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音楽のルーツ、名盤のご紹介-01 / 70年代ブリティッシュロック、ブルース

70年代ブリティッシュロック、ブルースなどの音楽
今まで聴いてきた音楽や影響を受けたアーティストなどについてご質問を受ける事があるので、自分の持っているアナログレコードを基に、ここで振り返りながらご紹介したいと思います。



R&R、R&Bとの出会い

バイト先の人から教えてもらったTHE ROOSTERS から始まり、カバー元のThe Rolling Stones、StonesがカバーしていたBo Diddley 、Muddy Watersなどのブルースとどんどん歴史を遡って聴きまくっていたのが初期の音楽との出会い方だった。こういった泥臭いサウンドに魅了され、きっと今もどこかでそういう部分は根付いていて、3コードで痺れる曲は作れるのだと今でも思ってる節はある。
学生時代は周りの友達がポップスや邦楽ロックを聴いている中、1人放課後に上記音楽をディグるのに没頭していた。


THE ROOSTERS  / "THE ROOSTERS"

THE ROOSTERS - "THE ROOSTERS"

私のルーツとなったバンド
1979年結成。福岡出身の為いわゆる「めんたいロック」と呼ばれ、元はサンハウスから派生しザ・ロッカーズ、シーナ&ロケッツ、THE MODS、ARBなどキャッチーながらエッジの効いたビートのロックが好きで、高校生の時バンドをしていた博多出身のバイト先の先輩に教えてもらったのがキッカケだった。

中でもROOSTERSにハマり、ストーンズやコクランのカバー曲を占めるR&B色強く骨太な本作はその勢いある尖ったサウンドで自分のフラストレーションを一気に払拭し覚醒出来たアルバムだった。
こんなにカッコよくカバー出来るバンドはいないのではないかと思ったりもする。ロージーは今でも聴くと血湧き肉躍るし、高校生の文化祭でコピーした(もちろん同級生はルースターズなど知らない)。大江慎也の存在は大きな刺激となり、ここが自分の出発点と言ってもいい。
中期にはポストパンク、ニューウェーブ色が強めサウンドになってROOSTERZと改名していくが、またその世界観に魅了された。下山さんの空間系エフェクトを用いたサイケなギターワークは大好き。今の空間系サウンドに初めて影響を受けた大好きなギタリストだ。


The Rolling Stones / "Flowers" 

洋楽はここから始まった
流れ的にいくと大半がブルースのカヴァーで占められた鮮烈のデビューアルバム"Rolling Stones"にしたいところでもあるし、好きなアルバムは他にも沢山ある。上記のROOSTERSがカバーしている曲も多くあり、黒人音楽をイギリスの暗くウェットな世界に昇華させていくカバーセンスに圧倒された。
そしてその後オリジナル曲のアルバムが生まれていく中で、このFLOWERSは米国盤に足されていた「RUBY TUESDAY」と「LET'S SPEND THE NIGHT TOGETHER」が収録。他”OUT OF TIME”、"SITTIN' ON A FENCE"など大好きな曲が並び、学生時代よく歌っていた。


John Mayall & The Bluesbreakers / "Blues Breakers With Eric Clapton"

Blues Breakers With Eric Clapton

ヤードバーズのアルバムを選びたいところなのだが、あえて脱退後のエリック・クラプトンが参加したブリティッシュ・ブルース・ロックの大名盤の本作を挙げる事にした。
Ray CharlesやRobert Johnson、Otis Rushなどのカバー曲も多く、とにかくクラプトンのギタープレイが光る、痺れるアルバム。


THE KINKS / "KINKS"

THE KINS - "KINKS"

1964年のキンクスの1stアルバム収録曲、シングル3枚目で全英NO.1となった"You Really Got Me"はもれなく私のフェイバリットソングである。
間奏のギターソロは私の中で今でも琴線に触れまくる。


MUDDY WATERS / "I’M READY"

MUDDY WATERS - "I’M READY"

ストーンズや、クラプトンなど多くのロックギタリストに多大な影響を与えたシカゴのボスことマディウォーターズ。
"Hoochie Coochie Man"を高校生の頃ギャルバンでコピーして福生のバーで演奏したらお客のおじさんがこんな渋いの知ってるなんて本当に高校生かい?と言われた記憶がある。その通り、周りの友達にこんなの聴いてる人は一人もいなかったが、奇跡的に出会った?バンドメンバーと夜な夜なこのマディ他ハウリン・ウルフ、ジョン・リー・フッカー、T-ボーン・ウォーカー、ライトニン・ホプキンス等を聴きながら飲んで歌ったりした思い出は私のバンド人生の原点でもあった。


Bo Diddley / "Chess Masters"

Bo Diddley - "Chess Masters"

ストーンズを魅了し、全英チャートで大ヒットしたボ・ディドリーの名盤。 62年に発表した本作は、ストーンズやヤードバーズがカバーした"You Can't Judge A Book By It's Cover"や"Mona"、他ウォーターズの"Hoochie Coochie Man"のリフを元に作った"I'm A Man"も収録。


[予告]

私の音楽ルーツ、名盤パート2はブルース、ブリティッシュロックの流れからその後出会ったUKパンクロック辺りについて記そうと思います。


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