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Social Dreamers Vol.7 | アップサイクルフラワーアーティスト 斉藤四季さん | 大量廃棄される"お花"に、新たな命を吹き込む
持続可能な未来を創り出すことを目指し、ビジネスに挑戦する社会起業家にインタビューする『Social Dreamers 100 PROJECT』。
第7回目は アップサイクルフラワーアーティストの斉藤四季さん ※アーティスト名をお迎えして、お話を伺いました。
アップサイクルフラワーアーティスト 斉藤四季
長野県松本市出身。年間12億本ものロスフラワーが生まれる現状に向き合い、イベントや催事で使用された花々を廃棄する代わりに、「紙」に利用するアップサイクルフラワーアートの制作に取り組む。
辛かった時期に寄り添い、心を癒してくれたアロマ。そこから植物や花の魅力に引き込まれ、「お花の輝きを残したい」という思いからドライフラワー制作を始める。色褪せて朽ちていくドライフラワーの現実を目の当たりにし、後世まで想い出を遺せる「お花の紙」でアート活動を開始。2024年 and now合同会社を設立。
<出展予定>
・大阪・関西万博2025(2025年日本国際博覧会)
・GREEN×EXPO 2027(2027年国際園芸博覧会)
<受賞歴>
・Japan Handmade of The Year 2024 東京都知事賞(作品名:Full of flowers 3)
<関連リンク>
斉藤四季(X)
斉藤四季(Instagram)
BLOSSOM(X)
BLOSSOM(Instagram)
and now合同会社(HP)
and now合同会社(X)
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作品名『- 拍動 -』
廃棄される”お花”を使った唯一無二のアート作品
ーー斉藤さんの現在の活動内容について教えて下さい。
イベントや催事などで大量に廃棄されてしまう「お花」をアップサイクルして、紙を作っています。
たとえば、この作品ですと、押し花の裏側にある茶色い部分が廃棄されるお花を再利用して作った紙ですね。さらに、その紙の上にお花の押し花もつけることで、『お花の一生』を表現した作品になっています。
廃棄となる「お花」から紙を作る過程では、思考錯誤しながら色を入れてみたり、いろんな形のアートに挑戦したりしています。毎回、廃棄として引き取る、お花の種類も量も違うので、同じ作品は二度と作れないんです。まさに『世界に1枚だけのお花の紙』だと思います。
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作品名『- Full of flowers No.2 -』
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ーー廃棄物となるお花は、どのような場所から提供いただくのでしょうか?
私たちの会社は、東京都吉祥寺にあります。近所の商店街で新しいお店がオープンするときや、イベントで多くの花が飾られる際に、不要になった花を引き取らせていただいています。
また今の活動を続けるうちに、徐々に共感してくださる企業も増えてきました。たとえば結婚式場では、美しく咲いている花を装飾として使用した後、大量に廃棄せざるを得ないんです。そうした式場から花を引き取らせていただくこともありますね。
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ーー引き取ったお花はそのままの形ではなく、一度、原料に加工されるのでしょうか?
そうですね。作業工程は、伝統的な和紙づくりとほぼ変わらないと思います。たとえば、子どもの頃に夏休みの工作で「牛乳パックを細かくちぎって、はがきを作ろう」という経験をした方もいると思います。それと同じようなイメージですね。
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ーー花の種類によって、出来栄えが違うのですか?
木のように硬い素材は使えないのですが、ある程度の硬さぐらいであれば、調整することで作れますね。また、使う植物の種類によって、紙に残る繊維の出方が大きく変わってくるんです。
ーーデジタルアートとお花を掛け合わせた活動もされていると思います。そちらも少し教えていただけますか?
お花の紙やアート作品を通じて、新たな価値を生み出したい!と思っていますが、現状お花の紙やアート作品が経済的に循環しているわけではないんですね。そこで『より多くの人に、この活動やお花の紙の魅力を知ってもらいたいな』って思ったとき、NFTを活用することを考えました。
お花の紙やアート作品をNFTとして販売して、NFTを購入してくださった方にはデジタル証明をお渡しする。さらには実在する「お花の紙」をお礼としてお届けする構想もあります。
もっと多くの人に活動を知ってもらいたくて、NFTやデジタルアートも活用していきたいと思っています。
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ーー斉藤さんは展示会やセミナーにて『お花循環型社会』のことを発信されていると思います。反響を感じることはあるのでしょうか?
