稀勢の里
先日、朝のラジオで興味深い話を聞いた。それをnoteしておこう。
武田さんは合気道を学んでおられるわけだが、以前、師匠がこんなことをおっしゃったと言う。
今、一番強い力士は「稀勢の里」だ。間違いない。
「でも、勝ててないですよね?」
武田氏は反論する。
その時、師匠が言った言葉。
彼は、
勝ちたい、勝ちたい
と思っているから勝てない。
「では、どう思えばよい?」
それは、
負けてたまるか!!
と思うことだ。
なるほど・・と思いましたね。
結局、満身創痍で一回の優勝を手にしたわけだけど、彼の相撲人生はそこで終わった。その当時、いろんな人がいろんなことを言っていたけど、この話を横綱はご存知だっただろうか。
一見同じに見えても、その中身はまるで違う。これはそのいい例だ。
「勝ちたい」、と「負けてたまるか!!」。どちらが勝利の側に立っているか、よく考えてみるといい。
今僕も、とある件に対し同じような立ち位置にいる。この話を知ってよく考えてみたら、こんな言葉を思いついた。
諦めてたまるか!!
やれることはそれだけか?他に打つ手はないのか?
明らめるのはそれからでいい。