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水田の畦畔管理79 〜蜂の巣を駆除する〜

先日二つ見つけた蜂の巣。

これを駆除する。

本当はそっとしておいてやりたいのだが、この周辺の田んぼには、僕だけでなく、親方達や、別の農家さんも作業に訪れる。
なので、刺される危険をなくすため、駆除に踏み切ることとした。

場所はここ。
50°畦畔の短辺。排水側である。

この茂みの中に、巣がある

おそらくここは50°以上に切り立っている。
駆除作業中に転んで集中砲火を浴びることのないよう、足元はしっかり確認しておく。使うのは、強力に薬剤を噴射するハチ用のスプレー殺虫剤だ。

では、装備を固めて、駆除に向かおう。
まずはスズメバチの巣

これははっきり場所が確認出来る。
深呼吸。「射程」距離に近づいて、あとは気合一発だ。

噴射!


薬剤が巣に強く吹きかかる。
1匹のハチが飛び出してきた。だが勢いなく、すぐ近くで墜落する。

少し間をおいてもう少し近づき、今度はピンポイントで巣の入り口を狙う。
再び巣は薬剤に洗われる。
今回はハチは飛び出てこない。
帰ってくる働き蜂もいないようだ。
これで様子を見る。

続いてアシナガバチの巣
こちらは場所が定かではない。
働き蜂が飛んでいるが、巣のありかが分からない。

どこだ?


慎重に周りを見回す。

探すこと数分。
巣は・・僕の足元近くにあった!(汗)

ひっくり返ってしまっており、巣に勢いがない。
前回の草刈りで、巣をかけた草が倒れてしまったようだ。

数歩後退し射程をとって、噴射!

数匹の働き蜂が飛び出し、墜落する。
少し間をおいたが、こちらもってくる働き蜂はいなかった。

僕はここで一旦この場を引き上げ、別の場所で草刈りをし、十分な時間をおいてから戻ってきた。
あたりに働き蜂はいない。
巣も静かになっている。

駆除、終了。


駆除された巣は、こちら。

スプレー
スズメバチの巣
アシナガバチの巣

決して大きいものではない。
だが、ハチは危険だ。統計上、年間数件の刺される労働災害が起きている。

多様な危険が潜む草刈り作業。

気をつけましょう。


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