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KAIWI CHANNEL SOLO 2024

KAIWI CHANNEL SOLO 2024-Molokai solo-

スタートラインには100名以上のパドラーが並んでいた。いつも気さくな昨年王者のダニー・チンやチームKamanuのライダー、ハワイ現地のヤングパドラーなどなど。
2回目ということで、あまり緊張はせず。
今年も参戦できる喜びを噛み締めていた。

運営スタッフのボートが右から左へ通り過ぎるとスタートのホーンが鳴った。
全身に稲妻が走る⚡️

今年は過去1番のコンディションと言われているだけあって、スタート時から次々とデカいうねりが進行方向へ流れていく。
リラックスして波に乗ることだけに集中した。
Don’t think,feel.

スタート後

スタートしてから15分ほどでエスコートボートと合流。
キャプテンKeokiのグッドサインが見えた👍
次の瞬間には波の高さでエスコートボートが見えなくなる。

荒れることで有名なカイウィ海峡(別名は遺骨の海峡)まさに荒れまくったカイウィ海峡は、
レースを通じて貴重な経験を与えてくれた。

20km過ぎまでは最高速度20km/hオーバーの波乗りを楽しみつつテンポ良くパドルを続けた。
感覚を研ぎ澄ませて、カヌーを前に進める。
完全にゾーンに入り、記憶はあまりない。

残り10kmほどはかなりフィジカル的にもキツかった。応援してくれる家族やカヌークラブの仲間たちのことを考えながら必死でパドル。

最後の山場、チャイナウォールを越えるといよいよゴールが見えてくる。風向きが変わりアップウィンドになるが、そんなことはもう関係ない。
とにかく少しでも速くゴールしたくてエネルギーを振り絞った。

チャイナウォール手前

ゴールラインを通過すると経験したことのないような達成感を感じた。
と同時にものすごく悔しかった。

結果は、4時間48分。
目標タイムは4時間20分をクリアすることはできなかった。


ああしておけば、こうしておけば。。。
レース後もいろいろと考えたが、結局はそれも含めて自分の実力。
タイムとか順位のことを考え過ぎていたのかもしれない。

日本から参加していたパドラーやキャプテンKeoki 、サポートしてくれたLeightonとがっちり握手をして讃え合った。
また来年、そう言って別れた。

キャプテンKeoki, mahalo

表彰式を終えてホテル帰ってくると、ホッとした気持ちと今年もカイウィ海峡を渡り切れたんだという誇らしい気持ちが同時に湧いてきた。
自分は本当に恵まれていると思う。
挑戦を応援してくれる周りの方々のサポートのおかげでこうしてハワイにいることができ、レースに出場することができた。


今年もMolokai soloを通じて様々な経験をすることができた。
挑戦を通じて感じたことや感謝の気持ちは今後大切にしていきたい。

夜はチーム茅ヶ崎と念願の朝日グリルへ。
オックステールスープがレース後の身体に沁みた。。。レースについてああでもないこうでもないと話すのは、レース後の楽しみの1つ。
特に今回はソロのレースだからそれぞれに感じたことがあって面白かった。

美味😋 朝日グリルにて

チーム茅ヶ崎のツルタさんは、55-59クラスで3位!
挑戦するだけでも素晴らしいことなのに
しっかりトレーニングを積み、結果を残すのは本当にすごいと思った。
何よりもMolokai soloというレースを楽しんでいる姿を間近で見ることができたことが、自分にとっては本当に貴重な経験になった。

朝日グリルのあとはドンキで買い出しをしてチーム茅ヶ崎のホテルへ。
カヌーの話は尽きない。。。

喜びと悔しさを噛み締めながらホテルへ戻った。

ゴール後、世界のダニー・チン選手と🤙

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