私と同じようにイベントなどで華やかに飾られた花が、使用後すぐに廃棄されてしまう現状を「かわいそう」と感じる方は多くいます。一方で「そもそも、その先を考えたことがなかった」という声も意外と多く、衝撃を受けたんですね。
皆さん、心の中のどこかで『そうならざるを得ない』と理解しているのかな・・・。でも、やっぱり可哀想ですし『手段があるなら私も協力したい』『私にも作れるなら挑戦してみたい』と共感をいただくことが増えています。フラワーロスという問題自体、世の中であまり知られていないので、今は『お花循環型社会』と名付け、分かりやすいコンセプトで活動しています。嬉しいことに多くの方から良い反響をいただいていると感じています。
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ーー2025大阪・関西万博にも出展をされるとお伺いしました。どのようなテーマで出展されるのでしょうか?
-次世代テクノロジーで『お花循環型社会』の実現-というテーマで展示します。
展示内容としてはNFTの仕組みを活用して社会問題解決のきっかけになるよう、クリエイターコミュニティ「NFT PLACE」の「NFTアートとテクノロジーで命が繋がる未来へのアートプロジェクト」にご賛同いただいたクリエイター、アーティストの作品と『お花循環型社会』をリアルとバーチャルで展示予定です。
元々、お花の紙を使ったリアルのアートとデジタルアートを別の名義で制作していたんですね。NFTアートは数年前の盛り上がりに比べて、今は若干、落ち着いていますが、情勢の変化もあって再注目されるんじゃないか?と期待しています。
「NFTアート」と「リアルなお花のアート」を使った、お花循環型社会の取り組みは、どちらも私自身が手がけていました。せっかく万博への出展が決まったので『融合させて展示しよう!』と決意したんです。それまでは個人アーティストとして活動していましたが、心機一転スタートアップ企業として目指すことになりました。
出展ブースはお花のアートとNFTアーティストの作品をリアルとデジタルで展示し、更に「メタバース美術館」での展示も実施します。リンクが分かれば世界中どこからでもアクセスできるのが、メタバース美術館なので、万博会場に来られた方はもちろん、会場に来られない人々もオンラインで展示を楽しめるんですね。遠方にいる友人や親戚など、スマホやタブレットを持っている人なら誰でも展示を見ることができます。
万博会場での展示期間は1週間なので、どこまで出来るか挑戦にはなりますが、ハンキングしたお花を飾り、枯れていく様子を鑑賞してもらいたいと思っています。そして役目を終え、枯れてしまいそうなお花を、私が「日本お花の紙」としてアップサイクルします。そして、それを映像や写真などのデジタルデータとして残せば、NFTとしてブロックチェーン上に刻むこともできます。リアルとデジタルの融合を通じた新しいアートの可能性を万博を通じて発信できたらと思っています!
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ーー斉藤さんが学生時代や社会人で、どのような日々を送ってきたのかっていうのを簡単に教えていただけますか?
学生時代は音楽活動に打ち込んでいて、まともな社会人になった記憶がないんです(笑)。いろいろありまして、人生ですごく辛かった時期があったんですね。誰にも頼れないし、自分が頑張るしかないんだけど、でも辛いな・・・みたいなときがあって。すごく救われたいな・・・って思ったんです。その時に出会ったのが『アロマ』でした。
アロマをきっかけに「植物のもつ力ってすごいな!」と感じまして、お花に興味を持ち始めたんです。とにかくセラピストになりたかったので、アロマセラピーのスクールに通い始め、アロマの資格をとり、セラピストとして働き始めました。
ーーバンドをやられていて、その後アロマのセラピストとして働かれたんですね。
そうですね。エッセンシャルオイルというアロマのオイルが、たくさんあるんですけど本当に楽しくて!アロマセラピーのスクールに通っていた時は、このオイルはどの花や植物から作られているのか?どんな効能があるのか?を勉強していました。アロマは単体で使うだけでなく、ブレンドすると相性や効果が変わることを知って、本当に奥が深いんだなと感じました。
遡ると、植物や花は古代エジプトやメソポタミア文明の時代から薬や化粧品として活用されてきました。『なんて面白いんだ!』って感じて、徐々に「自分でも何か作りたい」という気持ちが膨らんでいったんです。そしてドライフラワーのアートを始めることに繋がっていきました。
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「これじゃない。。」から生まれた、お花の紙
ーー『お花循環型社会』を目指す活動を始めたきっかけは何だったんでしょうか?
