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水田の畦畔管理82 ~スズメバチに刺される~
まず最初に・・・
ゆきは生きてますんで、ご安心のほどを。m(_ _)m
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このところ、「蜂」のネタが多かった。
草刈りでは、蜂や毒蛇に注意するのは、安全衛生上、基本中の基本である。
だが今年は、
蜂がやたらに多い
という気がしており、作業はいつも緊張を伴っている。
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さてこの日、僕は、最後に残った長大畦畔の草刈りを行っていた。
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この畦畔、排水側が豪快にススキやクズに覆われており、「ハチがいるかも」と、僕は、おっかなびっくり作業するわけ。
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けれど、あにはからんや蜂の巣はなく、ぼくはそのまま、手前側に畦畔を刈り進んでいったのである。
田んぼの手前3分の1くらいのところで、不意に「それ」は訪れた。
植生はススキ。特に働きバチも飛んでいない。
僕は、ポールヘッジ・トリマーで、バサッ!とやる。
すると、
ブーン!!
と働きバチが飛び上がった。
スズメバチである。
5匹ほどいただろうか。
※正確には、「コガタスズメバチ」?
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こいつはヤバい!!
僕はとっさに斜面から飛び降り、隣の転作田に身を伏せた。
こういう時、むやみに動いて働きバチを興奮させてはいけない。
ヘルメットの上で羽音が聞こえる。
緊張が走る。
すると、一匹の働きバチが僕の右上腕に留まった。
僕はとっさに左手で払いのける。
それから静かにその場を立ち去り、農道に避難する。
そこで自己診断を行う。
右腕に、木の棘が刺さったような、軽い痛みがある。
どうやらヤツは、瞬時に、毒針を突き立てる体勢に至ったようだ。
素早い。
ちょっと刺された・・ということか。
腫れはないけど、半径2~3cmの赤みが確認された。
頭がぼーっとしたり、吐き気があるとかの症状もない。どうやら大丈夫。
何分僕は、過去に、スズメバチに完璧に刺された経験があるから、アナフィラキシー・ショックには気を付けないといけないヒトなのだ。
スプレーを使って蜂の巣を駆除しようと思ったが、外から巣のありかが見えない。働きバチが出入りしているから、あることは間違いないのだけれど。
ひょっとしたら、地面の中?
そんなことも考える。
じっくり観察すると、そのさらに手前に、もう一つあるかも・・・と思われる。
全く・・・
しばらく粘ったが、それぞれの位置の特定は確信に欠けるため、この日の駆除はあきらめることとした。
親方に経緯を報告し、注意を促して、この日の作業は終了。
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いやあ、今年で5つ目ですよ、蜂の巣!
絶対、多いです。