仲間づくり~BさんとD氏、出会う①~
どういうわけか、今年の11月は、週末が忙しい。
なので自分のことが十分にできないし、D氏との打ち合わせも思うように進んでいない。
これはD氏も同じであったようだが、先の週末、久しぶりに僕たちは、お茶を飲みながら打ち合せの時間を持つことができた。
話は和やかに進む。
「作業面積だけど、これまで僕一人が、週末二日で30ha出来たとすると、今後は、30×5/2×2=150ha出来るってことにしないとおかしいよね?」
「そうですよね。」
「課金については、時間いくらでなくて面積いくらのほうが農家さんにとって安心感があるよね?ぼったくられることがない。」
「はい。面積ベースじゃないと、”企業努力”で利幅を増やすってことがやりにくいですしね。」
こんな感じでピースを埋めていく。
文字にすると簡単だけど、碁盤にピシッ!と石を打つような発言ができるようになるまでには、結構時間がかかっているのです。(笑)
さてD氏は、12月に退職の意思を会社に伝えることになっているのだが、このところ、それがスムーズにいくような「流れ」が次々と彼の周りに起こっているのだという。
彼に流れが来ている。
僕はそう直感した。
そこで僕は切り出す。
「午後は空いてる?参加してもらう予定のBさんと会ってみないか。」
するとD氏は、
「スイマセン、午後は別件が入っていて・・」
そうか。それはしょうがない。
「僕の思い過ごしだったかな・・」
そんなことを思いながら、10時頃、打ち合わせを切り上げたのである。
その後僕は、所用を済ませに街へ出かけた。
家に帰り、気付いてみると、ケータイに着信が残っている。D氏だ。
折り返してみると、
「午後の予定が急遽キャンセルになって、時間が空きました。自由に動けます!」
とのこと。
やはり流れは彼に来ていたのであった。
続く