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水田の畦畔管理84 ~ポールヘッジ・トリマーを修理する~

僕の過ちによって破損したポールヘッジ・トリマー。

これを修理していこう。
内部の機構に破損がなければ、外側のケースを交換すれば事足りるはずだ。

幸い、手元には、以前オシャカになったポールヘッジ・トリマーの機体がある。ここからパーツを移植できないか?

上が旧機体、下が現機体

では、旧機体をバラしてみよう。

まずは、裏蓋を外す。
6本のヘキサゴンボルト(六角穴ボルト)で留まっている。
締め付け用の順番が振ってあるね。
内部に「刻印」も確認できる。

刻印は、5882256 C。マグネシウム合金製?

機構が顔を出す。
クリップを外し、ギアとクランクを取り出していく。

こんな感じで突き破った?

ケースの破損、これは、このクランクが何らかの理由で外れ、内側からケースを突き破ったものと思われる。

駆動用モーターの軸が残った。
ここにスナップリングがはまっている。
これをスナップリング・プライヤーで外すと、モーターが外れる。

こんな小さいモーターがあのパワーを発揮しているのか?!


フィルム・ケースくらいの大きさですよ?
これにはちょっと驚いた。

配線がちょっと面倒だが、大丈夫。
外れてフリーになったケースがこちら。
刻印が見える。

刻印は、5882253T1-1 F

手順なんかを確認できたところで、いよいよ現機体のバラしに入ろう。
手順は同じである。

おや?
ヘキサゴンボルトが、トルクスボルト(星穴ボルト)に変わっている。
仕様変更されたようですね。

外れた。
中はグリスと草や土の混合物で、ひどいことになっている。

内部はひどい状態に・・(苦笑)


これは、定期的に清掃しないとダメだ。
・・そういうことがわかった。

刻印。
むむ・・旧機体と刻印が違う。
見た目は全く同じだが・・

刻印は、5882256 F。アルファベットが違う

作業を続ける。
バリカン刃を外し・・

ギアの機構も外す。

こちらも刻印が違う・・・
けど、大丈夫かも?

型番は、5882253 T1-1 C。こちらもアルファベットが違う

おや?モーターの軸にスナップリングがはまっていない
なのに、外れない。
どういうことだろう、これは??

なぜ外れない??

ケースを裏返して、モーター側にアクセスしてみよう。

ああ・・


ここで理由が分かった。
現機体では、モーターは、ボルトでケースに固定するように仕様変更されていたのだ。
これでは旧機体のケースは流用できない。(涙)

モーターがボルトで留まっている

刻印が変わって変わらない裏蓋
刻印が変わって、形状が変更されたケース。

こんなことがあるんだねえ・・・

結局、交換できたのは裏蓋だけ、ということになり、ケースはパーツを取り寄せることになりました。
しばらくは、強力テープで穴をふさいでおくとしよう。

お粗末!! m(_ _)m



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