出雲、出雲 ③
さはさりながら、
さて、どうしたものか・・
僕は思案する。
「磐座を集めるって、どうやるんだ?」
よくわからないままに、僕はクルマを走らせている。
ただ間違いないのは、順序だ。
まずは「出雲神社」に行って、その磐座を“運ぶ”・・?
そうこうしている間に到着してしまった。
出雲神社
こちらは当然、初めてである。
おお・・
巨大な磐座と、御神木。
写真では表現できない御神氣が満ちている。
なんと言うか・・「明るい」のである。
御神氣というより、「光」なのかもしれない。
とにかく大きな磐座だ。六甲クラスと言うか、巨大である。
参拝する。
ご挨拶の後、僕はここに来た理由を申し述べる。
昨日、夢でお告げをいただきまして、磐座を運びに参りました。どうぞ、この身をお使い下さい。
正しいかどうかはわからない。やってみるまでだ。
あたりには沢山の磐座がある。この全てを運ぶのだろうか。
柏手を打って思いを伝えてみる。
とりあえず納得のいくまで境内で過ごし、内面を整える。
よし。
「では、今から出雲大神宮に向かいます。」
そう神様に告げて僕は、こちらを後にした。