【第９回配信】『誰かに伝えよう』という気持ちが大事
こちらでは定期ラジオ配信についての音声を記事にまとめております。
当記事の一番下に音声配信リンクもつけております。
第９回ラジオ配信では
『誰かに伝えよう』という気持ちが大事
という内容でお話しました。
前回の復習
前回の記事はこちら
「声を出すこと」
というのは、少なからず誰かに伝えようとしている
「誰かに伝えよう」
とする声は、日常生活の中で出している声と違うものである。
どうして違うものなのか？
それは声を出す側が『はっきりとした意識を持っている』ということだから。
『伝えようとする気持ち』が大事
これこそが最大の目標になります。
『伝えようとする気持ち』が大事
はじめは上手くできないかもしれないです。
こうやって文章にする、言葉で言うのは簡単ですが、
いざ声に出して実践しようとするとなかなか難しい人もいるかと思います。
ですが、少しずつでいいので、
自分の伝えたいこと、わかってほしいことを声に出していく。
相手に伝える、という意識を持っていけば
おのずと声のトーンや口調、声の大きさも変わっていきます。
まずはその気持ちが大事。
そういう気持ちで話した時はちゃんと相手に伝わるような話し方が出来ています。
実は日常生活の中でよくやっていることでもあるのです。
でも、いざ配信となると出来なくなってしまう。
それはなぜか？
それは『無意識にやっていること』だから。
無意識にやっていることなので、勝手に出来るんですね。
これを意識的にするとなると、難しい！
その意識付けの一つが
「マイクに向けて話すのではなく、２～３メートル先に向けて声を出す」
ということなのです。
そのため、
『２～３メートル先に向けて声を出す』
と意識したことで声のノリが良くなりますが
意識していないとそうはなりません。
この距離を感じて声を発している行為。
実は日常生活の中ではちゃんと使い分けていることなのです。
普段は出来るのにマイク前だと出来なくなるワケは？
なぜ日常生活では当たり前のように出来ているのに、
マイク前だと出来なくなるのでしょうか？
それは「意識してやることが難しいから」です。
例えば、近くにいる人に声をかけるのと
遠くにいる人に声をかけるのとでは、声の出し方をちゃんと変えているのです。
遠くの人に声をかけるのであれば、
その距離を無意識のうちに感じて相手に届くような声を出します。
近い人と同じ声の出し方では聞こえませんよね。
というように普段は全く問題なく距離を感じてやっていることなのですが、
これがいざマイクで話す！となると途端に出来なくなります。
さきほどの距離感で言うと、
普段はちゃんとそこに人がいて声を届ける相手がいますが、
マイクに向かって話している時は見えないですよね。
だから、目標物（２～３メートル先に向けて声を出す）を決める必要があるのです。
どこに向けて話すのかわからない状態でやっていると
全くちぐはぐな距離感、話し方になってしまうのです。
意識的に演じ分けできる技術こそが声優
この距離感をしっかりと感じて『意識的に演じ分けできるのが声優』です。
でも、あざとくやってしまえばそれは違うし、
いかに自然な演技が出来るかが大事。
たとえあなたが声優を目指しているわけでなくても、
この距離感を意識的に操れるようになれば、
相手にちゃんと届く声を無意識の状態で出来るようになります。
人前で話すこと、例えば講演やセミナーでこのスキルは大活躍することでしょう。
演技は日常生活のワンシーンを切り取りしたようなもので、
日常生活の行動ひとつひとつがどんな動きをしているのか？
どういう気持ちになったのか？どう感情が動いたのか？
を覚えておき、それを演技の引き出しに入れておく。
いざそのシーンがやってきたら
演技の引き出しからその場面に近い気持ち、感情を呼び起こして表現していく。
そのためにはいろんな経験をしておく必要があるのです。
といった感じで、声優を目指す人でなくても、
これらを実践していくと少しずつ無意識に落とし込まれていくので
表現豊かな話し方、トークが出来るようになっていきます。
まとめ
まずは「伝えようとする気持ち」が大事。
普段は無意識にやっていることなので、実は自然に出来ている。
だが、マイクで録音するとなると途端に出来なくなる。
それは「意識してやることが難しいから」です。
その演じ分けを『意識的にできるのが声優』であり、
この技術は講演やセミナーで大活躍することでしょう。
日常生活の行動ひとつひとつから自分はどんな動きをしているのか？
その時、どんな気持ちだったか？どう思ったのかを覚えておくと良い。
そこから感情豊かな話し方が出来るようになります。
【第９回：スタエフラジオ配信】
以下で音声を聴くことが出来ます。