激アツ・育ちあう勉強会 no2
垂水さんの「育ちあう勉強会」は今回2回目の開催。
1回目の学びについては、ここの記事に書いている。
今回も、学びがたくさん。
3時間なんてあっという間で、むしろ時間が足りなかったぐらい。
前回も言ったが、この講座が無料だなんて、本当に信じられない。
今回の学びはこんな感じ。
発達とは何か?
垂水さんの考える「発達」の定義はこう。
視点取得能力の高まり
↓
自己中心性の減少
↓
論点化する範囲の拡大
毎回思うのが、垂水さんの定義って本当にすごい、ってこと。
前回は「成長」、今回は「発達」。
どちらも抽象的で、大きい意味を持つ言葉だからこそ、説明が難しい。
こういう言葉の定義を、人にちゃんと納得させられる形で言語化し、説明できる大人ってどれぐらいいるのだろう?
シンプルに毎回感動する。
さて、「発達」とは上記に書いたように定義されるのだが、
これには段階がある。
この段階はいくつもあるのだが、今日はとりあえずその中で主要な3つについて説明する。
1、他者依存段階
2、自己主導段階
3、相対主義的段階
1、他者依存段階
・価値観・判断基準を他者に依存する
・所属集団への順応を重視する
・所属の欲求を満たすのが安定の鍵
・相手の気持ちを察することに長ける
・周囲の考え方から抜け出せない
こういった特徴を持つ「他者依存段階」だが、
物心ついた頃から中学校前半ぐらいまでの自分はこの段階に中心的にいたんだろうなぁって思う。
小学3年性の時、親の仕事で田舎の小学校から市内の大きい学校へ転校したとき、運動神経が男子に劣らず、勉強も普通にできていた私は、そこで「出る杭は打たれる」体験をしたからだ。
それ以来、「人に嫌われないように」「みんなに合わせればいい」
って、心のどこかで思いながら生活していた。
2、自己主導段階
・価値観・判断基準を自己内に構築する
・他者を競争関係に置き、比較の上で間接的に自己定義をする
・上記理由により向学心が動機付けられる。成長意欲が極めて高い
・結果として企業社会で有能さを発揮する
・自己の規範が強固になりすぎて独善になる
中学校〜大学2年までの私がこんな感じだ。
他者依存段階にいた時から、この自分は実はずっと心のどこかにいた。
「人と同じことはしたくない」とか、自分のこだわりが強かった。
それが抑えられなくなって出てきたのだろう。
当時は正直、いろんなことを器用にこなせたし、自分のことを優れていると思っていた。
他人を競争関係に置き、比較していたが、それは表に出さなかった。「嫌われたくない」思いは自分の中で、完全には消えずにいたからだろう。
ただの「プライドの塊」だった。
ただ、現在も、この段階にいないわけではない。
「価値観・判断基準を自己内に構築する」という点は今でもまさにそうだ。
だが、現在の自分に当てはまらないのは、
「他人と比較を一切しなくなった」点。
この段階にいたのは大学2年までと表記しているのは、「自分のプライドを捨てたきっかけ」があったから。
インドネシアに短期留学した際、自分とは比べ物にならないぐらい優秀な人たちとプログラムを共にし、初めて自分の大したことのなさを突きつけられ、できないことを口にし、助けを求める経験をしたのだ。
今までこんな経験はなく、初めてで、「井の中の蛙」だった自分に気づいた大事なきっかけだった。
3、相対主義的段階
・自己の価値観・判断基準を内省・再構築する
・他者の価値観を尊重し、積極的に知ろうとする
・自分が選択すべき価値観や人生の意味づけを喪失
・上記理由により、恒常的な精神的な混乱が生じ、場合によってはニヒリズムに陥る
・価値観の相対化が進み、他者をありのままに受容する人格の器が形成される
・自己の準拠枠にとらわれない他者理解が可能になる
これを聞いた時、ビビビってきた。
「相対主義」
ヨーロッパでの長期留学を経て、自分が今まさに持っている価値観な気がする。
・自分らしく生きるようになってから、他人と比べることがなくなった
・自分は自分だし、人は人で「とにかく人それぞれ」
・対抗心を持ってくる人に対して苦手意識→同じとこじゃなくて、人は違うんだからそれぞれ得意なことして、そこを伸ばせばいいじゃん!
