
格ゲー未経験者が鉄拳7を一年間配信しながらやってみたら
自宅で過ごす事に慣れ、それでもなんか活動したいと思って2020年10月始めたyoutubeのチャンネル
週1回の配信から週2回にしたり諸々工夫をしてみるもスロースタート。特段ゲームがうまいわけでもないので画面が映えることもない。とはいえ最初の三ヶ月はyoutube定期的に更新しないと検索にも引っ掛からないようになってるらしい。知らんけど。
だがしかし明確に数字に現れる分モチベーションにも影響するわけで。
何かブレイクスルーがほしいなぁと思っていた矢先、先んじてyoutubeチャンネルを開設している友人が何やら楽しそうにわちゃわちゃゲームをしてる。

それが鉄拳7、ひいては格ゲーとの出会いでした。
友人の配信を見ていると攻防に一喜一憂し、煽り煽られと賑やかでした。技の応酬はそれはもう画面は派手であり、かつトータルラウンドも1分×最大5ラウンドなのでさっくりみれる。これなんかいいんじゃないかなぁ・・・・
なんか面白そうやなぁ・・・でもなんか格ゲーで難しいやろからなぁ・・・1ヶ月やって無理なら辞めよう。そんな気持ちで半分ワクワク、半分ダウナーな気持ちで始めたのが1年前の4月の終わりでした。
そしてこの日から僕は鉄拳7に夢中になっていくのでした。
言わずと知れた3D格闘ゲームの大メジャーゲーム。
鉄拳7だけで世界販売800万本、鉄拳のシリーズの総販売5000万本と書いててもワケわからない数字を叩き出してる本作品。eスポーツとしての地位を確固たるものとし、近年では一八が大乱闘スマッシュブラザーズの最新作でDLCキャラクターとして参戦し話題になりました。また、メディアミックスとしてはNetflixでのオリジナルアニメが発表されたりとゲームの枠を越えて鉄拳の話題を聞くことが多くなってきていると感じます。そしてその肝心なゲームの内容ですが。
結論から言いましょう。
鉄拳7は最高に面白いゲームです。
敷居の高さ、簡単には勝てない、ゲームシステムの知識量の差を埋めることは非常に困難であるにも関わらず、それらをビギナーからでも要求されるようなゲーム。
レベル100まで到達したら技のダメージ半分になるみたいなことも当然ないし、現代のサクサク遊べて楽しいゲームが一般的な世の中で、練習モードでずっと練習していろということを要求されるカテゴリーのゲームなのでそりゃもう疲れてるときは出来ません。そしてやらなければ当然下手になり、対戦も負けが続きモチベーションが下がる。そんなゲームです。(※個人の感想です)
さてここまで非常にネガティブな感想を書いて「何故鉄拳7は最高に面白いゲームである」と言えたのか。
それはたった一つの勝利が今までの努力の時間と挫折とストレスを全て肯定し、それでしか味わうことができない達成感を与えてくれるからなのです。
これは本当に格ゲーでしか味わうことが出来ない感覚であり、最初の勝利からつい最近の勝利までずっとそれの繰り返しなのです。
その勝利への欲望がユーザーを掴んで離さないんだなぁと感じています。NPCではなく他のプレイヤーとの真剣勝負であり、数秒の間でその人の癖を見抜くことや一瞬の判断力で大きく勝敗を決定づける要素は格ゲーならではの醍醐味であり、その勝利への欲望と醍醐味にすっかりハマってしまい一年間ほぼ休むことなく遊ぶことができました。
ただまぁ普通にランクマッチの仕様はちゃんとしてほしいとは思うけどね。
では、僕の鉄拳7での1年間をご紹介させてください。
なんと言っても鉄拳をやるのであれば自キャラ、つまり「自分は○○使いです」の○○を決めなくてはいけません。よしよしでは僕にとっての○○使いの○○を決めようじゃないか。

いや、多くね?????
