ゴールデンカムイ聖地めぐり(7) ~小樽のニシン御殿を巡る
二泊三日でゴールデンカムイ聖地巡りと「北海道はゴールデンカムイを応援してます ARスタンプラリー2022」巡りに行ってきたので記録用にまとめます。こちらでは三日目に行った小樽のニシン御殿や運河について書きます。
行程
1日目
千歳空港着
ウポポイ
千歳市水族館
札幌散策(時計台)
チセのある居酒屋ハルにて夕食
2日目
札幌散策(北大散策、北海道大神宮、北大植物園)
北海道開拓の村
札幌散策(日本基督教団札幌教会)
サッポロビール園にてジンギスカン
3日目
小樽散策(聖地めぐり編)(この記事のお話)
小樽散策(グルメ編)
千歳空港出発
旅の三日目は小樽を巡ります。札幌から電車で一時間弱かけて小樽へ向かい、まずはニシン御殿へ。
鰊御殿(5巻p26など)
鰊御殿は実は2カ所あります。最初に行ったのはおたる水族館の近くにある鰊御殿です。小樽駅からバスで20分ほど。海の見える小高い丘の上にあるので、バス降りてからちょっと急な坂を上ります。
御殿の中はニシン漁が盛んだった時期の漁具が展示されています。
にしん御殿(旧青山別邸)(5巻p27など)
水族館の近くの鰊御殿から歩いて15分ほど。ニシンで財を成した青山家の別邸になります。今も広間などのある小樽貴賓館を併設しており、訪れたときには団体の方もいらっしゃいました。
作中でにしん御殿の主のセリフで「女房と娘にせがまれてあぶく銭で建てた成金趣味のニシン御殿だ」というものがありました。青山別邸の来歴をそのまま反映してるみたいです。
文化財の保護のため、家の内部は写真が撮れません。建材も調度品もすごく贅を尽くして建てられてるので見ていて面白いです。ゴールデンカムイの聖地としても楽しめるし、美術建築としても楽しめてお得。個人的な見どころは次の点です。
柱と梁にそれぞれ別の木材を利用した部屋(紫檀、黒檀、白檀などなどが使われてて超贅沢!いずれも熱帯産の輸入材になります。明治によくここまで運んできたな)
約12mのヒノキの一本材を使った長押(なげし)(恐らく当時でも手に入れにくい贅沢な材だと思う)
春慶塗の柱や床(漆自体がかなり高価。それで面積広い柱や床を塗るってすごいな)
有田焼の便器(作中でアシリパさんが「ここでオソマしていいのか?」って言ってましたね)
牡丹の間(作中の背景にもちらっと出てきた気がします)
山岡鉄舟の書(幕末~明治史だと外せないお方!新選組の前身である浪士組の結成にも関わってますね)
基本的に写真NGですが、一か所だけお庭の写真はOKになっています。
他にも襖絵や家具など贅を凝らしていて、圧巻でした。勢の尽くし方が突き抜けてて、見ていて楽しい!
小樽市総合博物館本館(30巻p200など)
旧青山別邸からは少し距離があるのでタクシーで移動しました。小樽市総合博物館もARスタンプラリーのチェックポイントになっています(もらえるのは杉元です)
こちらには蒸気機関車「しづか号」が保存されています。最終話あたりの暴走列車地獄行きで出てきた列車のモデルですね。
北のウォール街と運河
作中でも触れられていましたが、小樽は当時「北のウォール街」として名を馳せてました。銀行や商家の建物が当時の外観のまま残されています。
この日は午前は晴れてたのですが、北のウォール街観光のあたりから雨風が強くなり寒くなったので写真があまり撮れてません。
小樽浪漫館(4巻p124)
土方さんが襲撃する銀行の建物として出てきます。鶴見中尉が土方さんを銃撃した窓もこちらですね。
大正硝子館 本店(2巻p152)
二階堂兄弟が杉元を殺そうとしているのを鶴見中尉が「そこまで」と止めるシーンの背景で出てきます。
運河プラザ、小樽市総合博物館運河館(4巻p57)
鶴見中尉の説明の背景で出てきます。運河プラザお隣の小樽市総合博物館運河館がARスタンプラリーのチェックポイントになっています(もらえるのは杉元です)
旧小樽倉庫の外観をそのまま利用して、物産館と博物館になっています。
これにて小樽観光終了です!(長くなったのでグルメ編は別記事で)
小樽駅で傘の貸し出しサービスを行っており、今回はそれを使わせてもらいました。濡れた傘を持ち帰らずにすんで助かります。傘の貸し出し、いいサービスだなあ。