『西遊記』(2006年版)を見ました。

やっぱり世界観が好きですね。印象に残ったところの感想を書こうかなと思います。



第一巻 火の国 

最初の戦いのシーン

幻翼大王(キムタクのやつ)が動くたびに羽が舞うのがファンタジー感あって好きです。そのシーンで流れていた曲(『夢幻』)もやっぱりあってて好きです。ワクワクします😄かっこいいです。

悟空が「破門します」と言われて出ていったシーン

凛凛と合ってそこで話しているシーン、ビジュアルと曲が何とも言えず好きです。

「お師匠さん天竺へ行こう」「悟空、天竺へ行きましょう」

そこにその人がいなくてもその人の声が聞こえてくる。お互いに心の声でやり取りする。そんなことが現実でも起こっているのではないかと思う時があります。

なまか、なまかと何回も言われると

だんだん「なまはんか(生半可)」に聞こえてきます笑

お師匠さんは緊箍児(きんこじ)をなるべくつけたくないと言っていたが、

後々悟空はこれで結構命拾いしてましたね😅


第二巻 温泉の国 

「だまされても、だまされても、だまされても」のくだり

「好きな女がついた噓ごと守れ」というのは、後の悟浄さんの話にも繋がっているのだなと思いました。

終盤の妖泉大王との戦いシーン

暗闇の中でゆっくり相手の様子を探りながら戦うところ、曲も相まって結構雰囲気が好きです。そこから妖泉大王を倒したときに悟空が名乗るところも曲が相まって良かったです。

戦いが終わって八戒と春麗ちゃんが話しているシーン

すごく曲が効果的で良いシーンで良かったです。


第3巻 夢の国 

悟空が最初寝てるとこ

めっちゃきれいな「大」の字で、すごっ!ってなりました笑

お師匠さんの「悟浄(八戒)には願いがあります」の語りシーン

ウルっときました。なにか尊いものを感じました。
何を成し遂げるにしても明確な目的と仲間って結構大事なのかなぁと考えさせられました。
「この人とだから、これを成し遂げたい」とか、人に惹かれて、とか結構あるのかもしれないですね。そういうものなのかなとこの頃感じます。


第4巻 砂漠の国 

結論「走れメロス」ならぬ「走れ悟浄」笑

悟浄さんがひたすらかっこよすぎました!😊
そして岩傑さんもすごかったです。
「漁師の魂までなくなっちまたのかぁーー!!」からの処刑台を倒すシーンは胸アツです!!

金魚姫がどこまで嘘を言っているのか分からなくなります笑
それでも悟浄さんが「あいつに信じることの大切さを伝えたい」というようなことを言っていて、一歩上に行っている感じがしてすごすぎました。
そこまで言える男の人ってそうそういるのかな?と思いました。
そこまでさせるのはすごいです。
なのでこの話が忘れられません。

それに、「俺の女を泣かせる奴は許さない!」って、男の鑑かよ!となりました。

悟浄さんと金魚姫との最後のシーン、「あいつと俺は腐れ縁だからいつかどこかで会う」と言う悟浄さんのどっしり構えている感じが好きです。

この話をみたら絶対悟浄さんのことを好きになります笑

悟浄さんのこと以外で言ったら、水のありがたみもそうかもしれませんが、キツキツの状態で本当に大切なものが見えてくるということなのかなと考えさせられました。人と人との信頼の大切さとか。こういう時に大事なものが見えてくるのかもしれませんね。

余談ですが、八戒は危機管理能力がありそうだなと思いました。笑


第5巻 子供の国 

「子供3人もいたのか」「やるなー」

→「難しく考えるな」は笑いましたwww

さみしさに勝つのは

「周りに噓をついたり、憂さ晴らしすることではない。心だ。」
響きました。

悟空と純純別れのシーン

『Lotus Garden』がめっちゃ効果的に印象づけておりました。


第6巻 森の国 

この話結構好きです。話の構成も工夫されていて面白いと思います。

悟空と八戒が悟浄とひと悶着やってるシーン

相変わらず面白いです😄

冥蘭姫

可愛いです😍

修周の思い

修周が旅の仲間のなれて良かったねー😊ってところで、兵隊に撃たれてしまうシーンは、切ないような、なんとも残念なようなシーンで、曲が良いのも相まってウルっときます😭
このシーンが忘れられなくて、この話を何回も見たくなります。

修周の思いが切なすぎます。
本当は心優しい妖怪なんでしょうけど、方向性がストーカーっぽいところにいっちゃってるのが、なんとも、です。でも、その思いをわかってくれる悟空たちがいたから修周は変わることができたのだと思います。


第7巻 幽霊の国 

蓮歌が悟空の中に入ったシーン

カオスすぎて、この『西遊記』のなかでもダントツで面白いです🤣

「天竺なんてない、天竺なんてない」

一番身近な人に化けてくるやつほど怖い悪者はいないと思いました。

蓮歌が家族に別れを告げるシーン

泣くしかないです😭
曲もまたいいんですよね~


第8巻 時の国 

この物語構成

それぞれの話で、別バージョンで撮影してたってことでしょうか?