ドライフラワー作りは楽しみながら始めたのですが、実際に作品を作ってみると、とても脆くて少し触れただけでポロッと崩れてしまうんです。
確かコロナ禍の前だった思いますが、いろんな場所でポップアップ販売を始めたんです。お客様は『わぁ素敵よね』って言ってくださるのですが、実際に購入まで至る方が少なかったんですね。
実はドライフラワーって保管しておくのが大変なんです。非常に脆いっていうのもありますし、すぐに埃がかぶるので、お手入れがめちゃめちゃ大変なんです。そういった部分を知っている女性のお客様から『こうやって飾って見るのは素敵なんだけど、買って帰るのはちょっと・・・』という意見を頂くことも多くて。でも正直、私自身『その気持ち分かる!』と思ってしまったんです。
ドライフラワーに使う花は、花屋さんで売れ残って「このまま捨てられてしまうんだろうな…」というものを選んでいました。でも結局ドライフラワーにしても、ボロボロになって捨てられてしまう。「お花の廃棄って、結局どうしようもないのかな…」って思ったんですね。
その後、試行錯誤して、よりアートっぽいドライフラワーを作ってみたのですが、自分の中で『何してんだろう。これじゃ無いよね。。』って、すごく疑問を感じていました。「もうちょっと違う形で、どうにかできないかな?」って考えた末、今まで作ってきたドライフラワーを廃棄したくないので、まずは、これをどうにかしよう!と思い立ったんです。そこから『紙にする』研究を始めました。そして試行錯誤したら、お花の紙を作ることができたんです。
ーー花のアップサイクルというと、確かにドライフラワーのイメージが強いですね。
そうなんですよね。結局はドライフラワー止まりになっちゃうんです。家に飾っていると汚れるし、脆くなってきて結局は捨ててしまう。もちろん致し方ないのですが、元々『ドライフラワーにしたい』と思ったのは「お花が可哀想」や「記念のお花を残したい」という気持ちだったので、結局、管理が大変になって捨てるのは残念だったんですね。その後、紙にできることが分かり、『この活動をしていきたい!』って強く思いました。でも活動を始めたとき、会社を設立するという考えは全然なかったですね。
お花のイベントをやっている信州の知人に、アップサイクルの話をすると『それ凄くない?』という反応をいただいて。その方が『うちの社長に、ちょっと話してみなよ』と繋げていただき、お話ししたところ、すごく共感してくださったんです。
お花関係の会社を運営していると『捨てるお花を何かに使いたいから、ください』というお声がけが、いっぱいあるんですって。でも今まで、その会社は廃棄するお花を渡してこなかったそうです。その理由は「どうせ廃棄されるものだから譲ってほしい」という言葉が、時に配慮が足りないように感じられたから。お花を大切に扱う立場としては、その意識の違いに戸惑うことがあったので、絶対に提供することはなかったそうです。ただ私の思いには共感し、『提供するから、ぜひ使ってください』と応援してくれました。これはすごく自信に繋がりましたし、もっとお花を循環させることができる!と思いましたね。
ーーどのくらいの期間、ドライフラワーは保存ができるのでしょうか?
箱に入れたり、日に当てないで丁寧に飾って保存したりすれば、おそらく1年半から2年ぐらいは経年変化しつつも、良い状態で保存できると思います。ただ2年ぐらい経ってくると、明らかに劣化が目立ってきますね。
無理しないでやるからこそ、活動を続けられる
ーーお花のアップサイクル活動を始められた際、不安や迷いを感じたことはあったんでしょうか?
