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水田の畦畔管理102 〜ナイロンコードの弱点を補う〜

刈払機による草刈りをスピードアップするのには、「ナイロンコード」を使用するのが有効だ。草の飛び散りはすごいのだけれど、地形への追従性が高く、石や縁石があっても問題ない。金属刃のようにキックバックを起こすこともない。

だが、ナイロンコードは「すり減る」ため、コストが嵩むのと、草が太くなったり硬くなったりすると力負けするのが弱点。草刈りが遅れると、危険な金属刃を使わなければならなくなってしまう。今はその時期に差し掛かろうとしている。

そこで今回試すのが、可動式の刃(ブレード)を持つ、このタイプの商品。
障害物に当たった際、刃が ”逃げて” 衝撃を緩和する。

樹脂製ではなく、金属のブレードであることが特徴だ。
前に、樹脂製のブレードの商品を試した時、ものの5分で刃が折れてしまったことがある。
これではお話にならない。

僕はこれに、小ぶりな刈り刃安定盤の「ジズライザー プロエアー」を組み合わせて使用してみる。

装着するとこんな感じ。今までにないメカニカルな顔つきである。(笑)
軽く回してみるととてもスムーズで、回転バランスが素晴らしい。

早速刈ってみよう。ご覧のように、チガヤやハルジオンなど、春の雑草が30cm以上に、かつ、密に生えている畦畔だ。

結構、草が「重い」。

まずは通常の動作で振ってみる。金属刃のように、草をサクッと刈っていく。切れ味は想像以上に良い
また、ナイロンコードのように、草を上から叩く「ミキサーがけ」もOKである。

よく切れる。

次。
こういった法面は得意なようで、ナイロンコードのようにスムーズに、金属刃のようにキレイに仕上げていく。畦の「肩」の部分も同様だ。

写真がタテになっちゃってます。m(_ _)m

次に歩く速さで直線上に押していく。プラッターほど刈幅は取れないものの、「押し」作業は実施可能である。

ちょっと狭いが・・

コンクリートのキワ。ここもナイロンコードのように攻めていける。だが、ヒットすればそれなりにショックは伝わってくる。

このように横向きで作業した方が、ヒットが少ない。

切れ味がいいから電費もよく、水田約2枚を1バッテリーで作業できた。
ブレードもこのとおり。

特に減ってないね。テンテンは、摩耗交換ライン。

もう少し直径が大きいと申し分ないんだがなあ・・

プラッターの方が、作業幅が広い。

ともあれ、この商品、

オススメ!


です。
ぜひ一度、お試しください。
※ マジ?店頭在庫限りか?

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