を：「お金のため」とは何か。

自分で勝手に始めた50音シリーズ最後の投稿なのに、大したことを書いていない。特段思いつかないので、今日思ったことをつらつらと書いてみる。

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仕事の中で上司やお客さんの指示をいただくことはよくある事だ。
それをちゃんとくみ取り、指示通りに作業を行い、成果物を提出するというのが仕事の一連の流れだ。

これを毎日やり続けていると、大体の人が思うのが、「こう思っているのに」「こんなこと言われていないのに、言ったといっている」ではないか。
相手にこの思いを伝えても嫌な思いをするばかりなので、わからないときは聞き返す、自分の考えは押し殺す、ということになる。

これをずっとやっていると、毎日他人のために生きているようで、大変嫌な気分になる。仕事とは他人のためにするもので、自分のためではない。お金のためだから仕方がない。と思ううちに、自分自身がどんどんなくなっていく。

「お金のため」とはこのような思考をもたらすと思う。
はじめはこう思っていても仕方がないと思うし、実際私も今でもそう思っている。「誰かを喜ばせるため」がなくなり、「自分のため」となってくるとどうにもしんどくなってしまうのだ。
この考えからシフトするにはどうしたらいいのだろうか。

何かきっかけを待つのも、いいのかもしれない。
けれども「誰かのため」と考え直すことが、実は一番自分を救うのかもしれない。

自分のやっていることが誰かを救っている。
そんな大層なことを考えるのも難しいが、自分のやっていることがこの人のためになって、この人がやっている仕事がこの人につながっていって、と考えていくと、自分の身近な人の幸せにつながっていく。
大昔は、自分のやったことが近くの人のためになって、自分の貢献が身近に感じやすい時代だったのだろう。しかし、今は自分の関与できる世界が広くなって、影響力は増しているはずなのに、何も自分ができていないような感覚にとらわれている。
大きなものの一部になって、余計に自分が小さく感じられる。
そういう時の感覚の治し方など私にはまったくわからないが、自分が目の前でやっている仕事の一歩が積み重なった上に、豊かな生活があるのかもしれないということを考えてみるのも、自分のためかもしれない。

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今日で60日とちょっとだ。途中で50音のシリーズを書いていなかったので、50日より少し多い。こんなに続けられると思っていなかったが、無事50音分、終えることができた。続けるための意志を維持するために、スキやフォローしてくれた方に感謝したい。

一歩一歩だが、これからも文章を書いて、この文章が誰かのためになっていることがあれば嬉しい。