活動自体は「やりたいからやる」というシンプルな思いで始めたので、そこに迷いや不安は特にありませんでしたね。でも「万博を目指そう!」と思ったり、事業を大きくしようと考えたりするにつれて、社会の波にもまれ、やっぱり不安を感じることも増えてきましたね。
会社を立ち上げることになったときも、正直なところ不安が大きかったです。スタートアップとして支えてくださる方々はいますが、ほとんどのことを自分一人で進めている状態だったので。過去には、頑張った末に「やっぱり違うかも。。」と思って辞めたこともありました。そんな経験もあるので、「無理しない」ことを大切にしながら活動を続けています。『無理しないで続けれるところまで続けよう!』って気持ちでいれば、不安はありつつも上手く楽しんでいけると思っています。
ーー『お花のアート』、作られるのは楽しいですか?
「お花の紙」を作るのは楽しいです!アートになると『世の中にないものを作んなきゃいけない』というプレッシャーを感じてしまうので、アートの方が少し辛いかもしれないですね(笑)
大きな自信に繋がった『奨励賞』と『東京都知事賞』
ーー転機となった人との出会いや出来事を教えてください
そうですね。全くお花には関係のない人から大きな刺激をもらうことが多いです。私はアウトドア系のコミュニティに入っていまして、その代表が非常に頭が良く、いい意味で「適当」なんです。その方から『自由でいていいんだ』と影響を受けました。今のお花の活動をしていく中で、多くの仲間との出会いがありましたね。
私の出身地の長野県松本市で、初めて美術の展示会に参加する機会がありました。その頃は『お花循環型社会』というコンセプトができていない時期で、アート作品と制作した背景を説明する形で展示をしたんですね。すると展示した作品が奨励賞を頂きました。私の作品って特に奇抜ではなく、どちらかといえば地味だったので、まさか賞をいただけるとは思いませんでした。おそらく作品のコンセプト含めて評価を頂けたと思いますが「励まされているんだ」と感じて、もう少し頑張ってみよう!と思ったんです。
また先程お伝えした信州で花の催事を運営する会社の社長との出会いは本当に大きかったです。不安ながらやっていた活動が初めて認められた気がしましたし、そのときの『いいね』は自信に繋がっていますね。その後、その会社から提供いただいたお花で作った作品は、2024年のJapan Handmade of The Yearで東京都知事賞を頂きました。驚きましたし『このコンセプト、理解してくれてるのかも』って、また少し自信をつけました。このあたりの出来事が一番、印象に残っています。
花のアップサイクルはアーティスト名で始めたので、今も斉藤四季というアーティスト名を表に出し活動をしています。
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認知が広まっていない『フラワーロス問題』
ーー今までの活動で、特に印象に残っている試練は何でしたか?
そうですね。近年、特にコロナ禍で食品ロスの問題が広まって認識されるようになりました。同様にフラワーロスも食品ロスまではいかないまでも、少しずつ注目されるようになりました。ですが現段階で、お花のアップサイクル活動を都内の結婚式場にお声がけしたとしても『そのような活動をして、廃棄するお花を活用するのはいいけど、買い取ってください』やフラワーロスを出している企業というイメージに繋がるのを怖れて『提供できるけど、会社名は出さないでください』という反応を多くいただきます。
ただ時代の転換期にきている気はするんですね。『ロスを出してる会社』と認識されるのは、ブランドイメージ的に良くないという意見を度々、聞きます。もう少し私たちの活動が広く認知されていけば、世間の反応も変わってくると思うんですね。
例えば結婚式で使用したお花を来場者に持ち帰ってもらい、思い出として残してもらうのもあるし、それ以外の残ってしまったお花を私たちが引き取り、紙へとアップサイクルする。すると今まで廃棄するためにかかっていたコストが削減されるし、私たちは紙やアートを制作し販売に繋げることで、Win-Winの関係が築けるはずです。このプロセスがもっと周知されて、廃棄されるお花を提供してくれる会社が『アップサイクルにお花を繋げてます」というのを堂々といえるようになってほしい。だからこそ頑張って周知していきたいなと思います。
購入者に喜んでもらえる「お花の紙」を模索する
ーーフラワーロスの認知が広まっていない苦労は斉藤さんにどんな変化をもたらしましたか?