・ネガティブになったりするのも、人と自分を比べてしまうからじゃない?
・みんな自分のオリジナルを追求したらどうか?
私の脳内こんな感じ。
だから、私は人生かけて、「自分らしく生きる人を増やしたい」って思っている。
これらの段階について、「どれが素晴らしい」といったことはない。
すべての人に、すべての段階の視点があって、
違いが濃度の濃さとして現れるだけ。
この説明、腹落ちしまくったぐらい納得できた。
自分を知り、効果的に扱えるようにする
私のエゴグラムの結果を見ると、
「活発力」が異様に高く、「協同力」が低い。
活発力
ポジティブ視点:好奇心・積極性・創造性に富み、他者との交流に長け、人を楽しませるユーモアセンスがある。
ネガティブ視点:自由すぎると、他者への配慮を欠くことがある。
この活発力が暴走してしまうと、「移り気」と言って、
・目の前のことに忍耐強く取り組めず、アイデアが発散してしまう。
・気分が落ち着かず、周囲を振り回して物事を進められなくなる。
といった事態が発生してしまう。
協同力
ポジティブ視点:他者に惑わされず、自立性があり自分を出せる。個性が強い。
ネガティブ視点:非協調的・融通が効かない。頑固・意地っ張り。
以上から、
・好きなことを色々やる
・気を使わず、自由にやりたい
こんな感じの性格がまさに診断結果として出ている。
自分の性格は簡単には変えられない。
だったら、自分をとことん知って、「効果的に扱えるようにする」方が、効率的であり、自分にも、自分の周りにいる人にとっても、最善策な気がしている。
自分は自分のことをよくわかっていないのは確かだけど、
自分以上に自分のことをわかっている人もいないだろう。
自分のことをちゃんとわかれば、
何かよくない方に自分が出てしまっているときにうまく対処できたり、こういう場面ではこうしたらいいとか、今の自分に足りないものがわかり、それと同時に改善策もわかるから
自分をうまくコントロールできるようになると思う。
だから就活において自己分析って大事なんだろう。
でもこの自己分析って、就活の時だけすればいいんじゃなく、
就活と同時に終わるわけじゃないって最近思った。
就活と同時に始まるんだ。
キャリア、どんな家庭を築いていくか、
どう生きていきたいか、
こんな、すべてのことを考える上でずっと必要なはず。
考えなくても生きていけるけど、考えて動いた方がきつくて、楽しくて、しあわせで、濃い人生になる気がする。
貢献すること
自分の仕事に我を忘れて、
完全に没頭できる人が、
もっとも幸福である。
そう、キラキラしてる大人って、仕事を本当に楽しんでいる。
私が想像してた社会人とは違う。
全力で仕事やってるし、その姿が楽しそう。
もちろんずっとそんなわけじゃなくて、辛いことだって死ぬほどあるだろうけど、
でも、後から振り返った時には笑って話せるようなエピソードに変えてしまっている。
仕事の先には誰かの幸せがある。
誰かを不幸にし続ける仕事なんて、あっても続かない。
つまり、仕事に完全に没頭できるということは、誰かを全力で幸せにしようとしていることなんだろう。
かっこ良すぎないか、、、
と、書きながら思った。
この勉強会は本当にすごい。
ここでどれだけの人が自分と向き合って、変化できたんだろう。
垂水さんも、この勉強会を開くのにたくさんの準備、運営の面で大変なこともあっただろうに、話しているとき、楽しそうにしていた。
この勉強会に参加されてる社会人の方はそういう人が多い。
こういう人たちには、やはりこういう人が集まるのかな。
だったらこの輪をでっかくして、
キラキラ楽しんで仕事してる社会人だらけの国になったらめっちゃ面白いはず!(笑)
私も社会人になったら、仕事を楽しめるように、
没頭して誰かを全力で幸せにできるように、
そんな自分の姿で、周りから巻き込んでいって、また誰かがそうなってくれて、輪が広がるのに加勢できるように
中谷優希、頑張ります!🔥
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