
水田の畦畔管理50 ~11月の水田畦畔~
気持ちの良い日曜日。僕は水田畦畔の現場を確認に出かけた。
休日だったせいか、親方はどこかに出払っていて、留守。ご挨拶できなくて、残念だ。
田んぼは、主役が大麦に替わり、みんなこれといってやることもないから、静かなもんである。
さあ、いつもの順路で見ていこう。
まずは、リセットした畦畔。
落ち着いているが、クズの残党や、お隣から侵入したヤブカラシが見られる。ああ、もどかしい。
排水側。
いろんな草が生えてきて、以前幅を利かせていたクズは片隅に追いやられている。お隣と比べると一目瞭然だ。だが、イネ科雑草の回復が遅い。頑張ってほしいところだ。
草に隠れて、センチピード・グラスは、元気に生育していた。だが、植被という観点ではアカンですね。(笑)
こいつは、そろそろ冬の休眠に入るか・・と思う。
50°畦畔。
ススキを始末できなかったのが心残りだな。
最低最悪畦畔。
クズのような多年生雑草もこれといって目立たず、秋の抑草がよく効いている。
同じエリアの長大畦畔たち。
もうちょっとやっておきたかったが、まあ、しゃあない。
別のエリア。
おや、セイタカが侵入している。農道を挟んだ対面がほぼほぼ耕作放棄地なのだが、そこからの侵入と思われる。
この程度だったら、「引っこ抜く」のが確実である。
以上が概要である。
11月になってソバの刈り取りが終われば、農家さんは「シーズン終了」という気持ちになる。だが、草刈り屋の僕から見ると、もうちょっとシーズンを引っ張って、
秋除草
をしたほうがいい。カソロンの散布だけじゃなくってね。
これは、田んぼの中の除草についても言える。
この日お山には冠雪があって・・
季節は、確実に冬に向かって進んで行く。