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ぼく根性があります。ってほんと?

木下斉さんのVoicyで配信されている「ジブン株式会社ビジネススクール」でメンタルタフネスというテーマが出たので、今回初めて入学してみました。

ここでは、メンタルタフネスに影響を与えるものとして以下が挙げられています。

  1. 負ける経験

  2. 規律を守りストレス耐性を高める経験

  3. 反復練習

  4. チームワークにより困難を乗り越える経験

  5. 目標意識と達成感

過去の原体験が、いまの自分に影響を与えているという話を聞いて、振り返ってみました。

メンタルタフネスと聞いて思うこと【弱いとダメ】

ぼくがメンタルタフネスが強いかというと、「強いです」と見栄をはっていました。例をあげると、就職活動のとき「私は根性があると周りから良く言われます」とアピールしていたことがあります。笑
※ここでは「メンタルタフネス」と「根性」を同義として扱っています

「弱い」=「ネガティブ要素」ということが叩き込まれていて、弱い部分がない訳でないが、どうすれば隠せるか。という思考回路がありました。

状況によってメンタルタフネスが強くも弱くもなる?

メンタルタフネスは、2つの状況に分けて考えられると思います。
1つは、自分ひとりの状況、
もう1つは、社会やプロジェクトチームなどで自分以外の主体がいる状況です。

ひとりの状況は、自分の感情や行動をコントロールできるかに尽きます。例えば、試験直前に逃げずに勉強に集中できるか。点数が悪くても落ち込まずに再チャレンジできるか。などです。

一方で、チームや組織ではコントロールできないことばかりです。家庭も小さな組織だと思いますが、子育てしていると子どもが言うことを聞かずイライラすることもあるでしょう。制御不能です(笑)。また会社でも市場の変化によって経営状況が変わるし、人事権をもってない限り上司を選んだり変えたりすることは基本的にできません。

さらに、進むべき方向性がズレていると、自分の中で100点の行動でも、チームでは0点になることも起きます。

受験勉強やチーム競技での経験が分かりやすい

個人と組織の2つの状況について、過去の経験を掘り下げてみます。
ぼくの事例ですが、あなたにも該当するかもしれません。

【個人】受験勉強での反復練習

受験勉強(資格勉強)は、過去問があったり出題範囲が決まっていることが多いので、反復練習でコツをつかめば成果がでる可能性が高いと言えます。ぼくもコツコツ勉強するのが好きだったので、軌道に乗ってしまえば必ず成果を出せる。という謎の自信がありました。

【組織】サッカー部で規律を守り困難を乗り越える

サッカーやバスケット等のスポーツはもちろんのこと、バンドや演劇、チアダンスなども該当すると思います。

ぼくの場合中学高校でサッカー部でした。
組織で規律を守って一定のストレスの中で過ごしていましたが、
本当に体力的に辛い試合で、チームの中で自分だけサボってしまった経験があります。他に10人いるから自分が100%の力を出さなくても問題ない。そんなマイナスの気持ちが行動に出てしまったのです。

「弱い」=「ネガティブ要素」ということが叩き込まれていていると「強く」見せたくなる?

「自分ならできる」「きっと上手くいく」と認識するマインドを「自己効力感が高い」と呼び、「自分はできない」「きっと失敗する」と認識するマインドを「自己効力感が低い」と定義します。

自己効力感が高いのは良い事ですが、正しく自己認識(セルフ アウェアネス(self awareness))できているかが重要だと思います。

「強く」見せたくなる心理があることに気づくのも第一歩です。

【対策】自己効力感が高いようで実は低い人のための自己トレーニング

「ぼく根性があります。ってほんと?」とタイトルに書きましたが、どちらかと言うと、自己効力感を高く見せる傾向があります。

タイムスリップでもしない限り、変えられない過去の事実にもとづいています。😿

木下斉さんのVoicyで配信されている「ジブン株式会社ビジネススクール」で参考図書になっている書籍を読んで、トレーニングになりそうな内容をまとめます。

本の中では、物事の受け取り方(=説明スタイル)が大事だといいます。

「自己効力感が低い」場合は、以下の特徴があるそうです。

  • 個人的(私が悪いのだ)

  • 永続性(ずっとこういう状態が続くだろう)

  • 普遍性(何をやってもうまくいかないだろう)

ぼくの経験(サッカー部)で例えると以下になります。

  1. 試合に負けたのは私のせいだ(個人的)

  2. ずっと困難な試合が続くんだろう(永続的)

  3. いくら走っても、ゴールは決められないだろう(普遍的)

では、言い方を転換してみます。

  1. 試合に負けたのは相手に代表選手がいたからだ(外的)

  2. 困難な瞬間はロスタイムだけだろう(一時的)

  3. 相手が3人がかりで囲んでくる限り、いくら走ってもゴールは決められないだろう(特定)

すこし説明の方法を変えることで、
次の瞬間は走れるようになった気がします。

まとめ

いかがでしょうか。
ジブン株式会社の経営は、崩壊しない強さがあってこそ継続できるので、
まずは自分のメンタルタフネスへの先入観や偏見がないか確認しました。

「弱さ」があるならば、過去の経験にさかのぼってみると良いでしょう。
そして、逆境でも自分に対してポジティブに説明する方法を考えてみましょう。




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