そうですね。廃棄されるお花から紙をつくるだけでなく『使いやすい形にすることが大事だな』と学びました。お花でつくった紙をみて『この紙をどう使うの?』と聞かれることが度々あるんです。どうしたら一番、持っていやすいか?をイメージして商品化しないと購入まで繋がらないと思います。例えば結婚式で使用したお花だとしたら、撮影した写真と一緒にお花の紙を思い出を残すことも素敵だと思います。しっかり魅力的なプランを作り上げられれば、もっと気軽に購入してもらいやすい!と感じますね。
ーー今までで、印象に残ってる作品はありますか?
特に印象に残っているのは、一番最初に作った作品ですね。
過去ドライフラワーを作っていたとき『もう邪魔だし要らないな』と思って、でも何とかしよう!と思ってつくったのが最初の作品でした。生花からも紙を作れるのですが、最初はドライフラワーをどうにかしたくて作り始めたんです。
この経験の知識が今になって、かなり活きてきています。もし最初に生花だけで紙を作っていたら、提供された花が傷んでしまった場合には材料として使用できなかったと思います。ドライフラワーから作った知識を活かすことで『腐る前にドライにして半乾きにしてもらえれば利用できる』という選択肢が生まれました。だから引き取りまでの時間が少々伸びても大丈夫なんです。
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ーー今後、制作してみたい作品のイメージはありますか?
そうですね。アート作品を『日本お花の紙』という名前にしていますし、海外の方に喜ばれるような紙細工的なものも作ってみたいです。日本らしい繊細さや工芸的な美しさが受け入れられるのではないかと感じるので、日本らしさを感じる作品づくりを目指したいと思っています。
お花のサイクルで創る、心温まるコミュニティ
ーー斉藤さんの抱く夢は何ですか?
『身近な人を大切にできるような場所』をお花循環型社会を通して作りたいです。『頭お花畑じゃん』って、今は悪い意味で使われることが多いですが、本当にそういう場所に行きたいんですね。みんな花冠をつけて、子供や女性が幸せそうにお花を摘んでいるような、そんな光景が広がる場所ですね。
その中には、お花を育て、使い、食べ、展示し、アップサイクルする場があり、それらが一つのサイクルとしてつながっていく。身近な人たちを大切にして楽しめる場所をつくるのが現時点での夢かもしれないです。この活動を通じて経済的な循環を生み出せる仕組みが築ければ、お花の生産者の方々にももっと還元していけると思います。
そして世界や日本を変える!と大きな目標をいう前に『まずは小さくても循環している場所を作り出していきたい』というのが近い目標だと思います。
不安と期待は半々。新しい出会いを楽しもう!
ーー最後に、読者に伝えたいメッセージがあれば、お願いします!
何かを始めるってことは本当に不安や恐れがつきものですよね。私自身、押しつぶされそうになるときもあって偉そうなことは全然、言えないのですが、今でも半分は不安と戦っているんです。でも、もう半分は、もしかしたら受け入れてもらえるかもしれない、素敵な人と出会えるかもしれない!という期待を抱いているんです。スタートアップをやるというのは、そういう両方の感情を持ちながら進んでいくことかもしれないですね。
あと結構スタートアップの会社や人って新しい出会いがあると、めちゃめちゃ嬉しいです。なので私だけかもしれないですが、声をかけてくれるのは励みになりますし、もっと色々できるのかな?って考えるきっかけになると思うんです。お互いに『大丈夫かな?』『声を掛けていいのかな?』って感じかもしれないですが、機会があれば気軽に声をかけてくださいね。
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最後まで、お読みいただき、ありがとうございました!インタビューを通して、斉藤さんの想いや夢が、皆さんの心に響きましたでしょうか?💡
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