人はそれを占いという
人にはたくさんの面がある。
小宇宙とはよく言ったもので、
一人一人が本当に星のように出来ている。
それを理論的に教えてくれるのが、占星術である。
わたしはひょんなご縁から、西洋占星術を学んでいる。
ヨガや瞑想の一環で始めたことだが
かなり理論的に自分のことを教えてくれる。
占星術と聞いて真っ先に思い浮かべるのは、「占い」だと思う。
占いといえば、雑誌の最後のページで、当たっている当たっていないと言いながらふむふむと読み漁ったり、朝のニュースの最後で今日の星占のトップ12が発表され、運勢のいい日だと「やったぜ!」となんだかテンションも上がり、
最下位の日はちょっとおとなしくしていよう、となんだか思ってしまう、
予言チックでスピリチュアルチックな、よくわからないものだと思う。
実は私たちの生活のあちらこちらに散りばめられているこの体系立てられたものを、迷信めいた予言的な面白く楽しいだけの読み物として受け取っていた。
わたしも、毎週月曜に送られてくるしいたけ先生の今週のしいたけ占いには、大変お世話になっている口である。(しいたけ先生ありがとう!)
しかし、本当の占星術は、実に深い。
予言でも言い当てるものでもなかった。
統計学だという人が多いが、それも違うと私は思っている。
これは「自分」なのである。
この星を形作ったものが肉体、と言うと大袈裟に聞こえるかもしれない。
もちろん、占星術が全てではない。
これも、自分というものの一端なのであるけど、それでもかなり多くのことを知ることができる。
自分のホロスコープを知るには、
名前、出生日、生まれた場所、時間が必要になる。
例えば双子であったとしても、時間が異なれば持ってくる星は変わるのである。
星は全員違う。一人一人違う。
顔が違う。
名前が違う。
星が違う。
そのように、人の数だけ星の形がある。
これは人だけでなく、ペットなどの動物にも見ることができるし、物事に見ることもできる。
元々、星というのは、自分が生まれた時に、天体がどこに位置していたか、というもの。
宇宙の一部である私たちは、この宇宙の影響とともに生きているのは、至極当然のことであるが、
理性脳を優先としている現代社会で育った私たちには、それはまやかしのような怪しいものでしかないのも、当然だろうと思う。
12の星座と10の惑星、12のハウス、そして角度などが関係して自分が成り立っている。
大きな宇宙の中に浮かぶ無数の星々。
その中の地球という一つの惑星。
さらにその中に生まれ落ちたチリのように小さな星々。
それが生命なのである。
そう聞くと「わぁ!素敵!」とスピリチュアル好きな女子はときめくかもしれない。その姿はとても可愛らしいと思うが、私は残念ながら、そういったことにロマンを感じるタイプではないようで。。
なぜこんな話をしているかというと、かなり理論立てられているから納得をしている。だから、占いではなく、自分を知るツールとしてこれを活用している。
ちなみに、似たような類のものも学んだが、もっとフワッとした宇宙からのエネルギーでできているようなものは、やっぱりあまり関心が持てなかった。
自分の星を読み解いていくと、驚くことがたくさん出てくる。
あっちでもこっちでも、同じことを言っていたり、
あっちとこっちが繋がりあって、同じことを言っていたり、
全く何を言っているのかわからないだろうが、そういう感じなので仕方がない。
私の語彙力では、残念ながらそれ以上伝えることはできない。
ただ、理論が通っているのである。
ホロスコープには、自分でも知らない自分の一面がはっきりと書かれている。
自分がどう生きたらいいのかの道標となるのだ。
例えば、
自分の本質
内面
人から見た自分
人に見られたい自分
人間関係の取り方
何に熱意を燃やすのか
人生の課題
人生のゴール
そんなようなことがたくさん記されている。
個人のこと以外にも、時代や年代で抱えているテーマもある。
人は地球のように多面体である。
自分の裏側は意外と見えていないし、
自分には核のように深い部分がある。
でもそれは表面には見えない。
しかし、確実に存在する。
星は、自分なのだ。
自分という星そのものなのだ。
たくさんの島があり、深い海の底があり、核があり、寒い場所もあれば温かい場所もある。
自分の星から多面体な自分を知るだけで、なんとも自分が愛おしくなる。
自分を愛することそのものにつながる。
真摯に、ひたむきに、自分というものと生きようと思えるようになると、私は思っている。
あなたも占星術を受けてみるといいかもしれない。
私の星読みセッションは2023年公開予定です。