところこそ丁寧に作業を進めたほうがいい。
そういうマインド・セットだ。
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実はもう一点、気を付けなければならないことがある。この短辺、何故か
蜂
が多い。そう、「蜂の巣」がよくあるのだ。
畦畔の草刈りにおいては、ヘビに並んで、いやそれ以上に蜂は注意すべき存在。茂った草の中に巣を作っているから、刈り進める際は、働きバチが飛んでいないか、よくよく注意をしよう。
すると・・・あった。
スズメバチ系の巣!
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幸い、働きバチは1匹だけだったので、静かに後ずさりして距離をとる。
働きバチを興奮させてはいけない。
どうやら、ポールヘッジ・トリマーで、巣の一部を傷つけたようだ。
巣はまだ大きくないが、今後のことを考えたら、駆除する必要があるだろう。
「これは、今日はハチの日だな・・・」
と思いながらも、少し離れた場所を刈ってみる。
すると、もう一つあった。
アシナガバチ系の巣!
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これもまだ小さい。
だが、退散したほうがいいだろう。
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昨年は蜂を見ない年だった。
けど今年はそうじゃないかも。
今後の作業を進めるうえで、蜂への警戒を強化した方がよさそうだ。