【2分で読める】ところで相談役ってなんですか?【知識のおすそわけ121時間目】
これを書いている時点では、未だ退く気がなさそうな日枝氏……なのですが、そもそも彼のフジテレビにおける役職、取締役相談役ってなんでしょうか?
ってことで、にわかですが調べてきました。間違えている点がありましたらご指摘いただけると幸いです。
なお、この記事は2025年1月31日に書かれています。
相談役と取締役相談役の違い
相談役と取締役相談役は、似て非なるものです。
具体的には、前者は社員扱い、後者は役員扱いです。
つまり、日枝氏は現状も役員として在籍していることになります。これはホームページからも確認できます。
ちなみに、取締役相談役なるポジションは、役員のメンバーとして必須なわけではありません。会社によって副社長や専務がいたりいなかったりするのと同じです。
また、一部の方が誤解されていますが、日枝氏は会長ではありません。
取締役相談役の業務内容
文字通り相談相手……のはずなのですが、いかんせん相談という単語がふわっとしているため、実際に何をやっているのかは会社によって大きく変わります。
前述のとおり役員なので、役員会議に参加する権利はあるのですが、「どこまで助言をするのか」「どこからは助言をしてはいけないのか」といった明確なルールがありません。
そのため、今疑われているように、社長や会長を差し置いて実質権限を握る、なんてこともできますし、それ自体はただちに法律違反とは言えません。
社長を退いたあとも会社の実権を握りたい、という人にとっては、取締役相談役というポジションは非常に都合がよいのです。
ただし、それがどうスポンサーや国民に見られるかは、ニュースを追ってみているみなさんならよくご存じかと思います。
この記事はあくまで知識の提供がすべてなので、辞任すべきなどといった個人的な主張は特にいれません。