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ゴールデンカムイ聖地巡礼・旭川~網走編(5)阿寒湖でボッケを眺め、釧路湿原で自然を堪能する
7/31(月)~8/4(金)の5日間でゴールデンカムイ聖地巡礼メインで北海道旅行に行ってきました。4日目は予定になかった釧路湿原へと向かいます。本当は3日目に屈斜路湖、摩周湖の予定だったんですが、4日目が雨の予報だったので3日目に詰め込んだ結果、行先を追加できました。
日程
1日目 普通の美瑛・富良野観光
2日目 大雪山系・旭岳散策、富良野、神居古潭
3日目 北鎮記念館
3日目 屈斜路湖、摩周湖、硫黄山
4日目 阿寒湖、釧路湿原(この記事)
5日目 網走刑務所、北方民族博物館、モヨロ貝塚、オホーツク流氷館
ゴールデンカムイ聖地ではないところもいくつか行ってるので、聖地巡礼の箇所には目次と見出しに★マークを付けています。
本日の行程はこちら。比較的距離が短いところとはいえ、北海道をほぼ縦断してるね?
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朝食バイキング@北天の丘
まずはホテルの中を少し散歩。中庭にはエゾリスが遊びに来るコーナーが設けられています。運よくエゾリスに会えました!
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さて、人間も朝ごはんです。刺身を自分で取って海鮮丼を作れると聞いて楽しみにしてました!
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海鮮丼以外もモリモリ食べました
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これは小松菜と網走の豆腐屋さん自家製の油揚げ
ここのバイキングの特徴として、牛乳の飲み比べがあります(写真は撮り忘れました)3つの牧場から仕入れているみたいで、3種類が飲み放題。牛乳なんてそんな違いないだろうと思ってたら全然違いました。正直舐めてました、ごめんなさい。牧場で与える飼料とかで味、というか濃さが変わります。脂肪分濃いめで味濃いのから、比較的あっさり目のまで結構違いがありました。友人は香りも違うと言ってましたが、鼻づまり気味の私は分かりませんでした。残念。
メルヘンの丘
ホテルの近くにあった牧草地の広がる丘で一枚。
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ちょうど収穫期で牧草がロールにまとまってました。この日の午後から雨予報だったので、今年の牧草ロールが干されてる風景はこれで見納め。タイミングよかったです。
★阿寒湖
ゴールデンカムイ作中では牛山さんとチヨタロウ少年の交流だったり、名探偵門倉&キラウシの活躍の舞台となったところですね。阿寒湖湖畔にはボッケもあります。
阿寒湖エコミュージアムセンターに車を止めて湖畔の散策に向かいます。ここもトイレが綺麗でした。
※阿寒湖は湖畔に温泉街があったり阿寒湖アイヌコタンというアイヌの文化が見られる施設もあったりして公共交通機関でのアクセスも比較的便利です。釧路空港や女満別空港からバスが出てます。
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たぶんラワンブキという種類
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ボッケ(ゴールデンカムイ12巻第120話)
しばらく遊歩道を歩いていくとボッケが現れます。谷垣ニシパが何度も「ボッキ」と言い間違えてたアレです。エコミュージアムから歩いて10分ほど、ボッケ周辺だけ、なんだかじわっと暑い。
※ボッケ遊歩道は一周すると45分くらいかかるみたいですが、ボッケまで往復するだけなら20分くらいだったと思います。
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冬でもボッケの周辺だけ雪が溶けてしまうそうです。ゴールデンカムイ作中ではインカラマッが次のように紹介しています。
このあたりは泥火山という噴気孔が数カ所あります
「熱い」「煮えたぎる」という意味で私たちは「ボッケ」と呼んでます
火山にはこんな形態のところもあるんですね。周りは普通の森なのにいきなりボッケが現れるので、なんだか不思議な感じでした。
阿寒湖畔(ゴールデンカムイ18巻171話~)
穏やかな湖で、作中でもスケートだったりワカサギ釣りしてる人たちがたくさん出てきました。時間がなくて寄りませんでしたが、遊覧船とかボートで湖に繰り出したりもできるみたいです。
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湖の反対側の岸にはマリモが生息している島もあります。
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阿寒湖畔エコミュージアムセンター
阿寒湖の自然や、阿寒湖の周辺で暮らしていたアイヌの生活について学べます。個人的に展示で一番インパクトがあったのがこちら「いい香り過ぎて、逆に屁の木と呼ばれた木」ことキタコブシ。
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アイヌの道具も展示されていて、作中で見たものがたくさんありました! 作中で出てきたものの実物が見られるとテンション上がりますね。
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魚やマリモは実物が展示されてました! イトウは初登場時のキロランケが採ってた魚ですね。
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チヨタロウ少年が食べさせられそうになっていたマリモもあります。
