変わりたいと彷徨う人へ
『変わりたい』
そう思っていたあの頃
私は何になりたかったのかな?
周りには幸せそうなトモダチ。
楽しそうな同僚。
みすぼらしい私。
そんなふうに感じていた。
頑張っていた。
そんな自分から変わろうと。
でも本当は逃げていただけ。
そんな自分から。
自分ではない、何者か、
違うものになろうとしていた時ほど苦しかった。
自分ではない、どこかへ…
迷って、迷って、彷徨って。
どこまで歩いていったのかな。
最初はそんな自分にすら
気がつかなかったけど。
でも、結局行き着いたのは
自分自身に帰ってくることだった。
自分に帰ったら、
私の世界は自然と変化してきた。
協力してくれる仲間。
いつだって連絡をしたら、話に付き合ってくれる悪友。
楽しく仕事ができる同僚。
暮らしたかった場所。
やりたかったこと。
表現したかったこと。
そして、幸せや喜びを感じられる私。
頑張らなくてよかったんだって。
でも頑張っていた私にも感謝はできている。
私は帰ってきた。
私自身に。私が本当に帰るべきところに。
「変わりたい」って
彷徨い歩いている人へ。
あなたの帰るところは、もうそこにあるから。
もう帰る時間だよ。