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え:エッセイの楽しみ方。

家にいるとつい動画を見てしまうことが多い。
最近はゲームの実況にはまっていて、ついつい次の回が見たくなり遅くまで動画鑑賞を楽しんでしまう。時間はあっという間に過ぎていき、深夜になっている。時の流れはとても速いなと思う。

ところが、本を読んでいるとあまり時間がたたない。
子供のころは本を読むのが大好きで、ファンタジー物をせっせと読んでいた。子供のころの読書量はほかの子にはなかなか負けないと思う。その成果か、文章をたくさん書くことにあまり苦は感じない。(といってもテーマを考えるのは、最近難しいと感じているが・・・)
ともかく、たくさん本を読んでいた私でも、本に没頭できず、集中が切れたとき、思ったより時間がたっていない。スマホの登場からか、紙の文章を読むよりオンラインの文章を読むほうが多くなり、画面を見ることのほうが多くなるにつれ、集中力が低くなったな、と思っている。

本には本の没頭感があった。オンラインでダンス動画やゲーム実況を見ているときもオンラインなりの没頭感があるけれども、本にはその世界観に没頭する力があったのに、最近その文章の世界にハマる事が難しくなっている。自分の文章を読む能力や想像力の低下もあるが、様々な感覚(視覚・聴覚)を利用してゲームや動画を楽しんでいると、文章の世界が物足りなく感じられていて、そういう自分が少し悲しい。

昔は文章を読むことで世界にどっぷりつながれたのに、今はなんとなく注意力が散漫としていて、スマホをつい手に取ってしまいがちだ。
気分が良くなるわけでもないのに、こんなにオンライン中毒になってしまうのはどうしてなのだろう。きっと、画面を見るということ自体に中毒性があるのだろう。では、こんな状態を改善するとすれば、何をできるのだろうか。

この時期を有効活用しようと受けていたオンラインの研修で、気の進まない行動しなければならないとき、意識を向けるきっかけを意識して作ると、上手くいくと聞いた。例えばスマホをいじりたいなと思ったとき、本をあえて読んでみるとか音楽を流してみるとか、家事をしてみるとか。
スマホを触るとき、最初はちょっと数分だけと思っているが、気がついたら1時間もたっていたということが多い。ここで集中力を使ってしまうのはもったいない、と思いつつ、ついつい次の動画を検索してしまう。でも、最初を防げれば、始めた作業に案外気が紛れて、スマホを見ないで済むこともある。

動画を見ずとも、おもしろいものは本来、世界にたくさんあるはずなのに、スマホにとらわれてしまっている自分がいる。本で没頭感を得ていた昔の自分はどこに行ってしまったのだろう。スマホ以外で、集中できるものはなくなってしまったのだろうか。

これからも家にいる時間が多くなりそうだが、オンラインばかりにとらわれないことは特に重要だろうと思う。なんとなく次の動画を見ることに時間を取られるのではなく、別の角度から感性を刺激して面白い記事が書けるように、自分の感性や知性を磨きたいなと思う。


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