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田子にんにくができるまで
にんにくは1年間に1度しか収穫できず、収穫まで8か月間かかるとても手間暇かかる野菜です。そんな中、私たち農家の人は季節ごとに手入れを重ねにんにくをし大きくしていきます!
簡単に一年の流れ
10月上旬:植え付け・土かけ
10月中旬:芽が出る
10月下旬~11月:芽出し
1月~3月上旬 冬眠
3月下旬:新しい葉が出る
4月:間引き
5月:にんにく肥大時期
6月上旬:にんにくの茎取り
にんにく収穫祭
【6月20日前後から3日間ほど】
6月上旬 にんにくの茎取り(にんにくの芽)
6月末の収穫を直前に、にんにくの茎取りが今月の1日から始まりました。
にんにくの茎とは皆さんご存じの”にんにくの芽”です。にんにくの芽は花茎(かけい)のため先端に蕾み(つぼみ)が付いています。時期直前になると葉っぱの間から蕾と一緒にニョキっと真っ直ぐ生えてくるのが特徴です。
ですが、そのにんにくの芽は美味しく食べる事ができる反面、にんにく農家にとっては摘むのにとても手間暇がかかるものです。
なぜ摘むのか??
理由は、、、
この茎が根っこからの養分を沢山吸い取ってしまうからです。
にんにくの茎を放って置くとにんにくが大きく育たないのです。
にんにくの茎の摘み方
硬い所をつまんで折り曲げるだけでぽっきり取れます!!
折った茎の断面には水分が見えますね
あとはこの単純作業を繰り返し行います。
単純作業ですが終始中腰で行う為腰がとっても痛くなります、、、
ですが諦めずにとても大事な作業なので欠かさずにやっていきます!!
今日の気温は30度!熱くなってきた、、、
この写真は作業途中に休みっこしてるおじぃと愛犬コロ助。
休み中、おじぃはコロ助に人間のエサをよく与えますが、おじぃは何度言っても聞かないのでこういう時はそっと放って置きましょう。
にんにくの芽の栄養と食べ方
にんにくの芽と鶏むね肉の中華炒め
栄養価
にんにくの芽は緑黄色野菜です。緑黄色野菜とはβ−カロテン(ビタミンA)を豊富に含む野菜のことを言います。つまり、にんにくの芽にはビタミンAが多く含まれていることになります。また、ビタミンCも比較的多いです。球にんにく(いわゆるにんにく)はビタミンB1、ビタミンB6が多いので、同じにんにくでもにんにくの芽(茎にんにく)と球にんにくでは栄養価がかなり違うようです。
■にんにくの芽(茎にんにく)/花茎、生(可食部100g)の栄養素
炭水化物 10.6g
カリウム 160mg
β−カロテン当量 710μg
葉酸 120μg
ビタミンC 45mg
食物繊維 3.8g
※日本食品標準成分表2015年版より
食べ方のおすすめ
ビタミンAは脂溶性の栄養素であるため、油と一緒に食べることで効率よく栄養素を吸収できます。ですので、炒め物などが適していると思います!
にんにくっぽい香りはしますが、にんにくほどキツくなく、ものによっては甘味もありますのでザクザク切ってお肉などと炒めて食べていただくのが
にんにくの芽(茎にんにく)の風味を一番よく味わえ、栄養素を効率よく吸収できる食べ方になるでしょう!!
オススメ! にんにくの芽の味噌漬け
にんにくの芽 200g
赤みそ 大さじ2
砂糖小さじ1と半分
醤油小さじ1
ジップロックに入れて揉みこんで寝かすだけ!
引用 レシピ
最高のつまみの完成です