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草刈りという浄化②

けど、よくよく考えてみれば・・

僕は布団の中で一日を回想していた。

帰宅時のガソリンスタンドで、市内は朝からずっと雨だったと聞かされて、僕らの現場だけが降っていなかったことを知ったわけだけど・・

ってことは、田んぼの神様は、例の圃場だけでなく、そのエリア一帯の草を刈って澱みを払って欲しかったのかも知れない、と思ったわけである。

ちなみに、であるが、例の圃場は“特に”状態が酷い田んぼであって、その他も基本的には草ボーボーなんである。

実はそれより少し前、こんな話を聞いていた。
これは神社のことなんだけど、

(そこには)木や草が茂っており、すごく陰の気が満ちて、木が悪いものを吸い取っていた。そして、その木や草を刈り風を通したことで、邪気が退散した。

・・こういうことがあったんだそうだ。
(※木や草は刈っても再生するから、心配しなくていい。)

神社と田んぼ、状況は違えど事の本質は同じ。だからそういう事があっても特に不思議ではないだろう。

どうやら草刈りは、農家にとっては救いを、自然にとっては場の浄化をもたらす事が出来るようだ。

いいじゃん。


僕はちょっと嬉しくなっている。

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