「温泉の国」にて

やっぱ『空』の笛バージョン良いです。とくにあの中華風の豪華な建物と合っていると思います。

最後の悟空

2人いたのは笑うしかないです。😂

この回は、

今までの話とは毛色が違います。この話が一番つまんないのかなと思っていました。しかしよくよく考えたらいつも悟空ばかりが活躍しているように思えるので、悟浄と八戒をメインに出してきてくれるのは嬉しいことなのかもしれないと思います。バランスが取れると感じました。

人は誰でも良い面と悪い面があります。それぞれ特性のちがう仲間だからこそバランスが取れているということを教えられた回でした。


第9巻 花の国 

なぜ人間に手があるのか

大切な人のところにものを持って帰るため。
「美味しいものを食べても1人じゃ味気ないでしょ?」

お師匠さんの飲んだ種が咲いたのって・・・

妖怪を憎むどーのこーのより、たとえ母さんを殺したのが人間でも恨むでしょwwってなりました。

必死の悟浄さん

「お師匠さんには、かなわねーー!!」
印象的でした。


第10巻 滅法国 

最初のやり取りが面白すぎる件🤣

「悪いことが起こりそうな予感」
「『起こりそう』じゃない。起こっているのだ」
「起こってしまったのだった。」
「『だった』じゃない今も大変なのだー!」
「そうなのだーー!!!」
🤣🤣🤣

媚薬

媚薬塗られた悟空がおもろすぎます!!!

そういえばこの回も結構おもろ回なんですよね。

羅刹女さん

ただの娘を思う母でした。

運命とは

「人生は何が起こるか分からないから面白い」
「運命は空にあるんじゃない。ここ(心)にあるんだ。」
「歩んだ一歩一歩が運命になる」
運命とは自分で切り拓くものなのです。

治ってよかったね。凛凛ちゃん

終わり方も結構好きなお話です。
妖怪は天竺に行けないかもしれない。そして、お師匠さんも天竺に行く資格があるのかと不安に思っている。
そこで復活した凛凛に励まされ、滅法国の人たちに見送られて4人はまた旅を始める。という前向きな感じが良いです。

不安があっても背中を押してくれる人たちがいて、自分で運命を開こうとする先に応援してくれる仲間が待ってくれているのではないかと思いました。


最終巻 天竺 

お供の人が迎えに来た時のお師匠さん

「3人(悟空、悟空、八戒)とも頑張ったんだから一緒に天竺に行く」と言っていたシーン、曲もいい感じにアレンジされていて、意思の堅さも伝わってきて感動しました。

天竺で門が降りて別れるときのシーン

涙必至のシーンでしたが、なんか卒業式みたいだなーと思いました笑

悟空がお師匠さんに説得しているシーン

生きててほしいと乞う尊い気持ちが表されていて、やっぱり人は生きててほしいと願う人がいるから、必要としてくれる人たちのために生きていくものなんだなぁと感じました。
九十九日(でしたっけ?)の断食で死ぬみたいなのは、なんか即身仏みたいなかんじなのでしょうか?それが世のため人のためになるかはどうなのでしょうか?と。確かに食物を断って生命を殺さないという意味では、生命のためみたいな意義もあるのでしょうが、命を犠牲にしてまで世のため人のためというのはどうなのか?みたいな部分があるのでしょうね。結局誰かのために生きて行って、もしかしたら生きるということ自体が世のため人のためなのかもしれませんね。

「頑張ったやつが報われなきゃいけない」

それはどんな場所だろうが。誰だろうが。

最後の最後

「忘れ物ですよ」というお師匠さんが怖いです笑

最終回は、

やっぱり良かったです!
お師匠さんがひたすらかっこいい回でした。

どうして天竺が単純に良いところとして描かれなかったのかなと考えていましたが、天竺という高貴だという地位財だけが果たしていいものだと言い切れるのだろうか、そんなアンチテーゼがあったからなのではないかと考えています。


特典Disc

チビカツくんの旅

チビカツくん、5歳ということは同い年なのではないか疑惑。
撮影大変そうですね。35℃の砂漠にいた次には12℃のところで撮影するなんて。体調管理が大変そうです。

食いしん坊猪八戒の西遊記万歳!

毎回食べられないのかわいそうです笑
伊藤さんがこの時期に大学卒業していらしたのがすごいなと思いました。

CGの国

なんか数学とかできると、こういった緻密な設計ができそうだなと思いました。設計がいろいろあってすごかったです。
オープニングの映像で、遠近法みたいな、画像を何枚も重ねて一枚の画にしているのがすごいなと思いました。遠近がとれているように見せているのがすごかったです。

映画予告

リアタイで見たことあるような気がします。ドラマ自体はリアタイでみたのかうろ覚えですが。記憶が出てくるか出てこないかの瀬戸際の時期でしたので笑


まとめ

この『西遊記』は見ていると一種の芸術作品のように感じます。
なんかこう、自分の中でのバランスが整うような。
そして、このドラマは曲がとても効果的に使われていて良いなと感じました。

ありがとうございました😊


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