僕が鉄拳7を始めた時にリディアが新規参戦したばかりの頃で総勢51キャラ。
まず何から始めたらいいか分からない身からするとこのキャラの多さには困惑してしまいました。
というわけでこういう時こそ先人の知恵。鉄拳7初心者wikiや鉄拳初心者オススメキャラなどを検索してみましょう。
するとまぁまぁあることあること初心者向けページ。やはりこれだけの歴史と人気のあるゲーム、新規ユーザー獲得のための福利厚生も用意されてるわけですね。
さてさて色々サイトや動画を見たり自分の琴線に触れるキャラクターをいくつか探してみました。そしてその中からアーケードモードで平八に勝てたキャラクターをメインにしてみよう!と考えたわけです。それがこの2キャラでした。
①ラッキークロエ
やっと勝てた。スマブラ以外の格ゲーやったことないからスッゴい新鮮。あとクロエちゃんくっそかわいい。鉄拳はTwitterオンリーシリーズにするのもいいね。https://t.co/UV4xO28WGU pic.twitter.com/1XxbFn2Mtz
— じゅにあ (@yuki_jr) April 11, 2021
実は一番最初に選んだのはラッキークロエでした。当時はまさに股間でキャラを選んでいたので可愛い!これにしよ!!!と思って使っていました。
本当にメインをクロエにしていくつもりであったんですが、肝心の空中コンボが本当に難しいキャラでした。鉄拳どころか格ゲーすらやったことない僕にとってはLPボタンの次にRKボタンを押すことすら難しく、それに慣れないスティック操作、そして当時はもちろんアケコンなんか所持しておらずゲームパッド。6☆23なんてもってのほか、1379の入力ですらまともに出来ない状況。
「これは多分このキャラ挫折するやろなぁ・・・もう少しだけ考えてみようかなぁ・・・」
そうやってもう少し考えることに。そして次に選んだキャラが僕の鉄拳7の一年間を共にするキャラクターとなるのです。
②カタリーナ・アウヴェス
カタリーナのほうが使いやすい説あるな。ランクマッチ勝利記念やわ。https://t.co/UV4xO28WGU pic.twitter.com/6anWtSVynz
— じゅにあ (@yuki_jr) April 15, 2021
ランクマッチ2勝目の動画がありました。
このキャラクター、何が良いか。ズバリこのキャラクターはボタン連打で空中コンボができるキャラなのです。
鉄拳の多くのキャラクターは先ほどお伝えしたレバーとボタン入力を駆使し大ダメージの空中コンボを決めるものがほとんどです。
しかしこのカタリーナというキャラクターは鉄拳7からの新規参戦キャラということもありボタン連打だけである程度のダメージが出る空中コンボが可能でありまさに初心者向けのキャラクターだったのです。
初心者にとってフラストレーションになるのは負けることもそうですが、一番は技がだせない、技がでないこと。クロエもなかなかいい線いってたしもしかしたらクロエを続けていたらもう少し上手くなるの早かったかもしれませんが、技がでるということはそれだけプラスに働いたのです。
そしてアーケードモードどころかオンライン対戦でも勝利することができたのです。前述した勝利への欲望が叶うキャラクターだったわけです。
「このキャラクターでいこう」
こうして僕の○○使いは「カタリーナ使い」となるのでした。モチベーションの維持はもちろん目に見えて上昇する鉄拳力と段位システム、だがしかし鉄拳というのはそんなに甘いゲームではありません。
こから鉄拳という由緒正しき格闘ゲームの厳しさを体感するのでした。
はっきり言って最初は連敗に次ぐ連敗でした。いや今でも連敗しとるがな。
前述した通り僕は当時格ゲー未経験。いろはのいすら知らないひよっこどころかミジンコ並。
こりゃ配信もあまり良い出来じゃないだろうなぁと思っていた矢先、
「鉄拳始めたてなんですか?」
「チャンネル登録しときました!わからないことあったらなんでも言ってください!」
