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自己紹介|「ない!」から「ある」を伝える人になるまで|はじめてのnote



プロフィール

はじめまして。noteを始めました、酒見 夕貴(さけみ ゆき)と申します。

ただのSNS好きな熊本のわさもんです。

1989年(平成元年)10月9日生まれ。35歳。O型。てんびん座。
推しは星野源と熊本の馬刺し。
趣味は美味しいものを食べること、自然と遊ぶこと、ヨガ。
家族は夫と小学生の子どもが3人います。
職歴は、18歳から7年アイシン九州株式会社勤務
    25歳から8年南関町社会福祉協議会勤務
    33歳から現在までヨガ講師やライター、SNS運用などをフリーランスで行う

「なんもない」とこに嫁いでしまった

私の生まれ育った町は、熊本県宇土市。
車で5分走ればショッピングセンターがいくつもあり、買い物に困ることはありませんでした。熊本市内へもアクセスがよく、遊ぶ場所には事欠きません。

小学生から続けていた、ソフトテニスの強豪チームに入りたかったので、熊本工業高校を選択しました。JRの駅があるので、電車通学もラクでした。
卒業後は、熊本にある大手自動車メーカーの部品工場に就職。昼夜交代の勤務でしたが、充実した毎日を送っていました。

そんな私が、今暮らしているのは熊本県南関町。きっかけは、24歳のときの結婚です。

当時の私は、まさに「お花畑モード」(お察しください笑)。深く考えず、流されるままに南関町へ嫁ぎました。

そして長男を出産してふと気づきます。

「ここ、なんもない」

  • オムツや育児グッズが安く沢山買えるドラッグストアがない。

  • 子連れで気軽に行ける場所の情報がない。

  • 保育園に入れたら転職したいけど、どこがいいのかわからない。

  • 一番近い高校も閉校してしまい、交通の便も悪いし、子どもの進学はどうなるの?

「ない!ない!」と言いながら、毎日を過ごしていました。

地獄の日々を抜けてはじめたこと

「ない!」ばかりに目を向ける思考と、3人目を出産した後の体調不良が重なり、心身ともにバランスを崩しました。

特に、「車の運転」ができなくなったのが大きかったです。閉鎖感に襲われ、3カ月間ほとんど家から出られない状態が続きました。

でも、子育ては待ってくれません。

「このままではダメだ」と思い、改善方法を必死で調べるうちに「ヨガ」に出会いました。ヨガは、ガチガチに固まった身体や呼吸を楽にしてくれるだけではなく、私の思考そのものを変えてくれました。

「今あるものに気づき、感謝する」

たったそれだけで、みるみる心と身体が整っていったのです。

ヨガ哲学 サントーシャ(知足)とは?
ヨガには「八支則」と呼ばれるヨガの哲学があります。ヨガを深めるために、守るべきこと、行うべきことが8つの段階で書かれているものです。
八支則のうちの第二段階がニヤマ(Niyama)と呼ばれ、その中に「Santosya(サントーシャ、知足)」という教えがあります。サントーシャとは「自分の心が満足していて、何の不足も感じていない」「現状の今の自分に満足できている」という心の状態を表す言葉です。

ヨガジャーナル「ネガティブな私」を受け止めるヨガの教え

するとどうでしょう、「なんもない」と思っていた南関町がとても魅力のある土地に思えてきたのです。

いてもたってもいられず行動してみた

気づけば、私は「よか、なんかん」というInstagramアカウントを立ち上げ、南関町の魅力を発信していました。


ちょうどその頃、愛用していたお箸メーカー「ヤマチク」で「大日本工芸市」というイベントがあると聞き、遊びに行きました。

そこでまた気づきます。

「遠くに行けないなら、ここでイベントをしたりお店をつくればいいんだ」

ご縁があった仲間と協力し、親子向けのマルシェを開催しました。
「南関町でこんなイベントが楽しめるなんて!」そんな声をたくさんいただき、私自身も嬉しくなりました。

ハイハイ競争やマルシェのイベントを開催

2024年の夏には、クラウドファンディングにも挑戦。「なんかんぎおんさん」という伝統的な夏祭りの資金調達プロジェクトに、お祭り実行委員会の皆さんと一緒に取り組み、無事達成することができました。

支援者115名、支援総額1,088,000円でプロジェクト達成

「ない!」ばかり見ていた頃と比べて、視点を変えたあとは、たくさんの経験と出会いが生まれました。

もちろん、大変なことは山ほどありました。
でも、不思議と生きやすくなった気がしています。

物を売るって難しい

イベントを通じて、私はもう一つの大きな学びを得ました。

「物を売るって、めちゃくちゃ大変!」

イベントに出店し、自分で商品を並べてみて初めて実感しました。

  • どんな商品が売れるのか?

  • どんな価格なら手に取ってもらえるのか?

  • そもそも、何をどう伝えればいいのか?

これまで、ただの「お客さん」だった私にとって、すべてが新しい世界でした。

でも、やってみると面白い。

「南関町にはいいものがたくさんある。もっと知ってもらいたい!」

その想いが強くなり、私は商品の魅力をどう伝えるかに興味を持ち始めました。そんなとき、改めて意識するようになったのが「ヤマチク」でした。

「ただのお箸じゃない」ヤマチクとの出会い

ヤマチクのことは、南関町に来たときから知っていました。
地元にある「竹のお箸専門メーカー」。でも、正直なところ、最初は特別な関心を持っていたわけではありませんでした。ママ友からのプレゼントがきっかけで、実際にヤマチクのお箸を手に取ったときのこと。

驚きました。

軽くて、手になじみ、口当たりが心地いい。

これまで「お箸なんてどれも同じ」と思っていたのが、一瞬で覆されました。

さらに話を聞くと、ヤマチクは九州産の竹だけを使い、南関町の工場で自分と同じ世代の職人達が丁寧に作っているとのこと。

「竹は成長が早く、資源として持続可能なんです。」

そんな言葉に、胸が熱くなりました。

自社ブランドのコンセプトやブランディングも素晴らしい。私もこんな素敵な伝え方ができるようになりたい!「なんもない」と思っていた南関町には、こんなに素晴らしいものがあったんだ——。

竹のお箸を広める広報の仕事へ

「私は、いいものを伝えるのが好きなんだ。」

その思いを胸に、私はヤマチクに入社しました。ヤマチクをもっと遠くに広めることが、南関町の魅力を伝えることでもあります。

南関町に嫁いできたころの私は、いつも「ない!」ばかり探していました。でも、視点を変えると、豊かな自然が生み出してくれる美味しい食べ物。それを乗せることができるうつわ。それを口へ運ぶお箸。古き良き伝統を受け継ぎながら季節を彩るお祭り。「ある!」がこんなにたくさんありました。

「今あるものに気づくこと」。

その視点が、私の人生を大きく変えてくれました。

これからも、竹のお箸を通じて「南関町のいいもの」をもっと多くの人に届けていきます。

これからnoteでつづりたいこと

新米広報の成長記録、地域のマニアックな魅力や課題、推しの話など、私個人のことをできるだけ編集を入れずにありのままをつづります。

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