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英会話がいまいち盛り上がらないなら、ほめ英語をマスターしよう!

スイスに住んでいたときのイギリス人クラスメイトのEちゃんに、「顔小さい!うらやましい!」って言ったら、「ん?」というちょっと訝しげな顔をされたことがあります。

私は100%褒めてるつもりだったんです。

欧米では、日本での褒め言葉が同じように通じないことがあります。実はこれ、欧米でのあるある。

今回は、スイス・ドイツ・イギリスでの5年間で私が体感した、誤解を招かない「褒めポイント」と、相手を不快にさせるかもしれない「気をつけポイント」についてお話します。


日本と欧米では褒めポイントが違う

  • 顔が小さいね!

  • 手足が長い!

  • 目が大きい!

  • 鼻が高い!

日本語だったら、このあと全部に「うらやましい〜!」って続く褒めポイントですよね。

でも、欧米では「ん?いじられてる?」「どういうこと?」って取られる可能性が高いです。

そう、褒めるポイントが違うんです。

顔立ちやスタイルを褒めるのは注意!

外見差別やセクハラにもなりかねないので、顔立ちやスタイルを褒めるのは、避けたほうが無難です。

例えば「目が大きい〜!」と日本人の感覚で褒めても、実は本人はコンプレックスに感じていた、ということもあります。

冒頭で紹介したイギリス人友人Eちゃんの場合も同じで、「私の顔、小さいでしょ。バランス悪くて好きじゃないんだよね」と言われました。

あわてて、100%褒め言葉のつもりでそう言ったことを伝え、本人も「そうなんだ〜!」ってスッキリしてました。

(が、それ以降は気をつけました)

欧米圏での褒めポイント

欧米圏の相手が喜ぶ「褒めポイント」を知っておくと、誤解されずに済みます。

おさらいすると、顔立ちやスタイルを褒めるのは避けた方が無難です。

代わりにおすすめの褒めポイントは、

  • 服装・持ち物

  • 髪型

  • 仕草

  • 正確

  • スキル  etc.

その人の人柄やセンスなど、努力して手に入れたものを褒めると素直に喜ばれて「Thank you! I like this too!」などと返ってきます。

こんな感じで声をかけてみましょう。

  • I like your glasses! (メガネ素敵!)

  • I love your outfits.(あなたの格好めっちゃ好き!)

  • I love your nails! (あなたのネイルいい!)

  • Your hair looks fantastic!(髪、めっちゃいいやん!)

  • You smile a lot, and it's nice.(よく笑うよね、いい感じ)

  • You are easy to talk to.(話しかけやすいよね)

  • Your ideas are always interesting.(あなたのアイデアはいつもおもしろい)

私も見知らぬ人から英語で褒められた

私もショップやバス停で、見知らぬ人から嬉しい言葉をもらったことがあります。

  • Your earrings are beautiful. Where did you get them?(あなたのピアス、とても素敵。どこで買ったの?)セレクトショップの会計時に。

  • I love your shoes!(その靴好き!)バス停で待ってたら、前を通り過ぎた女性がわざわざ戻ってきて。

  • I like your hairstyle. It suits you! セレクトショップの会計時。

I like your 〜. とか I love your 〜. をよく聞く気がします。これなら、私たちもさっと言えますよね。

褒められるってシンプルに嬉しいし、話のきっかけにもなりますよね。

【余談】日本の褒めポイントが受け入れられることもある

慣れないうちは、「これ言っていいのかな。」「これは大丈夫かな」と心配になるかもしれません。

基本的には、先ほど話したように人柄やセンス、持ち物など、その人が努力して手に入れたものを褒めると安心かと思います。

ただ、ここがコミュニケーションの難しいけどおもしろいところでもあって。

ある日、日本人友人がドイツ友人のKちゃんに「鼻が高いね!」って言ったんです。私たちにとっては100%褒め言葉。

しかし返ってきた言葉は「ドイツでは、高い鼻=大きい鼻 というイメージだから、私はこの鼻コンプレックスなの。」

ちょっと気むずかしいところもあるKちゃんだったので、正直やばいと思いました。

が、Kちゃんはにっこり笑って「でも日本ではこの鼻いい感じなんだ!じゃあ私もこの鼻好きになるかも。」って言ったんですよね。

この展開は期待してなかったけど、なんかそれはそれでうれしかったり。

結局、相手との関係性や、相手の日本文化への理解、話し方のトーンも大きいと思うんですが、コミュニケーションっておもしろいなぁと思いました。

ほめ英語フレーズを知っておきたいなら、コレ

そもそも今回この記事を書いたのは、実はこの本を購入したから。

「褒める」って会話をはじめるきっかけになるよね〜と思っていたときに、偶然本屋でみつけました。

  • 褒めポイント

  • 褒め英語構文

  • 褒め単語

  • 褒め例文

など、知っている英語で楽しく円滑なコミュニケーションができるようになります。

しかも、中学英語レベルで対応できる英文ばかり。シンプルでいいんです。

褒めポイントを見つけると話がはずみやすくなるって、英語に限ったことじゃないですよね。日本語だってそう。

「英語話すとき、何を話したらいいかわからない」「いまいち相手と距離が縮まらない」と感じていたら、読んでみる価値ありです。

英会話上手に一歩近づけるはずですよ。

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