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美味しくはなさそう
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自然について学習したところで、次の目的地へ。この日は雨予報だったので雨雲が来る前に行きたいところに行けるかの勝負でした。
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★釧路湿原(ゴールデンカムイ11巻、12巻)
ゴールデンカムイでは姉畑先生が躍動してたりアシリパさんが鶴の舞を舞ってたりしてたところですね。広いのでいくつか湿原を散策できるようになっているスポットがあります。私たちは温根内ビジターセンターに向かいました。
※バス停があったので一応公共交通機関でのアクセスもできなくはない模様です。
温根内ビジターセンター
釧路湿原の中では西の方にあるビジターセンターです。遊歩道が整備されていて、湿原の雰囲気を味わうことができます。
恩根内ビジターセンター自体が湿原の中にあるので、駐車場からはちょっと歩きます。
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建物が見えないので最初は場所間違えたかと思いました。
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こちらもトイレが綺麗でした。まずは木道を通って湿原の散策に向かいます。整備されてますが自然の中ではあるので、夏でも長袖パーカー、長ズボンで行くのがおすすめです。ところどころ羽虫っぽいのの集団はいました。
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木道自体に高さがあって写真では分かりにくいですが、草の丈が高いです。湿原の地面を歩いていたらかなり視界が悪そう。地面に立つと人の背丈くらいはありそうです。こちらの木道は約1時間で一周できるそうですが、20分くらいで我々は引き返しました。
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木道はまだ続いてたんですが、だいぶ傷んでそうな木道を踏破する勇気はなかったです。経年劣化ですかね。
行ってきた範囲だけでも色々見られて面白かったです。
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木道は結構高さがあります
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釧路湿原も旭川と同じくブラタモリで取り上げられてましたね。ブラタモリって「タモリさんがブラブラ歩いて~」って導入なんですが、釧路湿原の回だけ「タモリさんがズブズブ歩いて~」って導入になってました。これも予習で見ていくとより楽しめそうです。番組の中で、ゴールデンカムイでも出てきたヤチマナコに実際にハマってみる実験をしてた覚えがあります。地面を一度歩いてみたいけど絶対沈みそうですね。
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釧路湿原は本当に広くて、この範囲を姉畑先生を探して歩き回ってたとしたら本当に大変だなと思いました。ちなみにぺカンペを拾った塘路湖は釧路湿原の東の端の方にあります。今回はそこまで行くと雨雲に追いつかれそうだったので行きませんでしたが、いつか行きたい。
釧路湿原野生生物保護センター
環境省管轄の野生動物保護センターにも行ってきました。こちらでは主に大型の鳥類の保護や野生に返す訓練などを行っているそうです。
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展示スペースで、シマフクロウやオジロワシなどの大型の鳥類の生態や保護について学べます。ここのパネルで学んだ、大型鳥類は交通事項にあった鹿を食べようとして轢かれたり、家畜の糞尿処理場を地面と間違えて着地しようとして脱出できなくなったりと事故が多いのはちょっとショッキングな事実でした。
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羽を広げると大きい!
1階の展示施設では剥製やパネルで大型鳥類の生態や保護について学べ、2階からは釧路湿原の様子や終生保護になった鳥たちの飼育の様子を見ることができます。
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見えるところにいるのは、恐らく自然に帰れなくて終生保護の個体たちではないかと思います。大型鳥類は寿命が長く、終生保護になった個体たちのために寄付も受け付けているそうです(国からの予算は自然に返せる個体のためだそうで、終生保護の分は他の収益や寄付で賄っているとのこと)
土日祝限定でこちらは有料ですがバックヤードツアーもあります。収益はエサ代に充てられているそう。詳しくはこちらのHPをどうぞ。
釧路野生動物保護センターを見終わったあたりで、雨雲に追い付かれたのでこの日は早めにホテルへ戻りました。
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一番ひどかった時間帯。
夕食バイキング@北天の丘
この日も夕食はホテルのバイキング。
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いくつかのメニューは日替わりで、連夜でも飽きずに楽しめました! というか品数多いので2日くらいに分けた方がお腹がパンパンにならずに楽しめる気がします(笑)前日食べて気に入った自家製ポテトチップスはこの日もリピートしました!
これにて4日目終了です。