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《盈月録》四字熟語タイトルその意味まとめ壱






皆さま。「Fateシリーズ」の新作ゲーム『サムライレムナント』楽しんでおりますでしょうか。
此度は盈月の儀に翻弄され弄ばれるマスターとサーヴァントたちの過去が垣間見る"盈月録"のタイトルに書かれている四字熟語。
その意味を調べこちらにまとめ置いときます。





【屍山血河──しざんけつが】

 屍(しかばね)が、るいるいと重なり合い、血が河のように流れるという意味から、激戦があったことのたとえ。 また、激しい戦闘のあったあとのようすをいう語。


備考:ゲーム起動時に老人が旅人に語った昔話。
誰も手に負えないような蛮族がたった一人の通りすがりに虐殺された事件の話。
生き残った者は誰一人といなかったという港はさぞ、血なまぐさい光景だったのでしょうね。





【五輪之塔──ごしんのしょ】

四字熟語ではない。
実在する身分の高い人のためのお墓。
インドの五大思想をもとに作られている五輪塔ですが、地面に近い方から地・水・火・風・空を表しています。
地・水・火・風・空は宇宙の構成要素を象る五輪塔に納骨することで、故人が極楽浄土に往生するという意味が込められているのです。



備考:サムライレムナントの世界での男武蔵が伊織とカヤに聞かせていた話。
内容自体は、武蔵が伊織を引き取った理由でしたが、武蔵の教えである『五輪書(ごりんのしょ)』の元ネタだと思われます。






【形影相弔──けいえいそうちょう】

頼るべき人がいず、孤独でさびしいさま。また、だれもたずねて来ないのでさびしいさま。
寄り添って離れないもののたとえ。

「弔」は、慰めること、あわれむこと。だれも慰めてくれる者がいないので、自分のからだとその影で互いに慰め合うしかないという意から。



備考:セイバーの過去の記憶。
        ──父の命により兄を■した際の記録。
       なんていうか……寂しいですね。





【橋軍孤進──きょうぐんこしん】

誰からの助けもなく、孤立した状態で進軍すること。
または、誰からも助けられることなく、一人で事に当たること。
「僑軍」は別の土地からやってきた軍隊、遠征軍のこと。



備考:■■兄弟を討ちに橋軍した際の記憶。
       このときの功績を称えられ英雄となったセイバーでしたが……。
      そうゆう背景が四字熟語に込められているようです。





【寒天慈雨──かんてんじう】

ひでり続きに待ち望んでいた雨が降るという意味から、転じて、待ち望んでいたことがかなうこと。
または困ったときに助けに恵まれることをたとえ。

「旱」は、ひでりの意味。
「慈」は、いつくしみ、めぐみの意味。
「干天慈雨」とも書く。



備考:征服の旅だったと自信の過去を語るセイバー。
       彼の旅路は常に孤独なものでした。ですがそんな彼にも一人だけ心を許せる人が……。それがタイトルの四字熟語の意味となっているようですね。
       その方は、海神(わだつみ)との戦で亡くなりましたけど……。






過去が垣間見ることのできる盈月録。
浮世絵で描かれる絵巻物はいいですけど、内容がかなりえっぐい。セイバーが本当に孤独だったんだな。……ということが伝わってきますね。

あと、セイバーの正体におおよその察しがついちまう。女神転生・ペルソナやっててよかったー!

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