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せごどん

過日の家族旅行。

霧島の宿にこういうものがあった。

西郷さんだ。
何だろう?と思い、僕はしゃがむ。
そこには意外な言葉が書いてあった。

「そうですか・・あなたほどのお方でも、こういうことがあるんですね。」

一時の気の昂りで都に出ようとしたのか?それは本人にしかわからないことだけど、命あって故郷に戻り、グラウンディングしてこの境地に至れたのなら、良かったのではあるまいか。

そんなことを思った。

一時の気の昂り、と書いたが、それは何も「天下」や「立身出世」だけではあるまい。今の世相を見れば、その他にも“気の昂り”は見えようというもの。かくいう僕も気をつけねばならない。

だが・・

動かねば何も始まらない。

そう思う自分がいることも、また事実である。

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