「ランクマッチよりプレマでどんな技が出るか見てみたほうがいいかもですよ!よければプレマ参加しませんか?」
などの暖かい声。そしてそれまで1.2.3が当たり前の視聴者様が4になり、6になり、そしてこれまで記憶しているなかでは同時接続最大が25までになったこともありました。
そう、稼働して数年経ち完全に成熟しきってしまった鉄拳7の世界に全くの初心者が現れたことを面白がってくれたのです。
当時始めたての頃は19人だったチャンネル登録者様も今では(2022年4月末現在)85人までに。万人登録者の世界からしたら底辺も底辺ですが、85という数字は僕にとってものすごい励みになりました。
そして中には「師匠」をかってでてくれる方も現れ、自身の必殺技を伝授してくださったり時には厳しいトレーニングもあり、少しずつ少しずつ勝ちと経験を積み上げていくことができました。
配信100回記念のランクマッチ6時間企画をやったり。
死にもの狂いで段位昇格戦をもぎ取ろうとした年末だったり
はたまたアーカイブの視聴数を増やせないかと考えてアーカイブのコメント欄に対戦が始まったときの時間のタイムスタンプを作成してコメント欄見た瞬間対戦がすぐみられるようにしたらどうだろうと考えて作ってみたら見事に成功して再生数が少しずつ伸びたり。色々工夫をしてみました。
そういったなかでたくさんの人達と出会い、また温まるプレイやスナイピング被害にあったりと良いことだけではなかったですが、初めて世の中にゲーム配信者として認めてもらい、何かのコンテンツを発信できているんだと思えて嬉しかったです。
そしてこの一年の成果がこちらになります。是非とも最初のころと見比べていただければと思います。
一年間の成果。※note記事用 pic.twitter.com/JIKTb0YeGe
— じゅにあ (@yuki_jr) April 26, 2022
コンボミスや手癖技をうってコンボいかれてるシーンもありますが、平場での奈落をしゃがんでガードできたり(最大の確反いれられてないけど)師匠直伝のカウンターを打ち込めたりと一年でまぁここまでやれたのはいいんじゃない?と思っています。

そして先日1周年の記念配信を行い、鉄拳7の配信シーズン1を終了としました。
別に切り替える必要もなければこれからもずっとやることは同じだけど、もう一年も格ゲーやったら格ゲーの超初心者ではないだろうし、もっというと僕の配信って 格ゲーというワードよりも鉄拳7 初心者 カタリーナでの検索で見てもらえてるようなので、より見てもらえるように工夫したいなと思ったからなのです。
では今後どうしようかって話なんですが、今後はもう1キャラ試してみたいキャラクターがありましてそのキャラクターをメインにしつつたまにカタリーナもやるって感じにしようかと思います。
どうにも玄武以上が見込めないので上げられない段位を永遠繰り返すよりかは新しいキャラクターとの出会いを果たしてカタリーナと同じくらい上げていければ良いな。
何気なく始めた鉄拳7でしたが今では僕のチャンネルのメインコンテンツに。もっとチャンネルを大きくするためには現状鉄拳を上手くなることが一番の近道であると考えているため、また再開できる時が来ましたら今まで以上に熱中しようと思っています!
そう、僕は今(2022年4月30日現在)鉄拳どころか全ての活動、生活が一変しております。次の記事は間違いなくセンシティブかつ、問題もはらむ記事になります。実はこの記事は4月27日には書き終えており、1周年記念配信のすぐにもあげられるように準備をしていました。
そう、僕は今新型コロナウイルス感染症、陽性者になりホテル療養をしているのです。
5/12追記
職場復帰を果たしました。
次回の記事はホテル療養の話を書こうかと思いましたが、noteは楽しいこと、僕が面白いと感じていることを書くべきだなと感じ、ホテル療養のことは書かないことにしました。次回も鉄拳7の記事になります。