見出し画像

る:ルンバから学ぶこと。

タイトルにルンバと書いたけれども、ルンバは持っていない。

ただ、ルンバを買って家の掃除を効率的にしたいな、とよく耳にするので、ルンバ=家事が省ける便利グッズというイメージがあるだけである。

家で過ごす時間をどういう風に生きるかは、人それぞれだが、家にいる時間が長くなると家事をするのも少しでも楽しめたほうが良いと考えが変わっってきた。
家事の時間は無駄なもの、という考えからルンバが開発されたと想像できるが、本当に家事の時間はいつも無駄なのだろうか。めんどくさいから、その時間を減らそうと考え、どんどん何かに自分の時間を任せてしまうと、しまいには、何も自分でできなくなってしまう気がする。その時間を無意味と思ってしまわないように、考え方を変えるのも時に重要なのかもしれない。

掃除をすると、心がすっきりする。
部屋のどこかが汚いと、心のどこかに引っかかる。掃除しておかないとな、でも明日でもいいかな・・。それが積もると、めんどくさいに代わって、手を付ける時には、なぜかとても嫌な気分になっている。
そんな工程を踏むのが嫌で、ルンバで一掃してしまえば楽なのだが、なんだか味気ない気もする。

料理も同じような感覚を覚える。
毎日3食作るのが面倒で、インスタント食品に頼りたくなる日がある。
自炊しても、新しい料理に挑戦するのは骨が折れるので、つい、いつも作っているものを踏襲する。同じようなものしか食べてないな、と思う。
家にいる時間が長くなっても料理スキルがないので、どうやって作るのか、わからない。少しレパートリーが増えたけど、ずっと料理をしていればもっと自炊を楽しめていたのかな、とやってきていない未来を想像する。

世の中は効率重視で時間を省くための製品がたくさん出ている。
確かに効率は時間を生むし、時間がないと慌てているときは、とても重宝する。でも、時間があるときにも「めんどくさい」を省くために、そういうものを使っていたら、私の生活はとても簡易的なものになる。
時間を仕事や趣味などに活用するため、そういう価値観もありなのかもしれないが、私は、生活をもっと豊かにするために、掃除や料理などの家事をいつも煩わしく思わず、人生の一部として大切に過ごしたい。

よろしければサポートお願いします。フリーランスになるための資金に使用させていただきます...!