長崎のお気に入りフレンチ
長崎の本石灰町にある、予約が取れないフレンチにやってきた。
コロナの関係で、たまたま予約ができたが、普段の予約は1ヶ月先まで埋まっている。
私はもともと美味しい物が大好きで、
でも特に、ヨーロッパに留学してからは、イタリアン、フレンチなど、洋食の虜になってしまっている。
本当に美味しかったので、ここに忘備録として残しておく。
前菜。
左から、五島で取れたイサキをオリーブオイルと塩につけておき、バジルとアンチョビのペーストと、紫玉ねぎ、セルフィーユ、ライムの皮をトッピング。
中にはアンチョビ、ニンニク、マヨネーズ、ブラックペッパーで味付けしたキャベツのマリネが入っている。
五島で採れた魚は格別。絶品だった。
真ん中はキャロットラペ。
フランスの家庭のお惣菜。
私もよく作るけど、やっぱりプロが作るのは美味しい。
右は、鴨肉。
レッドキャベツのスプラウトとブラックペッパー、岩塩をトッピングしていて、手前にはバルサミコソース。
次はスープ。
旬のとうもろこしを使ったポタージュ。
動物性のものは一切使わずに、野菜の芯とかの旨味だけでスープをとっているからえぐみが一切無かった。
粒状のとうもろこしも入っていて、食感も楽しめた。
一緒に出てきたパンは2種類で、
赤ワインとラズベリーのパン、くるみのパン。
くるみのパンは、塩とオリーブオイルでいただいた。格別。
次は魚料理。
鯛。
あさりでとった出汁と一緒に。
皮と身の間にプルプルの旨味がしっかりあって、とろける美味しさだった。
椎茸と、龍の髭っていう野菜が乗ってて、この野菜は珍しくて1年に1ヶ月しか出回らないんだって。
初めて食べた。美味しかった〜
これがメイン料理。
豚のバラ肉を7時間も煮込んだコンフィ。
付け合わせはマッシュポテトと、ビーツ、トマト、大根とハラペーニョのマリネで作ったソースと、モロッコインゲンと、仕上げに山椒。
このソースが本当に美味しくて、ソースってこうやって作れるな、確かにって思った。
なんか、個人的にソースは液体ってイメージがあるけど、一度こういうのに出会ってしまえば想像が広がるなぁ
インゲンも本当に美味しくて、全部を一緒にいただくと、最高のコンビネーションだった、、、
山椒も本当に最高。いいアクセントだ
これがデザート。
アールグレイのグラニテ(かき氷みたいな)に、桃のコンポート、ココナッツミルク、ココナッツアイスクリーム。
口の中に入れると、まるでピーチティーを飲んでいるかのような味わい。
個人的に、ココナッツが本当に好きなので、たまらない一品だった。
食後にはエスプレッソを。
最近、コーヒーが苦手だったから、ミルクをもらって。
黒糖も出してくださって、ミルクと混ぜたら本当に美味しかった。
終始感動したフレンチのランチコースだった。
1人3000円で、ランチにしては高いかもしれないけど、本当にいく価値があるお店だった。
飲み会1回我慢して、このコースが食べられるなら、私は圧倒的にこっちがいいなぁ、、、
ここの常連さんは、同じものをほとんど食べたことがないらしい。
この店にはメニューがなく、毎回違う物が出てくるんだって。
旬のものを使っているから、春夏秋冬、一年に4回ぐらい来てみたい。
シェフの田中さん、ごちそうさまでした。
また来ます。