夫婦の会話の言語学:言語学者の家庭変6 カムカムエブリバディ、語用論的関数
以下は創作です。大阪弁はなんちゃってです。岡山弁はふらつきます。カムカムエブリバディのドラマの進行に合わせて、大杉正明さんが、天野ひろゆき、歌手のAIと一緒に英語のラジオ番組やってます(これは事実)。
夫:カムカム明日最終回やで。
妻:ひなた英語うまいなあ。でも最初は英語は最後の回だけでてくるて言われてたらしいで。なんかあって台本変わったんちゃう。
夫:え、そんなん、途中で台本かえたりせーへんやろ。
妻:でも、このまえひなたがラジオで言うてた。ラジオのカムカムイングリッシュで。途中で英語が増えたんやて。
夫:へ、ひなたがカムカム英語出てるて、どういう意味?この城田なんちゃらと話してたの。
妻:何言うてんの、カムカムイングリッシュにひなたがでてるの。天野とAIが大杉先生とやってるやんか。
夫:え????
妻:毎日やってるやつ。テキスト買ってるやんか。
夫:あ、ひなたて、川栄李奈のこと。
妻:当たり前やん。なんでそんなんもわからんの。
夫:(完璧に語用論的関数の実例じゃが。
F(a)=b
であるような語用論的関数があるときaの記述でbを指示してよい。
ここでFがドラマの役からその役を演じる役者への関数(ドラマコネクター)があるとする。そのばあい、[ひなた(a)]から[川栄李奈(b)]への関数Fが定義できるので、
F(a)=b
が成り立ち、aの記述である「ひなた」で、bを指すことができるわけじゃから、「ひなた」を「川栄李奈」を指すのに使うなあ、問題ねー。)ぶつぶつ。
妻:川栄李奈が、最後の場面だけやのーて、映画村とかで通訳するのは最初はきいてなかったってよ。
夫:(ありゃ、こんどはFの逆関数使っとる。役名から役者名への関数じゃが。)ぶつぶつ。
妻:なにぶつぶつ言うとるん。あんたも一緒に聞いたら。あたし、最後の回のカムカムイングリッシュ聞いとらんから。川栄李奈が出とるよ。
夫:ぶつぶつ。
つづく(かも)