17年10月2日 ADK買収 【#日経新聞を毎日読み込んでいる南が解説します】

【#日経新聞を毎日読み込んでいる南が解説します】
ベインキャピタルが、本来1320億円(本日10/2時点)のADK時価総額のところに1500億円(1320+180億円)と「プレミアム(ボーナス)」を乗っけるので、本日時点で株を持っている人は、明日、爆上がりして全員ハッピー。
株を持って無い人にはあんまり関係無いかも。従業員視点で見ると、『経営陣が外国人』になるので、外資系クライアントの仕事が増えることが予想される?

https://www.nikkei.com/article/DGXLASGD02H29_S7A001C1000000/

今回、「BainCapital 」の投資ファンドの方が買収っていうのがびっくり。(Bain & Companyのコンサルティングファームの方じゃなくて?!) 
この買収によって、いったん「売り出しストップ(上場廃止)」をして、ストップしている期間に役員(経営陣)をアメリカ人のノウハウ豊富なコンサル思考な方々に総とっかえ。
そして、ヒト・モノ・カネをどこにどう当てるのかを戦略を練り直して、ADKという会社のバリュー(時価総額)を上げる。
なので、3年後とか5年後とかに「再上場」または「巨大ファンド(orコンサルティングファーム)にバイアウト」をして、1500億円で買ったお買い物を、3000億円とか4000億円とかにして売って儲けようということ。これが、現時点で上場廃止させる意図です。

広告代理店は「工場」「メディア(インフラ)」などの「分かりやすい資産」が少ないので会社の時価総額が低めに出る業種なのですが(買収する側から見たら、お買い得?)、それにしても「TOBでの上場廃止 ※しかも外資系ファンドによって!」は日本の広告業界的には大きいニュースです。

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