サンバー整備記録21 ~ドアスイッチブーツを交換する(手法の改善)~
以前交換した「ドアスイッチブーツ」だが・・
すでに破れてしまっている。2年弱で。
パーツを受け取る時、お店の方に、
「2年って、品質に問題あるんじゃないですかね?」
と問うてみた。
「そうですね・・」
はっきりとは言わなかったが、彼も同じことを思っていたみたいだ。
それはさておき・・
外は-1℃と寒い日だが、頑張って作業するとしよう。
まず、古いのを取っ払う。
4つあるうち、完全に敗れてアタマが無くなっているのが1、破れたのが2、健全が1という状態。
パーツはこれ。品番は「83443KA020」。
この作業の問題は、取り付けが難しいということである。
ボディとスイッチ本体の隙間は1~2mm程だけど、そこにブーツの裾(へり?)をねじ込まなければならない。これが大変なのだ。
隙間を作るためには、本体を引っ張る方向、ブーツの裾をねじ込むためには、本体を押す方向になって、矛盾する。
なので、ネットで情報を検索したりして、今回は、前回とは違った手法を試すこととした。
どうするかというと、ブーツの下部を半分くらいべろっとめくり上げてからスイッチ本体に被せ、本体をつまんで隙間を確保しながら、ブーツを元に戻す。ゴムの戻る力があるから「クッ」と咬み込みやすい、というものだ。
じゃ、やってみよう。
ブーツをめくる。
裾の部分には「シリコンスプレー」をちょっと付けて、潤滑をとっておく。
ボディパネルのスイッチ回りも、同様に潤滑しておく。
次に、ブーツをスイッチ本体に被せる。ブーツが短くなっているので、スイッチ本体が見やすい。指でブーツごと本体をつまんで、隙間を広げてやる。
ブーツを戻す。
この時、裾が一部でも隙間に咬み込めばしめたもの。あとはマイナスドライバーでキュッキュッと裾を押し込んでいけばいい。
おお。イケる!
一からドライバーでねじ込んでいくより、成功の確率が段違いに高い。
前ドア側は作業がしやすいのだが、スライドドア側は、モールが邪魔して作業しにくい。
完成。
所要時間は、4つで30分ほどだろうか。手法が改善されたと言える。
ご同輩、同様の作業をされる時は、このやり方をぜひ試してみて下さい。
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