臨月の時は、遠くの大規模災害でも気をつけた方がいい事があります。
予定より早く産まれる
「早く産まないと」というセンサーが働くらしく、予定より早く産まれる場合があるそうです。実際私も東日本大震災の2日後に、予定より1週間早く出産し、しかもそういう人ばかりで個室がいっぱいになった経験があります。
看護師さんの噂話みたいな感じだったので根拠はないですが、出産準備は早めにした方がいいと思います。
喜んではいけない気持ちになる
当時私は関東に住んでいて、里帰り出産をしていたので、出産の報告を会社や関東の友人に連絡したのですが、「大変な時に申し訳ありませんが…」と、いちいち謝ってしまう。返信も「おめでとう!こちらの状況は…」となるので、それどころじゃないよねと、ますます遠慮してしまう。
ニュースでは被災地の状況や映像が絶え間なく流れる。
できるだけ、ニュース映像や情報から離れて、わが子の事だけ考えて、幸せな気持ちで出産を迎えてほしいと思います。それには何の後ろめたさももたなくていいと思います。
私だけ何もできないと思ってしまう
大規模災害があってもなくても初めての出産育児はほぼ順調にいかないのに、完全にハマってしまい、細かい事は辛すぎて覚えていないくらい辛かったです。
辛いけど、世間はもっと辛い状況だからと我慢して、我慢しきれなくなり爆発する。みたいな事を繰り返していました。
退院してからも電話で相談に乗ってくれた看護師さん。爆発しても受け止めてくれた家族。出産経験ないけど話を聞いてくれた親友。
いろんな人に支えられて、なんとか1ヶ月を乗り越え、少し外を歩いた時、やっと前を向く事ができました。また、真っ先に募金しに行きました。
実際、数ヶ月たっても数年たってもできることはたくさんあったし、今こうして当時の経験を伝えるのも私ができることなのかなと思います。
同じ思いをしている人に届きますように。