このところの睡眠④
先週のことである。
事務所にいれば、昼休みは昼寝が出来る。だがこの昼寝も、夜と同じようにうまくいっていない。
何分間くらいだろうか。一瞬落ちて、僕は目を覚ます。
時計を見ると、時間はまだある。
僕は再び目を閉じる。部屋は暗くしている。
森の丹光が見え始めた。
その時である。
何かのスイッチが、「クン!」と入った気がした。すると脳が起動し、目を閉じているが、視野がパッと明るくなった。部屋の灯りをパチンとつけたような感じである。
すると森の丹光はモノクロからカラーに変化し、さらに青い空、緑の葉、まばゆい陽光の完全な画像にランクアップする。
こんな極色彩の丹光は初めてだったので、それを見ながら僕は感心していた。それは程なくフェードアウトしていったけれど・・
この一件で僕は、自分では制御できないけれども、自分の内部で何かが切り替わることを認識した。この“状態変化”に何か専門用語があるのなら教えてほしい。
以上が僕の睡眠の変化である。
これにて一旦終了。