
スパイダーモアの不具合①
いつも頑張ってくれる、僕達の自走式斜面草刈機
スパイダーモア
納品されてから約4ヶ月、いくつかの不具合があったのでnoteしておこう。人気機種ゆえ、他のユーザーさんの参考になれば幸いです。
当方のスパイダーモア、型式は、
SP853
オーレック社製である。


腕を伸ばし、斜面を効率的に草刈りする設計となっている。


フリー刃がついたローターが腹の下に二つ。これがそれぞれ内向きに回転して草を刈るわけであるが、これまで2回、
左側のローターが脱落
している。


直接的な原因は、ナットが緩んで外れた・・ってことなんだけど、そもそもなんで外れるのか?究明の必要がある。
マニュアルにはこのナットを50N・mのトルクで締め付けるよう記載がある。だが、それを守っていても外れるのだ。
原因はいくつか考えられるが、致命的な問題は、左側のナットが
逆ネジになっていない
ことにあると考えられる。
先代機の「たすかる」は、左右のローターのネジは、順と逆に切られており、回転すれば締まっていくように設計されている。
これが正しい設計だ。


僕達は草刈りを専業とする者である。だから、機械にとって過酷な使い方となる局面は避けられない。長い草、重い草、石や岩など。だから、致命的な設計の不具合は困るのである。
対応策としては、
1日2回、ナットの緩みがないか確認すること
これしかない。
あと、運用としては、
フリー刃をいつもよく切れるようにしておくこと
これが重要だ。刃が鋭利であれば、草が刃やローターに巻きついて抵抗となることを防止できる。
現場では、機械の停止は作業の停止に直結する。そうならないように、万全の備えで臨みたいものである。
